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PlayStation VR 2018.05.05

【PSVRレビュー】『実況パワフルプロ野球2018』VRで打席に立て!

人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球(パワプロ)」シリーズの最新作「実況パワフルプロ野球2018」がPlayStation 4、PlayStation Vitaで2018年4月26日に発売されました。本作はシリーズ初のPlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)対応タイトルとなっています。


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VR対応の要素は「対戦」「練習」「ペナント」「マイライフ」の各モード。VR対応の試合では、バッターボックスに立っているかのような「打席視点」や、実際に試合観戦をしているかのような気分になる「観戦」ができます。

本記事では、実際に「実況パワフルプロ野球2018」のVRモードをプレイした感想をお伝えします。

VRモードで迫力がアップ

さっそく「試合」をプレイしたいところですが、まずは「練習」でVRの感覚をつかむことにします。練習のVRモードでは、「打撃練習」「投球練習」「守備練習」「実践攻撃」「実践守備」から選ぶことができます。

球場は野球の試合中継でお馴染みの場所がずらりと並んでいます。夏の風物詩である甲子園球場や、ゲーム中に登場する「学校」や「河川敷」といった場所も選ぶことができます。デイゲームやナイトゲーム、天候などの選択も可能です。

まずは「打撃練習」を東京ドームでプレイします。


(ノーマル視点)

「打撃練習」の視点は、従来の視点である「ノーマル」、ノーマルより少しサイズが大きい「リアルサイズ」、バッターボックスに立つ「打席」の3種類。「ノーマル」「リアルサイズ」視点は従来シリーズの操作とほぼ変わらないです。

画面の構成は従来の作品と同じように見えますが、VRヘッドセットを装着していると「目の前にいる選手の存在感」がより感じられます。さらに、投手が投げるストレートのスピード感や、変化球の軌道など、見ているだけでも楽しめます。

また、バットの芯でボールを捉えた時に響き渡る「カーンッ!!」の気持ちよさは格別です。遠くに飛んでいくボールを見送り、強打者になった気持ちになります。


(プレイエリアから少し歩くと反対側の打席に移動することも可能)


(夏の風物詩とも言える「甲子園球場」)

次にやって来たのは、夏の風物詩ともいえる「甲子園球場」。ここでは野外ということもあり、心なしかボールの見え方も違った感じになります。

「打者」視点でバッターボックスに立っている感覚に

「打者」視点は、ボールが来るタイミングに合わせてバットをスイングします。ピッチャーのインコース高め(打者側に近い高め)なボールに対して、思わず体を仰け反ってしまったり、ボールを真上に打ち上げてしまった時に見上げてしまったりと、実際にバッティングをしている感覚になります。


(横を見るとキャッチャーが!)

また、試合モードで打者視点になると、大勢の観客が見ている中でバッティングができるという贅沢な気分を味わうことができます。観客からの声援も臨場感があり、スイングをするボタンに力が入ります。

ただ、安全上の配慮ということからか、操作はコントローラーのみの対応であることが少し残念でした。「PlayStation Move モーションコントローラー」に対応していたら、実際にバットを振る感覚で楽しめそうです。

投手は野球中継のような視点


(「投手ノーマル」視点)

投手の視点は、従来の視点である「ノーマル」、ノーマルより少しサイズが大きい「リアルサイズ」、投手の背後から操作する「投手ノーマル」、ノーマルより少しサイズが大きい「投手リアルサイズ」の4種類です。

こちらの視点は、実際の打者と投手の距離感が伝わって良いと思いますが、ストライクゾーンの感覚を掴むまでが少し難しいです。設定でワイプなどで拡大した部分を選べたら、初めて野球ゲームをプレイするという人にも優しいかもしれません。

VRの「観戦」で野球場の熱気が伝わる

VRの試合観戦は、想像以上に完成度が高く驚きました。自分が見ている方向によって変化する球場内の音や、試合の展開によってヒートアップする観客の熱気が伝わってきます。

プレイヤーが座れる位置は球場ごとに決まっており、それぞれ10前後の場所から試合を見ることができます。好きなタイミングで座席を移動するといった実際の球場ではできない行動も可能です。また、球場選択時にデイゲームやナイトゲーム、天候などの選択もできます。


(バックネット裏席)


(ライト外野席)


(試合展開に盛り上がる観客)

周りにいる観客は、ただそこに存在しているだけでなく、飛んでくるボールを目で追ったり、展開によって盛り上がったりします。そのため、自分だけでなくみんなで一緒に試合観戦をしている気持ちになります。どこにいても下を向くとスコアボードが表示されるので、試合の状況はすぐに確認できます。


(隣の観客を見ると笑顔をくれる)

「実況パワフルプロ野球2018」は「野球ゲーム」にVRが組み合わさることで、より臨場感のある「野球体験」ができると感じました。自分の好きな選手や、本編で育てた選手で遊ぶとさらに楽しめそうです。ぜひ、VRでバッティングや試合観戦をしてみてはいかがでしょうか。

ソフトの概要

タイトル

実況パワフルプロ野球2018

フォーマット

PlayStation 4(PlayStation VR対応)、PlayStation Vita

ジャンル

野球・育成

発売日

2018年4月26日

価格

・PS4
パッケージ版:通常版 7,980円(税別)
ダウンロード版:通常版 8,618円(税込)
ダウンロード版:デジタルデラックス 10,778円(税込)

・PS Vita
パッケージ版:通常版 6,980円(税別)
ダウンロード版:通常版  7,538円(税込)
ダウンロード版:デジタルデラックス 9,698円(税込)

プレイ人数

1~2人(オンライン時:1~2人)

公式サイト

https://www.konami.com/pawa/2018/


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