ファストファッションブランドのH&Mは、最新のファッションショーでARを活用したイベントを行いました。MRデバイスのMagic Leap、イタリアのファッションブランドMoschino(モスキーノ)、及びスウェーデンのAR/VRコンテンツ企業Warpin Mediaと共同で、8分間のバーチャルなコレクションを提供。これまでにない世界へファン達をいざないました。
アイテムに”触れる”体験も
今回のコンテンツは、H&MとMoschinoのコラボコレクションに合わせて作成されました。15台のヘッドセットが用意され、観客は通常のランウェイでのショーに続きARの世界を体験しました。空間に配置されたアクセサリーに”触れる”ことができたり、コレクションに関連する映像を見たりすることができます。
将来的なAR活用を検討
当初H&Mにとって、ARを使ったファッションショーは単に商品を生き生きと紹介するためのツールにすぎなかったようです。しかしこのショーの成功を受けて、同社は将来的にもAR技術をビジネスモデルに組み込んでいくことを検討しています。
H&MのAnna Tillberg Pantzar氏は、「今回の取組からは、未来の姿を垣間見ることができました。我々はバーチャルの世界を取り入れ、生き生きとした体験を作り出していきたいです」と話しています。
ARショー体験は来場した700名の観客しか体験できませんでしたが、一部がYouTubeにて公開されています。
ブランドイメージを伝えるためのVR/AR/MR活用事例は、他にも下記の記事で紹介しています。
(参考)VRScout
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