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ゲーム・アプリ 2022.04.25

新作VRゲーム「BONELAB」がリフレッシュレート120Hzに対応する可能性が浮上

新作VRFPS「BONELAB」のMeta Quest 2版が、高リフレッシュレート(120Hz)に対応する可能性が浮上しました。これにより滑らかで高品質なVR体験が可能になります。

「BONELAB」は、リアルな物理法則が話題を呼んだVRFPS「BONEWORKS」を手掛けたStress Level Zeroの新作。過去作と同じ高度な物理演算処理によって実現した緻密な挙動の実装を特長としています。Quest版のほかPC(Oculus Rift)版も発売予定です。

本作の“高レート対応予定”は、Stress Level ZeroのBrandon Laatsch氏がTwitterで明らかにしました。同氏によれば現在は、90Hzの“フィジックス”とリフレッシュレートを目標として開発を進めているものの、最終的に「120 Hzフィジックスと 60 Hz(リフレッシュレート)か、120 HzディスプレイとASW」という仕様になる可能性があるとのこと。現在のQuest 2では、リフレッシュレート(72 Hz、80 Hz、90 Hz、120 Hz)を切り替え可能で、数値が高いほど映像が滑らかになります。

ASWとは、「Application SpaceWarp」の略。これは2021年にQuestに導入された機能で、フレームを合成的(synthetically)に生成することで、通常の半分のフレームレートでアプリを動作させることができるシステムです。Meta社(旧フェイスブック)は、通常の場合と比較して、70%増のパフォーマンスが出せると説明しています。

Laatsch氏がコメントした「120 Hz とASW」は、ASWによって(疑似的に)120Hzのフレームレートを実現するプランと思われます。「BONELAB」は、物理演算を多用する(と思われる)VRゲーム。「Unity」などのゲームエンジンは、物理関連の演算を、レンダリングとは別に行う仕組みになっています。米メディアUplordVRは、仮に「ASW」が採用された場合、パフォーマンスは向上する可能性があると説明しています。

(参考)UploadVR

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