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京大生が「絶対に撤去されない立て看板」を作成、ARで百万遍に

AR(拡張現実)は現実にモノやオブジェクトといったデジタル情報を重ねて表示させることで、まるで実際に存在しているかのような体感が得られます。昨今ではこの特徴を活かし、ARはエンターテインメントからビジネスの領域まで幅広く利用されています。

今回、京都大学(京大)において「AR×立て看板(タテカン)」を組み合わせた試みがTwitterにて公開されました。京都大学当局は2018年に入ってから、景観保護条例の順守を理由にタテカンの一斉撤去を行っており、大学関係者との間で物議を醸しています。

動画では、京大の前の道に大きなタテカンが出現。しかし、撮影者が近づくとタテカンをすり抜けて向こう側へと移動してしまいます。こちらのタテカンは実際に存在しているものではなく、3Dモデルで作られており、ARとして表示されていることが分かります。

投稿者は京大に学生として通う「へいほー氏(Twitter:@5ebec)」。同氏に「ARタテカン」の仕組みや制作の意図などについてお話を伺いました。

ARタテカンは、専用アプリを入れたスマートフォンをかざすことで3Dモデルで製作されたタテカンが表示されます。スマートフォンの位置情報を認識し、取得値が設定値の範囲に入ったときに空間に表示させています。AR表示にQRコード等のマーカーを必要としない「マーカーレス型」のARアプリになっています。

製作については「いくらタテカンを設置しても京都大学当局が撤去してしまう現状を見て、『絶対に撤去されないタテカン』の例を提示しようと思った」ことが製作のきっかけ。タテカンをARで表示してみては、という意見はTwitterでちらほら見かけたものの、実際にチャレンジしている人がいなかったため、自分で作成したと語りました。

へいほー氏は「タテカンは京大に関わる人や地域住民に対して、無差別かつ受動的に見させることに意義がある」としており、「専用端末のみでしか利用できない状態では、広告媒体として意味を成していません。あくまでもジョークアプリとして捉えていただければありがたいです」と語っていました。今後の開発についてはマイペースに進めていくとのことです。

 

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