12月1日の記者発表会において、グーグルは、スマートフォンで高品質なVRが体験できるプラットフォームDaydream用のヘッドセット「Daydream View」の国内販売を発表しました。価格は税込12,000円、発売日は2017年12月13日となっており、予約はGoole Storeにて12月1日から開始となります。
今回日本での発売が決定したDaydream Viewは2017年モデルとなります。2016年モデルは一部の国でのみ取り扱われており、日本では販売されていませんでした。
Daydream Viewとは
Daydream Viewは、Daydream対応のスマートフォンを装着してVRが体験できるヘッドセットです。操作用のリモコン型コントローラーが付属しており、手の動きをある程度反映した形でのVR体験が可能です。PC向けのハイエンドVRヘッドセットとも同等(グーグルの担当者談)のレンズを搭載しており、Youtubeなどで360度動画を視聴したり、VR対応のゲームを楽しめます。他社製のデバイスと比較すると、サムスンのGear VRと同程度のVR体験となります。
https://www.youtube.com/watch?v=PNBL2DpB1YE
(※動画中ではDaydream Viewは3色ですが、日本国内で販売されるのは現在チャコール1色のみとなっています)
Daydreamに対応しているスマートフォンはLGのV30+やサムスンのGalaxy S8、ASUSのZenFone ARなどの7機種です。
Daydream Viewは2016年末に展開を開始していましたが、2017年12月までは海外のみの販売となっており、日本で展開されていませんでした。日本での発売が遅れた理由として、グーグルの担当者は「完全なVR体験を提供するために、ローンチに当たってはコンテンツパートナーとスマートフォンパートナーの確保を前提としている。3ヶ月前に日本でローンチする準備が整った」とのこと。
日本未発売のスマートフォン「Google Pixel」の日本発売や、日本でもシェアの多いXperiaシリーズなど今後の対応スマートフォンの拡大については「公表できることはない」と言及がありませんでした。
12月現在、グローバルでのDaydream対応コンテンツの数は250を超えています。日本発のコンテンツとして、インターネットテレビ「AbemaTV」やVRゲーム『Rez Infinite』、『釣り★スタ VR』、360度動画配信サービスの「360Channel」、コロプラ社のコンテンツなどが予定されています。
Daydreamで視聴・体験できるVRコンテンツに関し、すでに一部の海外コンテンツは日本からのダウンロードをロックしているケースがあることに対し、「コンテンツパートナーの中に日本での公開や対応をしていないところがあるのは残念。グローバルに展開できる状況を保っていきたい」とのこと。対応が望まれるところです。日本でリリース予定のコンテンツ数については言及がありませんでした。
キャンペーンも実施
株式会社NTTドコモは、1月以降発売されるLG製スマートフォン「V30+」の購入者全員に、Daydream Viewを無料プレゼントするキャンペーンを実施します(数量の限りあり)。
Daydream View スペック
サイズ(幅 × 厚さ × 高さ) |
167.8mm × 117.1mm × 100.2mm |
カラー |
チャコール |
重量 |
261g |
対応デバイス |
LG V30+ |
希望小売価格 |
12,000円(税込) |
購入可能なサイト |
Daydream View コントローラー スペック
サイズ(幅 × 厚さ × 高さ) |
105mm × 35mm ×17mm |
重量 |
40g |
Bluetooth |
Bluetooth low energy(LE) |
接続端子 |
USB-C |
バッテリー |
220 mAh |
センサー |
9軸 IMU |