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活用事例 2020.09.28

「AR試着」機能でユーザーのシェア数増、店頭より高パフォーマンス 米小売店

米国のスポーツ小売店Champs Sports(チャンプス・スポーツ)は、スナップチャットを用いたAR試着をスタートしました。対象となる商品数は少ないながらも、ユーザーによる多数のシェアや、高いエンゲージメントといった効果が見られています。

グッチも採用の「AR試着」

ARトライオン(AR試着)は、2020年6月にSnap.Incが発表した機能によるものです。ユーザーはスナップチャットのアプリを起動、自身の足にスマートフォンのカメラをかざすと、ARでスニーカーを履いたときの様子を確認できます。商品が気に入れば、”Shop Now”のボタンをタップして購入できます。

パフォーマンスは5倍に、購買に効果アリ

今回のAR試着の対象となるのは、ナイキのスニーカー2種類のみ。ごくわずかな数ですが、スニーカーファンが、ARを使った試着体験について知ることはできるでしょう。またアプリの特徴「試着後アプリ内で製品を購入できる」という点も、これがただの「ARを使ってみました」という宣伝目的ではないことを示しています。

Champsによれば、既にARトライオンについて多くのシェアが見られるとのこと。さらに店頭の試着と比較して、5倍のパフォーマンスを上げているとしています。同社広報担当は、「これまでに見られている、顧客エンゲージメントに非常にワクワクしています」と述べ、今後他の商品にもサービスを拡大していくと表明しました。

(参考)Input


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