5月7日、Appleはがペン型デバイス「Apple Pencil Pro」を発表しました。発売予定日は5月15日で、価格は21,800円(税込)です。
Appleは3月に「Apple Pencil」をApple VIsion Proで使用するテストを行ったと報じられており、「Apple Pencil Pro」が空間コンピュータに対応する可能性が浮上しています。
「Apple Pencil Pro」は、「Apple Pencil」シリーズの新モデルです。側面センサーを押し込むとツールパレットを表示される「スクイーズ」機能を実装しており、ペンを持ったまま、ペン設定や色などを変更できます。また、もうひとつの大きな特徴として「ジャイロスコープ」も追加。これにより、ペン本体そのもの”回転”も認識されるようになり、ペン先を回しながら描くといった繊細な動きにも対応してくれます。触覚フィードバックも搭載されており、振動で機能の変更を伝えてくれます。
このように各機能を見ていくと、ジャイロスコープや触覚フィードバックなどが搭載された「Apple Pencil Pro」は、空間コンピュータと相性が良さそうに見えます。特に、デスク環境の場合、筆圧センサーからの入力をペン側のトラッキングとLiDARメッシュと融合させることで、位置精度の高いMRコンテンツを出力したり、空間にペンを使ってアートを描いたりするといった使い方もできるかもしれません。
「Apple VIsion Pro」は、今のところ、すべての操作を、視線移動と手の動き(ハンドトラッキング)で行いますが、メモ書きや会議時といった特定の状況下では、今回のようなペンシルがあった方が、より作業効率が高まるのではないかと予想できます。
5月8日現在、「Apple Pencil Pro」とApple VIsion Proの“組み合わせ”に関する、アップルからの公式発表はありませんが、同社は6月10日に開催予定の「WWDC24」にてVIsion Pro関連の“進化発表”を実施することを予告しています。この発表が「Apple Pencil Pro」に関するものなのか、続報を楽しみに待ちたいところです。
(参考)UploadVR
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