中国のデバイスメーカーOPPOは、米国・サンタクララで開催中のAWE2023にて新たなデバイス「OPPO MR Glass Developer Editon」を発表しました。VRヘッドセットの前面に搭載されたカメラで現実世界を見ながら、バーチャルを融合して表示できる「ビデオパススルー」機能を搭載しています。
OPPOは半導体メーカーのクアルコムと協力し、これまでもARグラスのプロトタイプなどを展開してきました。今回発表された「OPPO MR Glasses」はビデオパススルー機能を搭載し、VRとARの両機能を兼ね備えています。
公開された開発者版「OPPO MR Glass Developer Editon」の情報は以下の通りです。
・SoC：Snapdragon XR2+ Gen1
・2160×2160×2のLCDディスプレイ
・パンケーキレンズ搭載
・魚眼レンズを4基搭載
・デュアルRGBカメラ（パススルー用）
・最大120Hz
・心拍センサー搭載
・対応プラットフォーム：Snapdragon Spaces
トレンド「パススルーAR」の加速
パススルーARを搭載したデバイスは、「Meta Quest Pro」、「VIVE XR Elite」など2022年後半から登場し始めています。AWE2023に先立ち、レノボもパススルーARを搭載したMRヘッドセット「ThinkReality VRX」を発表しています。
今回発表されたOPPO MR Glass Developer Editonは開発者向けのバージョンで、2023年第2四半期（7〜9月）に発売を予定。今後もパススルーARを搭載したMRヘッドセットの市場投入が続くと考えられます。
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