2014年に配信が開始されたソーシャルVRサービス「VRChat」が、2019年1月16日に配信開始から5周年を迎えました。「VRChat」はVRChat社が開発した、VRで他のプレイヤーとの交流が楽しめるサービスです。5周年を記念して、VRChat社の主導による記念イベントの企画が行われています。
VRChatとは
『VRChat』は、ネットワーク上で多人数でコミュニケーション可能なソーシャルVRサービスです。ボイスチャットだけでなく身振りや手ぶりを相手の目の前で伝えられるのが特徴です。ユーザーが制作したキャラクターを読み込んで、自分のアバターとして使うことも可能。自分の好きなワールドを作成したり、簡単なゲームを作成することもできます。
「VRChat」は当時大学寮のルームメイトだった、Graham Gaylor氏とJesse Joudrey氏の手によって開発されました。両氏は現在も「VRChat」の開発に携わっています。
精力的なアップデートで発展
2014年に配信された当初の「VRChat」では、プレイヤーは、“Karl”と命名された1種類の男性アバターしか使用できず、ワールドも1種類のみでした。その後精力的なアップデートが実施され、アバターのカスタマイズ機能やワールド作成機能が実装されました。
2018年12月には、ゲームエンジン「Unity」の2017バージョンへ対応しました。加えてOculus Store版がアーリーアクセスとして登場しました。
「VRChat」の発展に伴い、総プレイヤー数は右肩上がりに増加しました。2018年3月には、累計プレイヤー数が300万人を突破しました。
5周年パーティは20日まで開催予定
「VRChat」の5周年記念パーティは、米国太平洋標準時の2019年1月15日から、1月19日午後7時(日本時間の1月20日午後12時)まで開催されています。記念パーティは「VRChat」の最初のワールドであるカフェで行われます。Tポーズ(※)で固定されたKarlアバターも再登場します。Karlアバターとは、「VRChat」の最初のアバターです。
(※Tポーズ:3Dモデルの初期ポーズ。両手を横に伸ばし、足を閉じて直立することから命名された)
5周年記念パーティでは、初期の「VRChat」のハイライトとなる映像の上映も予定されています。
(参考)Medium