シンガポールで8月30日-31日にかけて開催される「Augmented World Expo Aisa 2023」(AWE Asia 2023)が当日プログラムを発表しました。Meta、NVIDIA、マイクロソフト、Googleなど大手企業のほか、VR/AR研究者でIEEEフェローのマーク・ビリングハースト教授らも出演します。
12年つづく世界最大級のVR/ARイベント
「Augmented World Expo(AWE)」は、AR(拡張現実)の普及活動を行う団体AugmentedReality.orgが2010年から開催するイベントです。VR/AR分野では世界最大規模を誇ります。米国、EU、アジアで毎年開催され、各国から関連企業や専門家、開発者・デザイナーなどが講演・展示を行います。VIPミーティングやスタートアップピッチも開かれます。
2015年に始まった「AWE Asia」には、アジア各国からXRやメタバース、Web3分野などの業界関係者が集います。今年はシンガポール市内で開催され、2日間で出展60社・来場者2,000名以上の参加を見込んでいます(出所:AWE Asia)。AWE Asiaは、株式会社Moguraが日本で主催する「XR Kaigi 2023」のオフィシャルパートナーでもあります。
(出所:AWE Asia 2023。開催アナウンス動画)
今年の講演プログラムが発表、大手企業や研究者ら登壇
8月30日-31日の本番に向けて、講演プログラムも発表されました。「メインステージ」「サブステージ1」「サブステージ2」の3トラックで、朝9:00から夜17:00まで多くの登壇者が出演します。出演者リストも公表されています。
一例として、初日の基調講演には、南オーストラリア大学教授のマーク・ビリングハースト氏が登壇します。ビリングハースト氏はVR/AR分野への研究貢献が認められ、2023年にIEEE(米国電気電子学会)のフェローに就任していました。他にもMeta、NVIDIA、Microsoft、Google、HTCなどの大手企業が登壇するほか、メルセデス、ウォルマート、3M、SMRT、IMDAなどのユーザー企業も登壇予定です。
(出所:AWE Asia 2022。昨年のメインステージの様子)
AWE Asiaによれば、今年のハイライトは「MetaによるXR分野のグローバルな教育協力に関するパネル、IMDAによるシンガポールのXRイノベーション・エコシステムに関するパネル、韓国メタバースに関する一連の講演、EnlightXRによるSnapdragon Spaces開発者エコシステムに関するパネルなど」とのことです。
(参考)AWE Asia