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業界動向 2023.04.13

米ソニー、空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」発表。27インチで裸眼立体視が可能

4月4日、米ソニーエレクトロニクスは、法人向けの空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」(Spacial Reality Display2)を発表しました。「ELF-SR1」と比較して、ディスプレイサイズが27インチに大型化しています。米国・カナダで2023年5月に発売予定、希望小売価格は3年間の限定保証付きで5,000ドル(約65万円)を予定しています。

裸眼での立体映像・医療や設計、ゲーム開発などに

「ELF-SR2」は、裸眼で立体視が可能なディスプレイです。ソニー独自の視線認識センサーを採用し、閲覧者の顔の位置を検出、視聴者の視線をリアルタイムで認識し、左右の目に対して最適化した映像を表示します。

用途は主に法人向け。産業デザイン、医療、設計・建築、エンジニアリング、サイネージ、小売、ソフトウェア/アプリケーション開発、ゲーム開発、エンターテインメントでの使用を見込んでいます。

また、「ELF-SR2」UnityやUnreal Engineなどの主要なSDKに対応し、Open GL、DirectX11/12、Open XR(2023年後半に対応予定)での開発も可能です。また、今後新たに「Spatial Reality Display App Select」サイトを開設し、同ディスプレイに対応したアプリケーションや関連する事例、情報を簡単に検索できるようにする予定です。さらに同社の発表によると、ディスプレイ上で簡単に3Dプロジェクトを表示できる直感的な「Spatial Reality Display Playerアプリ」を今後提供していくとのこと。

(参考)Sony Electronicsソニーストア


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