内閣府主催の「クールジャパン・マッチングアワード2019」にて、VRパラスポーツ「CYBER WHEEL X」などの「CYBER SPORTS」シリーズが、準グランプリを受賞しました。
「CYBER SPORTS」は、デジタルテクノロジーでパラスポーツの楽しさや魅力を伝えるために、株式会社ワントゥーテンが開発したエンターテイメント。2019年にはVR車いすレーサー「CYBER WHEEL X」とボッチャ(※球技スポーツの一種)を体験できる「CYBER BOCCIA S」がリリースされました。
「CYBER WHEEL X」では、東京の街をスキャンした3Dの未来都市空間をコースにした競争が可能です。有人対戦やトレーニングモードが用意されています。
受賞者・審査員コメント
株式会社ワントゥーテン 代表取締役 澤邊 芳明
東京オリンピック・パラリンピックの招致が決定した2013年。国内における大多数のパラスポーツに対する認識は福祉スポーツやリハビリの延長でした。
私は自らが車椅子利用者であり、デジタルクリエイティブカンパニーを率いる経営者として、パラスポーツの認知度を向上させ、魅力を伝えることでファンを増やすにはどうすれば良いか、多くの仲間や企業とともに考え、取り組んできました。
それをこのように評価していただき大変嬉しく思っています。
コチュ・オヤ 審査員(株式会社Oyraa 代表取締役社長)
日本に行ったことのない方にも体験型ゲームを通じて、日本各地の魅力的な場所・モノが紹介できることは「CYBER SPORTS(サイバースポーツ)」の強みであると思います。東京などの有名なスポットはもちろん、各都市や地域に対しても、日本発のコンセプトものがコンテンツとして幅広く導入されることを期待します。また、「車いす」がポジティブな体験となり、障害者とそうでない人の距離が縮まることは心強いポイントです。今後も成長が見込まれるeスポーツ分野により力を入れていただき、業界トップの事例となって欲しいと思います。