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話題 2023.07.24

国立科学博物館によるバーチャル限定の展示企画「電子楽器の創造展」が開催 電子楽器の歴史やYMOを特集

7月28日(金)〜8月31日(木)まで、国立科学博物館のバーチャル展示室にて、企画展「電子楽器の創造展」が開催されます。

本展は、歴史的な電子楽器を精密な3Dモデルと音源から紹介する企画です。PCやスマートフォン、VRヘッドセットで体験可能です。

展示は、有料・無料展示を含めた4つの章で構成されています。エントランスでは、本展の開催趣旨や閲覧のための操作方法を確認でき、各章へ好きな順序でアクセスできます。

「第1章 電子楽器のショーケース」(無料)では、歴史的な電子楽器の3D資料を見ながら、日本が電子楽器業界の系譜において果たしてきた役割を、時代や機能といったテーマに沿って、サウンドとともに体験できます。

「第2章 電子楽器の偉人たち」(有料)では、電子楽器にまつわる3人の偉人、梯郁太郎氏、冨田勲氏、テルミン氏について、その足跡を、関連する資料や動画等で紹介。梯郁太郎氏、竹内正実氏(テルミン奏者)のアバターが偉人達の半生を解説します。

「第3章 What’s MIDI」(有料)では、梯郁太郎氏が策定に貢献したMIDI(Musical Instrument Digital Interface)が、音楽産業や音楽の歴史に対して、これまで果たしてきた役割、そして未来への展望を紹介します。MIDIに関する動画や、梯郁太郎氏のアバターによる司会進行で進むクイズなどから学ぶコンテンツです。

「第4章 YMOステージの楽器たち」(有料)では、日本の電子音楽の歴史の中で重要な役割を果たした音楽グループ「YMO (YELLOW MAGIC ORCHESTRA)」の電子楽器セッティングを紹介します。バーチャル空間上に再現された1980年代のワールドツアー時の楽器3Dモデルを松武秀樹氏アバターが解説。写真スライドショー、松武秀樹氏と牛尾憲輔氏による特別対談動画からもYMOの音楽と楽器たちに迫ります。

また、1980年の武道館ライブでも演奏されたRYDEEN、COSMIC SURFIN’、THOUSAND KNIVESの3曲を再収録し、ここでしか聞けない貴重なカバー曲をお届けするとのこと。

なお、会期中スペシャルイベントとして、第1章に展示されている資料について、電子楽器の専門家がバーチャル空間にアバターとして登場して解説する、少人数のガイドツアー(1回12人程度参加)を実施。講師は、「DTMステーション」を運営されている藤本健氏と、 キーボードマガジン等、音楽雑誌の連載等で活躍中の坂上暢氏です。

イベント概要

主催 独立行政法人国立科学博物館、公益財団法人かけはし芸術文化振興財団
会期 令和5年7月28日(金)~8月31日(木)
料金 観覧:2,500円(税込)、専門家バーチャルガイド参加:1,000円(税込・各回)
監修 北口二朗(元国立科学博物館主任調査員)
公式サイト・チケット購入 https://www.kahaku.go.jp/3dmuseum/EMI-VR/

(参考)プレスリリース


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