球場にいかなくても、最前列で試合観戦。
その場にいるような感覚になれるVRはスポーツ業界でも活用が模索されています。ボクシングやサッカー、アメリカンフットボールなどさまざまな業界がVR観戦の仕組みを試行的に作り始めています。
米国メジャーリーグは野球をVR観戦できるコンテンツ『At Bat VR』を発表しました。
メジャーの試合をVR観戦できるコンテンツ
米国のMLB(メジャーリーグベースボール)はMLBメディア部門のVRチームが、メジャーリーグの野球試合をVR観戦できる『At Bat VR』を開発したと発表しました。
同VRコンテンツはグーグルのVRプラットフォームであるDaydream対応で、野球試合をライブ観戦したり、ハイライトやスコアの確認、ラジオブロードキャストやチーム/選手の情報を確認することができます。
『At Bat VR』は6月1日からDaydream対応のスマートフォンで無料で利用することができます。(日本語版は現在確認されていません)
有料プレミアムオプションもあり、一か月3ドル(約330円)で試合のハイライトや360度動画を楽しむことができます。また、MLB TVのプレミアムメンバーの場合、VRでライブで試合を観戦することもできます。
広がるスポーツ業界でのVRの使用
MLBが開発した『At Bat VR』の他にも、NCAA大学バスケットボールトーナメントをVRライブで観戦できる『NCAA March Madness Live VR』が今年3月リリースされました。
また、サントリーホールディングス株式会社から360度車椅子バスケットボール動画「ラスト1分。日本代表は君だ。」も公開されています。
今後もどのようにVRがスポーツ業界で使われていくか注目です。
(参考)
Major League Baseball Unveils VR Game Experience
https://vrscout.com/news/major-league-baseball-vr-game-streaming/ (英語)
MoguraVRはVRscoutとパートナーシップを結んでいます。