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統計・データ 2019.07.16

ビッグデータとVRで“街の欲求”可視化、ヤフー・日建・東急らが取り組み

ヤフー株式会社、株式会社日建設計、東京急行電鉄株式会社は、ビッグデータとVRを用いたアート「CityAtmosphere:VR image to glimpse wishes in the air」の展示イベントを開催します。

このアートは、VRヘッドセットを通して動画を見ることで「街の欲求」を体感できるというもの。東京都千代田区のヤフー本社内にあるオープン・コラボレーションスペース LODGE、7月19日(金)から21日(日)の3日間実施されます。

本アートは、ビッグデータを用いて街ごとに異なる訪問者の欲求を可視化し、街づくりに活用していくための取り組みの一環として開催されます。

街ごとの「欲求」可視化、街づくりへ活かす

「CityAtmosphere:VR image to glimpse wishes in the air」では、キーワード群の文字列をドットに見立てて無数に並べ、街の風景を再現しています。VRヘッドセットを装着した観覧者は、「特定の箇所に目線を合わせることで、その箇所がズームされ文字列が見やすくなる」「街ごとの12の欲求に分類されたキーワードの一部の文字列が、欲求ごとの大まかなまとまりとして表示され、文字列が読み上げられる」といった形で、“街の欲求”を体験できるとのこと。

この「街の欲求」の可視化にあたっては、ユーザーの特定が不可能な状態に加工されたヤフーのビッグデータを用いています。特定の街を訪れた人々が検索したキーワード群を12の欲求に分類、ランキングやレーダーチャートで表現しているとのことです。


(「街の欲求」可視化の仕組み)

この可視化の結果は「訪問者の欲求から街が持つニーズや課題などを導き出せるため、人の流れなどの統計データとは異なる街づくりへの活用が期待できる」としています。

イベント概要

タイトル

CityAtmosphere:VR image to glimpse wishes in the air

日時

2019年7月19日(金)~7月21日(日)
(19日は13時~20時、20日・21日は10時~20時)

場所

東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町
ヤフー株式会社 LODGE

入館

LODGEへの入館にはYahoo! JAPAN IDの登録などが必要
入館方法はこちら

データ分析

ヤフー株式会社、東京工業大学 下坂研究室

VR展示プログラム開発

株式会社日建設計

協力

東京急行電鉄株式会社

映像・音響制作

右左見拓人氏、Katsuhiro Chiba氏

(参考)東京急行電鉄株式会社 プレスリリース


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