大空を飛び回る鳥の視点で美しい街並みを眺められたらどのように見えるでしょうか。
「Eagle Flight」などのVRゲームではCGで擬似的にその体験をすることができました。YouTubeでは、本物の鷲の背中にカメラを載せてウィーンの街並みを実写で撮影した360度動画が公開されています。
鷲の背中にカメラを載せて大空へ
映像の舞台となったのは、オーストリアの首都ウィーンです。第1回目の撮影は2017年10月、2羽のイヌワシを使って行われました。
360度カメラを鷲の背中に装着。熱気球が高度500メートルまで上昇し、そこから鷲を空へと放ちました。鷲は上空を何周か飛んだ後に、地上へと戻ってきました。
更に2018年春、別の2羽のウミワシを使い、2度目の撮影が行われました。今度は高さ160メートルのドナウタワーから鷲を放ち、背中の360度カメラで街並みを撮影しました。
世界初公開 鷲の背中から撮影した360度動画
撮影を行ったのは、全て映像撮影用の訓練を積んだ鷲たちです。街の上空を飛び、様々な角度からの映像を残してくれています。美しい街並みで有名なウィーンですが、その本当の素晴らしさは、鳥の視点で見ることで新しい角度からその全体像を理解できます。
360度カメラを鷲の背中に乗せた映像は、世界初の公開です。
ワシの背にカメラを乗せて撮影した360度動画とメイキング映像はYouTubeで公開されています。PCやスマートフォンのブラウザのほか、VRゴーグルを使うことでよりリアルに鳥の視点を体験することができます。しかし、360度動画で気をつけなければいけないのが「酔い」です。この動画は編集等で抑えているとはいえ、かなり視界が揺れます。VRゴーグルで見る際は、酔いに十分注意して見てください。
鷲の背中から撮影した360度動画本編
メイキング映像(非360度動画)
(参考)The online travel guide for Vienna – VIENNA – Now. Forever