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VRChat 2022.08.31

「想定外の人生が手に入ったみたい」――VRChatへ飛び込んだ広瀬香美にインタビュー

「ロマンスの神様」などで著名なシンガーソングライターの広瀬香美さんはいま、メタバースに夢中です。7月にVRヘッドセット「Meta Quest 2」を購入し、そのままの勢いで「VRChat」へ上陸。そしてVRイベント「バーチャルマーケット2022 Summer」へ出展を果たし、怒涛の勢いでメタバースに飛び込んでいます。


(「VRChat」での広瀬香美さん。アバターの通称は「広瀬香美2号」)

MoguLive編集部は今回、広瀬香美さんご本人に「VRChat」上でインタビューを実施。なぜ、そこまでのスピードでメタバースに飛び込もうと思ったか、そして飛び込んだ先でなにを感じたのか、お話を聞きました。

――「VRChat」を実際に始めてみて、どのようなところが魅力的だと感じましたか?

広瀬香美(以下、広瀬):
実生活では見えないものや、体感できないものに触れられることはもちろん、新しい友だちとの出会いがあること、そしてあまり会えない人たち――たとえば海外にいる人にも瞬時に出会えることです。想定外の人生が手に入ったみたいで、そこが魅力的だなと感じます。

――広瀬さんと「VRChat」の最初の接点は、キノピオProさんが投稿した「ロマンスの神様」のフェイスダンス動画だと思います。なぜあの動画をきっかけに、「メタバース始めてみたい!」と思われたのでしょうか?

広瀬:
Twitterで流れてきたキノピオProさんの動画にTwitterで反応したら、わたしのお友達から「VRChatってすごいんだよ!」「知らなかったの? 今度いっしょに行こうよ!」って誘ってもらったんですよ。わたし、知らない世界があると悔しいので、見に行かないわけにいかないんですよね(笑)。そこから「連れてって! どうしたらいいの?」というところから始まりました。

――広瀬さんは先日、一人で「VRChat」に入り、いろいろな人と現地で出会ったという話を聞きました。多くの人と交流されたと思うのですが、その時の感想をお聞きしてもいいでしょうか?

広瀬:
みなさんとても親切でびっくりしました! わたしのようなビギナーをどう扱ってくれるのだろうと思ってたのですが、本当にやさしくて驚きました。もちろん、こうしてやさしくしてくれる場所ばかりではないと思うんですが、これから始める人にとっては最初が肝心です。おかげでこの場所がもっと好きになりました!

――13年前に広瀬香美さんが飛び込んだTwitterと比べて、「VRChat」はどのような場所だと感じますか?

広瀬:
「VRChat」は、Twitterの世界がそのまま映像になったような印象です。Twitterでは当時から、一言ぶつやけばいろいろな人が答えを教えてくれましたが、「VRChat」でもVR初心者のわたしに、いろいろな方が親切に情報を教えてくれます。「友達のあたたかさ」は、Twitterをはじめた当時と変わらないと感じました。

――まだメタバースに触れたことのないご友人や広瀬さんのファンに、「VRChat」をどのようにオススメしますか?

広瀬:
「会いたい人と瞬時に同じ世界で楽しめるよ。ゲームとはぜんぜんちがうよ!」とオススメすると思います。遠くにいるお友達や家族と「ちょっとあそこで会わない?」と「VRChat」で待ち合わせして遊んでいると、心が通うんですよね。体を動かせばアバターもその通りに動くので、まるで身近にいるかのようなあたたかさを感じます。そういったところをオススメしたいですね。

――今後メタバースでやってみたいことはありますか?

広瀬:
やりたいことがいっぱいあるんですよ! まず、ファンの方といっぱい遊びたいです。それから、新しいアバターで、いろいろな場所に行ってみたいですね。

わたしのVRのお友達たちはDJとか、パラパラダンスのクラブで楽しんでいるみたいなので、ぜひ行ってみたいと思ってます。その時は、この姿(※「広瀬香美2号」)でもいいですけど、ちがう姿にもなれる場所だから、せっかくなので新しいアバターにもなってみたいです。みなさんが楽しんでいる場所に行ってみて、いっしょに楽しんでみたいですね!

――ありがとうございました! ぜひ今度いっしょに「VRChat」で遊びましょう!


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