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業界動向 2023.06.01

11年ぶりの新型 ハンドトラッキング用デバイス「Leap Motion Controller 2」が発表

Ultraleapは、ハンドトラッキング用デバイス「Leap Motion Controller 2」を発表しました。PCやVR/ARデバイスと接続することで、手の動きを認識し、操作することができるコントローラーデバイスです。

初代「Leap Motion Controller」は2012年に発売。ソフトウェアのバージョンアップを繰り返したり、VR/ARデバイスへの組み込みモジュールなどが発売されながらも、製品版デバイスは11年ぶりの登場となります。

初代デバイスを開発・展開していたLeap Motion社は、小型でシンプルなデバイスと独自のアルゴリズムをベースとした高性能なハンドトラッキング技術を提供し、開発者からも根強い人気を集めていました。HoloLensやMeta Questなど各種VR/ARデバイスにハンドトラッキングが搭載され始め、基盤技術のニーズが高まる中でも、Apple等の買収提案を断るなど独自路線を歩むも、2019年にイギリスのUltrahaptics社と経営統合し、Ultraleapとして再出発していました。

「Leap Motion Controller 2」は、初代よりも30%軽量化、トラッキング範囲が広がり、電力消費量が25%削減しているとのこと。同コントローラーシリーズにとって第5世代となるソフトウェア「Gemini」(2021年リリース)に対応しています。

コラボレーションパートナーには、Varjo、Pico、Lenovoなど各種VR/ARデバイスメーカーが名を連ねています。

「Leap Motion Controller 2」は2023年夏に発売予定。米国では公式ストアにて139ドル(約19,600円)で予約受付を開始しています。日本での販売については記事執筆時点では情報がありません。

Leap Motion Contoroller 2スペック

消費電力

5VDC via USB, 500 mA

接続方式

USB type C

トラッキング範囲と画角

距離:10 cm (4”) to 110 cm (43”)
画角:160° x 160° field of view

カメラフレームレート

最大115 fps

Operating wavelength

850 nm

対応OS

Windows, macOS, and Android XR2

サイズ

84 mm x 20 mm x 12 mm

重量

29g

(参考)Ultraleap公式


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