中国のDPVR（大朋VR）は、新型のPC向けVRヘッドセット「E4」の新たな情報を公開しました。現時点で価格は告知されていませんが、11月30日（水）から予約受付が開始される予定です。
「E4」は4Kの液晶ディスプレイを搭載。リフレッシュレートは120Hzで、視野角は116度となっています。重量は280g。また、“可動デザイン”が採用されており、ヘッドセット前面をフリップして、上部に向かって持ち上げることができます。
このVRヘッドセットは、PCと接続して使用するシステムで、Meta Questのように単体では動作はしません。公式サイトでは以下の仕様が、PC側の必要スペックとされています。
| OS | Windows10か、それ以上のOS |
| CPU | Intel® Core™ i5, i7 or Intel® Xeon® E3-1240 V5 AMD Ryzen 5。これらの同等品か、それ以上のCPU |
| GPU | GeForce GTX 1080の同等品か、それ以上のGPU |
| メモリー | 8GBRAM以上 |
| ビデオ出力 | DisplayPort 1.3 |
「E4」のトラッキングはインサイドアウト方式で、デバイス本体とハンドコントローラーだけで、利用者の動きを認識します。ベースステーションを追加購入する必要はありません。公式サイトによると「SteamVR」に対応しており、 7,000作品以上のゲームを遊べるそうです。「Half-Life: Alyx」や「Beat Saber（ビートセイバー）」「VRカノジョ」などが、対応作品として例示されています。
「E4」は、軽さ（ヘッドセット部分のみ280g）と、PC向けのVRヘッドセットながら、インサイドアウト方式のトラッキングを採用した点が特長と言えるでしょう。“主流”となっている、Meta Quest 2の重量（503g/ヘッドバンド込み）と比べてもかなり軽く、長時間VRゲームを遊ぶ人に向けた製品と言えるかもしれません。正式な発売日の発表が、待たれるところです。
（参考）DPVR
