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業界動向 2019.03.15

中国でMR活用のビジネス展開、DataMeshとTISが協業

MR(複合現実/Mixed Relity)技術のシステム開発を行うDataMesh株式会社は、TIS株式会社との協業を発表しました。現実空間とバーチャル空間を融合させて3Dの立体映像を映し出す、MR技術を活用したビジネスを展開します。

協業の第一弾として、 DataMeshの本社である北京DataMesh社と、TISの上海法人であるTISI上海が戦略的パートナシップ契約を締結。製造業・サービス業などでの現場トレーニングや保守点検業務でのMR技術の活用に向けた共同マーケティングを中国で開始します。両社は、中国での共同マーケティングを経て、日本市場やTISが拠点ネットワークを持つASEAN地域で展開することを目指します。

共同マーケティングでは、DataMeshが開発するマイクロソフトのMRデバイス「HoloLens」を用いた3Dトレーニング教材の作成・視認ソリューション「DataMesh Director」などを導入。TISI上海が製造業・サービス業を中心に「工場の現場作業員向け実地作業トレーニング」や「遠隔地からベテラン作業員の指示のもと精度の高い保守点検作業業務」の新たな解決策として提案し、ニーズ発掘と製品テストを行います。

北京DataMeshは、中国および日本の市場でMRソリューションの展開と受注開発を行っており、TISI上海の提案活動の技術的なサポートを担います。

「DataMesh Director」とは

「DataMesh Director」は、ユーザが独自の3Dモデルを活用しトレーニング用の3Dシナリオを作成するためのソリューション。専門知識などを必要とせず、自社の3Dアセットを編集可能です。作成した教材シナリオは、HoloLensのデータ容量を圧迫せず、クラウド経由で保存・取り出しができます。

MRデバイスを装着していない人もMR映像を体験できるソリューション「DataMesh Live!」と連携することで、マルチユーザ間のシェアリングや3Dシナリオの録画と投影も手軽に実現可能とのことです。

(参考)DataMesh株式会社 プレスリリース


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