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VIVE 2017.12.26

美術館に行かず家で作品を鑑賞できる新感覚な“VRミュージアム”

バーチャル空間の中でアートを楽しめるVRアートプラットフォームのAcute ArtはHTC Vive向けアプリ『Acute Art VR Museum』をリリースしました。

世界中どこからでもアクセスできるミュージアム

『Acute Art VR Museum』では自分の部屋にいながら、VR空間にあるミュージアム内を歩きまわり、Olafur Eliasson氏やJeff Koons氏など一流のVRアーティストたちのアート作品をそのまま体験をすることができます。

Eliasson氏はミュージアム内で新しい作品「Rainbow」を公開しています。この作品はVR空間内の展示室を一部屋まるごと使用して、鑑賞者が立っている場所によって形を変えていく巨大な虹を展示しています。また展示のみだけでなく、本物の博物館のように鑑賞者たち同士でコミュニケーションを取ることもできるようにもなっています。

https://www.youtube.com/watch?v=v2XsQtBFsn4

VRミュージアムではJeff Koons氏の作品も公開しています。同氏は最近スナップチャットとコラボしARを使ったバルーン風アートを世界中に展示し注目を集めています。

関連記事:現実をARアートの展示場に Snapchatが新機能

Jeff Koons氏の作品「Phryne」では、もの静かな庭の中で遊ぶメタリックなバレリーナを展示しています。この作品の趣旨は、鑑賞者がこのバレリーナを観察することを通してVR空間内で自己肯定体験ができるのではないかというものです。

発展し続けるミュージアム

本物のミュージアムのように、『Acute Art』は作品をローテーションして展示したり、新しいアーティストたちの作品を展示していく予定とのことです。

CEOであるJacob De Geer氏は「Acute Artは、急速に拡大していくVR分野でアートのイノベーションの道を切り拓いていきます。巨大なデジタル空間の中でアーティストたちが創造し、発展させ、共有することを可能にする中心的なハブになることを目指しています。」と語っています。

本アプリはHTCが提供するViveportから無料でダウンロードができます。「Factory」と呼ばれるVRミュージアムの展示会場では新進気鋭のアーティスト作品を体験することができます。
有料オプションでは、月9.99ドル(約1,150円)もしくは年29.99ドル(約3,400円)の定額制で世界的に有名なアーティストたちの作品も楽しめることができます。

HTC Vive『Acute Art VR Museum』
https://www.viveport.com/apps/a844e211-0ec5-4138-b15d-93b9a1488b73

(参考)

Acute Art Launches New Virtual Art Museum in VR / VRScout (英語)
https://vrscout.com/news/acute-art-new-vr-art-museum/

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