中国のDPVR(大朋VR)が、新型のVRヘッドセット「E4」を発表しました。一般ユーザー向けのデバイスで、VRゲームなどを体験できるとのこと。Auganix.orgなど複数の海外メディアが報じています。
記事執筆時点では、「E4」の詳細なスペックは公表されていませんが、トラッキングは、Questシリーズと同じインサイドアウト方式。視野角(FOV)は同デバイスやPico 4を上回るとのこと。デバイス自体はモジュラー式で、現行のPC向けVRヘッドセットよりも軽量化されるそうです。
「E4」はSteamVRに対応しており、「VRChat」や「Beat Saber(ビートセイバー)」など、Steamで配信されているVRゲームを遊ぶことが可能。またDPVRはコンテンツを充実化するため、複数のゲームスタジオとの提携も行っています。
「E4」を発表したDPVRは2014年に設立された企業。2016年よりも前からVRヘッドセット開発に取り組んできたことで知られており、同年には一体型VRヘッドセット「M2」を発売。2019年にリリースされた初代Meta Questよりも約3年早く、本体だけで使用できるVRデバイスを展開していました。
なお、今回の発表では、DPVRがVReスポーツ領域に、本格的に参入することも発表されました。NVIDIA、AMD、MSIなどのパートナーとも連携していることが告知されています。
(参考)DPVR、Auganix.org