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VTuber 2020.04.11

【にじさんじを追う!】文野環の活躍 遠北千南引退 3月まとめ

にじさんじの動向を月ごとに振り返る連載「にじさんじを追う!」。感染症パンデミックによる外出制限時でも、ライバーたちの配信は自宅で楽しめる。3月の話題になった配信を振り返ってみよう。

3月のトピック 誰にもマネ出来ない!? 野良猫・文野環の伝説

2期生としてデビューし、2019年7月ごろから急に音沙汰が無くなったかと思いきや年明けごろから復活した野良猫こと文野環。その破天荒なパフォーマンスは、コンプティークでの月ノ美兎・ギルザレンⅢ世らの対談で「野良猫は誰にもマネ出来ない」と絶賛されるほどの天才ぶりである。

3月、卒業式が取りやめになる中、彼女はバーチャル卒業式を実施。数多くの視聴者が傾聴する中、「君が代」を独唱するも、まさかの顎が外れる事故が発生。あまりの出来事にリスナーも騒然となった。顎が外れた後も、かつて声帯白板症を患った際の「文字配信」の経験を活かして(?)、文字でリスナーとコミュニケーションを取っていた。その評判は8万人記念凸待ち配信でもライバーからも触れられるほどだった。

リベンジとして開催された第2回のバーチャル卒業式では大物YouTuberとコラボ。リスナーはおろかライバーからも畏敬の念を示されていた。

マクドナルドの新作「ごはんバーガー」を実食する配信では、準備していたごはんバーガーが普通のハンバーガーだったと判明。配信中に往復1時間かけて買いに行き、その間リスナーは放置される。かつて配信中に課金カードを買いにいくライバーはいたが、1時間放置するほど気ままなライバーは珍しいといえるだろう。

そんな自由奔放さが話題となり、復帰後には登録者数10万人を突破。3Dボディのお披露目も決まったようだ。彼女の3Dとなって自由に動く様子を是非見ていただきたい。

最近、文野環とよくコラボをしているのは同じ「ふみ」の名を持つ神様・フミ。ホラーゲーム「夜勤事件」が流行する中、2名でコンビニ店員を模した実質凸待ち配信を行っている。文野環の自由な振りをフォローできるのはフミのなせる技だろう。夜勤事件の本編プレイでも、ビビる文野環をフォローするフミを見られる。

その他、料理配信で火災報知器を鳴らす、雑談配信で寝落ちするなど話題に事欠かない文野環。彼女の行く末を見守りたい。

3月2日(月)ミトとカエデ、参上!

三倉ゴゴ氏の二次創作から生み出された月ノ美兎・樋口楓によく似た生物「ミトとカエデ」。好奇心旺盛なカエデと、見守るミト、そして三次創作として付け足されたポスト・アポカリプスな世界観が話題だ。今回はコラボ配信「楓と美兎」にミト・カエデが参加し、「1-2-Switch」で勝負をした。やんちゃなカエデに優しい声をかける月ノ美兎や、冷静なミトに圧倒される樋口楓など、新鮮なやりとりを感じられた。

3月3日(火)激辛焼きそばvs.レヴィ・エリファ

中性的な声と高い歌唱力で知られる亜人レヴィ・エリファ。かつて筋トレしながら歌う配信を行い、筋力と歌唱力を見せ付けている。今回は以前話題になったペヤング・MAXENDを超える辛さ「獄激辛」を食べながら歌うチャレンジを行った。「辛さ」というより「痛さ」が話題になる同商品を食べ、X-JAPAN「紅」を歌いきる勇姿を見届けて欲しい。

3月7日(土)新人大集合!のはずが……?

最近デビューしたライバーが集まって開催された「若手人狼」コラボ。グウェル・オス・ガールをゲームマスターとして、フミ、えま★おうがすと、不破湊、白雪巴、奈羅花、来栖夏芽、イブラヒム、メリッサ・キンレンカが参加……のはずが、イブラヒムがまさかの寝坊。1時間ほど遅れての登場となった。奈羅花の速い読みや不破湊の狼役としての切り返しが見どころ。新人をなかなか追えていないリスナーは是非見ていただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=IIOoKdwR9fc

ちなみにイブラヒムは後日、別件で同じく寝坊をしたエクス・アルビオと共に「ゴーミーズ」としてコラボ配信をした。

3月13日(金)ルイスのコラボ相手は麻雀マシーン

1月ごろからアプリ「雀魂」をプレイ配信しているルイス・キャミーがコラボした相手は個人Vtuberの楠栞桜(くすのき・しお)。2019年12月にデビュー後、Mリーグ解説、雑誌「近代麻雀」での記事連載など麻雀界のアンバサダーとして注目される。BANs・天開司からとの勝負で「一局の勝ち負けで感情が動かない」発言や読みの完璧さから「麻雀マシーン」と評されている。楠栞桜の「全世界の食べ物で何が好き?」などの斜め上な会話が続く中でも、ルイス・キャミーの手牌を読んで同時に国士無双を調製する恐ろしさを見せた。

ルイス・キャミーと楠栞桜は舞元啓介・天開司と共に「コンビ打ち」もしており、暗号の読み合いやうちひしがれる舞元啓介など、見どころが満載だ。

3月19日(木)樋口楓”お金”について語る

エンターテイメントの開催自粛によって、様々な業種の人々による興行の金銭が話題となった。そうした中で樋口楓が、いちからの許可のもと、自分の経験を元にしたスライドを紹介。同時接続数が1万を超えたことからも、業界として気になる話題だったことがうかがえる。Lantisよりメジャーデビューする彼女が一番伝えたかったことは「CD等は予約数が大切」とのこと。

樋口楓は3月22日の「舞元力一」のゲストとしても登場。いわゆる嘘ハガキのコーナーで、リスナーの脳内で妄想された行動の更に上の行動を取っていたことが判明し、事実は小説よりも奇なりを体現してしまったことが興味深い。

3月19日(木)ハジケリストコラボ!

2001年から週刊少年ジャンプにて連載されていたギャグ漫画「ボボボーボ・ボーボボ」。不条理ギャグと独特のハイテンションで、未だにファンは多い。にじさんじでもファンを名乗る轟京子エリー・コニファーがコラボし、同作品の格闘ゲームをプレイ。

配信開始直後から「亀ラップ」を何の説明もなく披露。その後も普段は解説を入れるふたりがほぼ全くネタの解説をせず、プレイが進行する様子はまさに同作品の「置いてけぼり感」を体現していた。

3月25日(水)楽しい無人島ライフのはずが…?

2020年3月に発売されたNintendo switchソフト「あつまれ どうぶつの森」。人気シリーズの最新作で、多くのVtuberが思い思いの無人島ライフを過ごしている。

その中でもひときわ凝った設定を描いているのは月ノ美兎だ。部屋を制服と押収品で埋め尽くしたり、自分がたぬきちの嫁だと妄想したり、しずえに対して呪詛を振りまいたりと、ゲームタイトルとかけ離れた配信を展開している。彼女がローンを支払い終えるのはいつ頃だろうか……

また、どうぶつの森の設定から本間ひまわりの誕生日が8月10日と公開された。

誕生日が公開されていないライバーは樋口楓のみとなった。(卒業済みでは鳴門こがねも非公開。)

3月のまとめ

にじさんじARKサーバーではトライブ戦争が発生し、攻略が激化している。4月には第二次トライブ戦争が予定されていることから、これからもまだまだ盛り上がる様子を見せている。

コラボとしてはQuizKnock協力のもと、「にじさんじクイズ王決定戦」が開催された。にじさんじを知っているか、漢字が苦手なライバーに文学作品を読ませてタイトルを推測させるなど、うまくライバーを引き出した問題構成にうなったったリスナーも多い。

緑仙とあにまーれ・因幡はねる「ブイモンバトル」コラボでは花畑チャイカとグウェル・オス・ガール、そして両氏の”ママ”ikuyoan氏、あにまーれの新人風見くく柚原いづみ、ブイアパ・季咲あんこを巻き込んだ一発芸バトルが開催され、特に風見くくの声帯芸が話題に。ラストの花畑チャイカ・風見くくショートコント「ETCカード」はコメントを爆笑の渦に巻き込んだ。

同じ”ママ”でのコラボでは他にも、鈴原るる、セフィラ・スゥ、神城くれあの「さいね姉妹コラボ」は終始和やかに進み、甘える妹分な鈴原るるの姿を見られる。

歌配信としては、ボーカロイドを五十音順に歌いきるフミや、ハスキーボイスライバーのレヴィ・エリファと早瀬走のデュエット(倉橋ヨエコ「夜な夜な夜な」、水樹奈々×T.M.Revolution「革命デュアリズム」等)が話題になっている。

3月14日の深夜には、普段なら早朝に配信されている伏見ガクの「おはガク!」が深夜に配信が始まった。怪しげな伏見ガクの一面が垣間見られ、伏見ガクの奥深さを痛感した。

また、3月31日を以てライバー遠北千南(あちきたちなみ)が卒業。本人の意向によりアーカイブは残らないが、他ライバーからの意見から歌が残されている。

また、いくつかのコラボは「ひなちなちま」名義として飛鳥ひな・町田ちまのチャンネルに残っており、彼女との思い出を振り返ることができるはずだ。

執筆:Aikawa Hasma (Twitter:@arg_Aikawa_)


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