鳥取県倉吉市をメタバース化した「バーチャル倉吉」のプレオープン版(アルファ版)が、VRChat上で公開されました。
倉吉市は観光地として多くの人が訪れる歴史ある街で、”白壁土蔵の街”として知られています。今回、「くらしよし倉吉プロジェクト」におけるバーチャル倉吉事業の一環として、株式会社Moguraが鳥取県倉吉市・小田急電鉄株式会社と協力して開発しました。
今回発表されたワールドでは、倉吉市の街並みや観光地、名産品を3D再現しており「倉吉がどういった魅力のある街なのか」を、バーチャルで体感しながら学べます。各スポットには解説なども添えられており、倉吉の歴史を学べるのもポイントです。
倉吉の名スポットにして、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「白壁土蔵群」をイメージした景色を見られます。流れる川の水流音も現地の音を収録し、ワールド上で聞こえるよう調整されています。
また、「日本一美しい廃線跡」とも称される「旧国鉄倉吉線 泰久寺駅跡」の一部を、現地でスキャンした3Dオブジェクトも公開。現地の線路の様子をバーチャルで見られます。
大正時代の蔵を改装し、今でも残る「赤瓦一号館」をはじめ、倉吉市に現存する最古の町家建物「倉吉淀屋」、2025年春にオープンする「鳥取県立博物館」も登場。倉吉の過去、現在、未来を同時に見られるワールドとなっています。
なお、この「バーチャル倉吉」は、XR体験施設「NEUU」や「鳥取県立美術館開館 500 日前イベント」でも事前に展示されました。倉吉市長・広田一恭氏にも体験しており、「再現性の高さに驚いた。興味をお持ちいただいて、実際にお越しになっていただければ」とコメントしています。
本オープン版の公開は、2024年2月以降の予定です。
「バーチャル倉吉」ワールド情報
ワールド紹介・入場方法情報ページ | https://virtual-kurayoshi.jp/ |
VRChatページ | https://vrchat.com/home/world/wrld_3a4500cd-6eee-4ccd-9acc-2577e69a6745 (PCまたはMeta Questにて入場可能) |
(参考)プレスリリース