Ultraleapは、ハンドトラッキング用デバイス「Leap Motion Controller 2」を発表しました。PCやVR/ARデバイスと接続することで、手の動きを認識し、操作することができるコントローラーデバイスです。
初代「Leap Motion Controller」は2012年に発売。ソフトウェアのバージョンアップを繰り返したり、VR/ARデバイスへの組み込みモジュールなどが発売されながらも、製品版デバイスは11年ぶりの登場となります。
初代デバイスを開発・展開していたLeap Motion社は、小型でシンプルなデバイスと独自のアルゴリズムをベースとした高性能なハンドトラッキング技術を提供し、開発者からも根強い人気を集めていました。HoloLensやMeta Questなど各種VR/ARデバイスにハンドトラッキングが搭載され始め、基盤技術のニーズが高まる中でも、Apple等の買収提案を断るなど独自路線を歩むも、2019年にイギリスのUltrahaptics社と経営統合し、Ultraleapとして再出発していました。
「Leap Motion Controller 2」は、初代よりも30%軽量化、トラッキング範囲が広がり、電力消費量が25%削減しているとのこと。同コントローラーシリーズにとって第5世代となるソフトウェア「Gemini」(2021年リリース)に対応しています。
コラボレーションパートナーには、Varjo、Pico、Lenovoなど各種VR/ARデバイスメーカーが名を連ねています。
「Leap Motion Controller 2」は2023年夏に発売予定。米国では公式ストアにて139ドル(約19,600円)で予約受付を開始しています。日本での販売については記事執筆時点では情報がありません。
Leap Motion Contoroller 2スペック
消費電力 |
5VDC via USB, 500 mA |
接続方式 |
USB type C |
トラッキング範囲と画角 |
距離:10 cm (4”) to 110 cm (43”) |
カメラフレームレート |
最大115 fps |
Operating wavelength |
850 nm |
対応OS |
Windows, macOS, and Android XR2 |
サイズ |
84 mm x 20 mm x 12 mm |
重量 |
29g |
(参考)Ultraleap公式