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AR/MR 2018.09.28

表情認識で「友達の顔をハックする」ARアプリ登場

iPhoneX以降で利用可能なARアプリ「アニ文字」では、動物などのキャラクターの顔をユーザーの表情を反映してリアルタイムで動かしたり、スタンプを作成したりできます。これを現実の人間の顔でやってみようと考えたPancho Nonchalant LLCは、他の人の顔を使ってユーザー自身の声と表情を反映できるアプリ「Flesh Mesh」を米App Storeでリリースしました(2018年9月26日現在では日本未発売)。

他の人の顔を使って遊べるARアプリ

Flesh Mesh」は「アニ文字」と同様に、iPhone Xなどに搭載されている「TrueDepthカメラ」を使用するアプリです。カメラで他の人の顔をスキャンするとバーチャルなマスクを生成、スキャンした人の顔を使いリアルタイムで表情を変えることができます。動画撮影機能も搭載されています。

口の動きや目の動きは再現されているものの、頭の動きには連動していないため、バーチャルマスクの顔はどんなリアクションをしても同位置にとどまったままになります。「とても自然な動き」というわけではありませんが、興味深いアプリです。

自分の顔を面白く加工もできる

「Flesh Mesh」では他の人の顔からバーチャルマスクを作成する機能のほかにも、ユーザー自身の顔をアニメ風に加工する機能も備えています。本アプリは無料で利用できます(3.99ドルを支払ってアップグレードした場合、画像内に自動的にはめ込まれるアプリのロゴマークを取り除くことができるとのこと)。

「Flesh Mesh」のリリースによって、「TrueDepthカメラ」を使った、様々なフェイスマスクのエフェクト機能の開発が広がっていくことが期待されています。

(参考)NEXT REALITY


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