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あなたは「DPVR」を知っているか? 中国の“老舗”VR企業に迫る

「VR元年」と言われた2016年には、Oculus(現フェイスブック)やHTCそしてソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)といった企業がVRヘッドセットを発売しました。2020年現在も、特に日本や米国では、この“3大プレイヤー”が強い存在感を放っています。しかし、VRヘッドセットメーカーはこの3つの企業だけではありません――少なくとも、中国ではだいぶ違った姿を見せています。

本記事では、中国の“老舗”VRヘッドセットメーカーであるDPVR(大朋VR)について、その背景やこれまでの取り組み、製品、そして今後の展望をご紹介します。

欧米メーカーに先駆けてVRヘッドセットを開発・発売

DPVRは、2016年の“VR元年”よりも前からVRヘッドセット開発に取り組んできました。同社の設立は2014年、ちょうどOculusがフェイスブックに買収された年です。続く2015年には欧米メーカーに先がけて「DPVR E2」を発売し、当時の中国市場で80%以上のシェア(同社調べ)を達成。その後の2016年にも一体型VRヘッドセット「M2」を発売するなど、業界動向を先取りした新製品を次々とリリースしています。


(DPVR社初となるPC接続型のVRヘッドセット、DPVR E2)


(2016年3月に発売されたDPVR M2。DPVR社の調べによれば「世界初の一体型VRヘッドセット」とのこと)

同社はパートナーシップにも力を入れてきました。チップセット分野ではAMDと提携し、DELLと戦略的提携を行っているほか、2017年にはファーウェイらとともに“クラウドVR”の推進を目的としたVR Openlabを設立。2019年に発売された現行世代機はいずれもクァルコムのVR/ARの一体型デバイス向けSoCを搭載しており、その意欲をうかがわせます。

なお同社は、中国と日本以外でもロシアや欧州各国、フィンランドやインドなどでもデバイスを販売。広く世界的に展開を行っています。

DPVR社 年表

2015年
6月:DPVR E2発売。中国でのVRデバイスシェア率は80%に。

2016年
3月:DPVR M2発売。

2017年
3月:チップセット分野でAMDと協力関係に。
8月:Q2において、中国市場で第一位のシェアを占める。
10月:ファーウェイと連携、VR Openlabを設立。

2018年
4月:コンテンツ東京2018に参加、日本のBtoB市場開拓へ。
7月:電気通信事業会社とのクラウドVR業務を中国・福建省で展開。
8月:DPVR パーソナルシネマ P1を発売。

2019年
1月:クアルコムのチップセット「XR1」搭載の一体型VRヘッドセットDPVR P2を発売。
4月:DPVR P1 Proを発売。
7月:株式会社アユートと正規代理店契約締結、日本でDPVR パーソナルシネマを発売。
10月:「2019年の中国VRランキングTop50社」に。
12月:日本でE3-4Kゲーミングコンボを発売。
 
2020年
1月:日本でP1Pro 4Kを発売。

(いずれもDPVRの公式Webサイトより引用)

ルーツは“ウェアラブル”、基盤は深セン

創業者である陳朝陽氏は、大学院でスマートデバイス/ウェアラブルデバイス関連を研究。かつてIntel中国の研究開発マネージャーを務め、中国初となる“腕に装着するタイプのウェアラブルコンピュータ”の開発を手がけたと言います。その後陳氏は、VRは今後のライフスタイルの一つとしてユーザーに必要なものと考え、DPVRを創業したとのこと。


(DPVRの創設者であり、現CEOの陳朝陽氏)

DPVRはVRヘッドセットの開発・製造を中心に、SDK開発なども手がけています(DPVRのSDKはこちらからダウンロード可能)。同社は中国の経済特区であり、テックの街として知られる深センに工場を構え、「日本のユーザーにも、競争力のある価格かつ品質の高い製品を提供する」としています。

さらに日本での展開について、DPVRは「日本はVR市場において注目すべき場所ですね。コンテンツ開発力があり、ユーザーのVRへの関心が高いのです」「こうした市場において、DPVRの製品はマッチすると考えています。日本のユーザーに評価されるような製品の開発や提供を行い、評価され、愛される製品となるよう期待しています」とコメントしました。

日本国内向けには3製品を展開

上記のように、DPVRは日本でも製品を展開しています。現在はDPVR P1 Pro 4K」「E3-K4ゲーミングコンボ」「DPVRパーソナルシネマという3種類のVRヘッドセットを発売。なお、日本ではいずれも株式会社aiuto(アユート)が販売代理店を務めています。

同社が2019年に発売した3DoFの一体型VRヘッドセット「DPVR P1 Pro 4K」は、3840×2160の4K解像度対応ディスプレイに加え、クアルコムのチップセット「XR1」を搭載。高精細な映像が最大の特徴です。


(画像左上:DPVR P1 Pro 4K 右上:DPVR E3-4K ゲーミングコンボ 中央下:DPVR パーソナルシネマ)

「DPVR E3-4K ゲーミングコンボ」も4K解像度に対応しているほか、「NOLO CV1」が同梱。これにより、頭だけではなく身体を自由に動かせる6DoFでのVR体験が可能になります。また、「DPVR パーソナルシネマ」はその名の通り、映像鑑賞に特化した一体型VRヘッドセット。本体側面のタッチパッドで操作可能な、コントローラー不要タイプです。こちらのディスプレイ解像度は2560×1440ピクセルです。

これら3種類のVRヘッドセットに代表されるように、DPVR社は様々な用途に向けたVRヘッドセットを開発・製造しています。なお現在、DPVRの製品は株式会社アユートのオンラインショップで購入可能です。

DPVRが見据える、今後の展開は?

2020年現在、VRヘッドセットメーカー各社は毎年新モデルを発表し、“未来のVRヘッドセット”についてもそれぞれ独自の方向性や見解を示しています。DPVRも例外ではなく、「ディスプレイの品質や光学系の改善などと同時に、小サイズ化や軽量化に取り組み、より快適に体験できるようにしていきたい」とのとのこと。

快適な体験がつくるものについて、DPVRは「コンシューマー向けのVR製品は娯楽やレジャーとして、新しいライフスタイルをつくるものだと考えています。今後も人々の生活に寄り添うような製品を開発・提供するつもりです」と将来の展望を話します。

同社はもう一つ、5Gを活用したクラウドレンダリング技術の研究開発を重視しています。クラウドレンダリングは主に――“モニターで楽しむ”タイプの――ゲームにおいて、サービスが開始されつつあります。

しかしVRではより多くの演算を、より高速で行う必要があるため、VRコンテンツのクラウドレンダリングはまだ本格的なサービスに至っていません。DPVR社は「(VRコンテンツのクラウドレンダリングは)ユーザーの手元のデバイスをさらに軽量化する鍵となる技術です。良質なコンテンツとサービスを提供するためにも、ぜひ実現したいですね」と語りました。

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