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VTuber 2018.11.24

VTuber因幡はねる初イベント「因の者オフ会」レポ! その成功の裏に見る“深いファン愛”とは

2018年11月16日、秋葉原オノデン本館5Fにあるエンターテイメントスペース・エンタスにて、秋フェス×エンタス presents 因幡はねる「因の者オフ会」が開催されました。

本イベントは、一般開放の昼の部、抽選参加の夕方の部、そして二次会の夜の部の3部構成で行われました。彼女が手がけた展示品を一目見ようと、昼の部から早くも長蛇の列ができるほどの人気ぶりでした。本記事では、会場の模様を交えつつ、イベント準備や展示物などに見たファンへの深い気配りや、メインイベントの内容をレポートしていきます。

「因の者オフ会」はなぜ開催に至った?

なぜ、因幡はねるのリアルイベントを開催することになったのか? それには深いワケがありました。10月18日~11月18日までの期間、秋葉原の各所では街を盛り上げるべく、「秋フェス2018」が行われていたのですが、開催日当日の10月18日にとある出来事が起こります。

秋フェスの公式ショップである「THE AKIHABARA CONTAiNER」や、そのほかの店舗に多くの「因幡組」(因幡はねるを推す者の名称)が、因幡はねるグッズを目当てに街中を駆け回り、その開催日だけで、彼女の関連商品が秋葉原の街からこつ然と消してしまうほどの人気でした。また、当日は「#因幡はねると秋フェス」というハッシュタグを使い、ファンとの交流を楽しんでいたのも印象的です。

その翌日には、なんと初イベント「因の者オフ会」を開催するという重大告知を自らのチャンネルで発表。それからというもの、急ピッチでイベントに向けて頑張る彼女の姿が、TwitterやLIVE配信ではうかがえました。人が来てくれるか心配を口にしつつも、ひたむきに取り組む様子を見て、なんとかしてイベントに顔を出したいと思ったファンも少なくなかったはずです。

会場には因幡はねるお手製のアイテムが

そして、待ちに待った「因の者オフ会」の開催日当日。昼の部にも筆者は開場前から並び顔を出しましたが、そこでうかがえたのが彼女を支えるファンの数です。正直、平日の昼間ならそこまで並ばないだろうと訪れたわけですが、オノデンの1階まで列が入りきらないほどの長さでした。

イベント会場に入場し、あたりを見て回ると、彼女お手製の展示物が多数置かれていました。なかには、これまでの動画のサムネイルや特製おみくじのラインナップなども展示。配信を開始した6月当初から毎日のように彼女は定期配信を行っているため、かなりの量となっていました。最初期のものから、衣装替えした最近ものまで彼女の軌跡に触れられ、感慨深いものになっていました。

そのほかにも、手に持って写真を撮ることのできるパネルなど手作り感満載なものばかり。毎日のように配信もしつつ、どうすればファンは喜んでくれるか準備していたのだから驚きです。彼女の日々の頑張りが分かるからこそ、お手製のアイテムを見るとこみ上げてくるものがありました。

また、会場ではドリンクも頼めたのですが、ここでも彼女の配慮が輝きます。1ドリンクにつき、彼女が所属する「有閑喫茶あにまーれ」メンバーのコースターを、ランダムで一つ付けることを当初の予定としていました。

しかし、因幡はねるのオフ会ですから因幡はねるのコースターを欲しい人が多いでしょう。そこで彼女は、因幡はねるのコースター+ほかのメンバーからランダム1枚という要望をスタッフにお願いしていました。こういった少しの配慮が因幡組拡大の要因となったに違いありません。

陰の者ならぬ陽の者!?

昼の部が終わると、抽選を勝ち取った150人のファンが参加した夕方の部へ移りました。夕方の部だけ因幡はねると会場とが交流できる枠で、彼女が姿を見せるやいなや大盛り上がりする参加者たち。

最初に行われたのは「ねるねる○×クイズ」。これは、会場の参加者が因幡はねるの出題するクイズに、解答となる位置に移動して答えるというもの。そして、最後に残った10人には直筆のミニ色紙がプレゼントされるという企画となっていました。わりと会場内がギチギチということもあり、各々が移動し始めるとなかなかに混沌とした様子でした。

出題されたクイズ内容はというと、反省文を読んだ回数や3万人記念枠が行われた日付などなど、生配信をちゃんと見ていなければわからないようなものから、「因幡はねるのUSBハブの上には、10円玉が3枚置いてあるか?」といった運任せなものまでありました。

続く「二人組ジェスチャー」は、近くの人と二人組になって渡されたお題をジェスチャーし、それを因幡はねると視聴者が当てるという内容。因幡組は因の者ならぬ、陰の者の集まり。二人組を組むよう因幡はねるがアナウンスした際にはざわめいていました。しかし、無事に二人組を全員作ることには成功。

ステージに上がってくる面々の多くが因幡はねるの好むポムポムプリンや、彼女がプリントされた自作のグッズ身に付けて喜んでもらおうとする、因幡はねる愛に溢れた人たちばかりでした。

陰の者の集まりなため、当初は誰も手を挙げないことが予想されていましたが、積極的に前に出て因幡はねるからはツッコミを受けるという一幕も。そこでは、何度も凸配信も行っているからこそできる立ち振る舞いを見せていました。

最後には、文字通り参加者が因幡はねるに何でも質問できる「何でも質問コーナー」が行われました。

そこで、「ねるちゃんはどうしてそんなにかわいいのー!!!!」と愛を叫ぶ者も。それに対し、「ウサギに生まれたからにはかわいくないといけない」と言うと、「かわいいー!!!!」と、再びシャウト。なかなかに濃いファンたちがこの会場に訪れていたみたいです。

そんなこんなで、和気あいあいとした交流イベントもあっという間に閉幕の時間を迎えました。今度は、因幡はねるだけでなく、有閑喫茶あにまーれメンバーによるオフラインイベントの開催もあるのでしょうか。3D化も決まり、これからさらなる飛躍が予想される有閑喫茶あにまーれにはワクワクが止まりません。


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