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AR/MR 2018.09.16

その荷物、預けないとダメ?航空会社アプリに手荷物のサイズをARで確認

飛行機で旅行する時、空港でしばしば起きる「手荷物を預けなければいけないのだろうか」という疑問。機内持ち込み可能なサイズが航空会社ごとに微妙に異なる場合もあり、確認したり、カウンターでサイズ外であることを指摘されストレスに感じることもあるでしょう。

KLMオランダ航空はこの不便さを解消するために、同社が提供するアプリ「KLM」に新たにARを使った機能を追加しました。ARのスーツケースと自分の手荷物を重ね合わせ、持込可能なサイズか確認できるというものです。

ARスーツケースと重ねてサイズ確認

アプリはアップルのARプラットフォームARKitをベースとしており、現在iOS向けにのみ配信されています。スマートフォンやタブレットの画面には、持込可能サイズと同じ大きさのARスーツケースが登場。この画像と自分の手荷物を重ねると、機内持込出来るのか、預けなければならないのかが判断できます。

KLMは公式声明の中で、「ARを活かすことで、KLMはデジタルサービスの次の一歩を踏み出します」と発表しています。

現在は100%保証できず

この新機能の注意点としては、まだ実験的な試みとのことで100%サイズが合っているかを保証するものではない、と免責事項がついています。ARスーツケースと実際の物を重ねた際に若干サイズのズレが生じ、アプリで持込可能と判断されてもカウンターで断られるケースがあるようです。

現時点ではまだ不完全なものですが、技術が進めばAR機能も改善され、確実な判断が可能になると確信しています。KLMのアプリはすでに何百万回もダウンロードされ、アクティブユーザーは1万人以上いるとされています。同社は今後も顧客のニーズを第一とし、イノベーションを続けていく方針です。

アプリのダウンロードはこちらから。

この他航空機器メーカーのエアバスからは、VR/ARを活用して機内や目的地の様子を確認できるアプリがリリースされています。

(参考)VRScout
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