アメリカのメジャーリーグチーム「ミネソタ・ツインズ」は、スポーツの試合中に、ファン同士が交流する場を提供するARプラットフォーム「ARound」の導入を発表しました。
「ARound」は、スマートフォンを使って、観客は現実の環境に重ねられた「スタジアム全体」のマルチプレイヤー体験に参加できるARプラットフォームです。利用者は、現実の環境に重ねられた「スタジアム全体」のマルチプレイヤー体験に参加できます。
「ミネソタ・ツインズ」の試合では、今後プレイ中に共有AR体験に参加できるようになります。選手の様々なスタッツ(成績)の表示も可能とのこと。
「ミネソタ・ツインズ」のブランドエクスペリエンス&イノベーション担当シニアディレクターであるクリス・アイレス氏は、今回の「ARound」導入について、以下のようにコメントしています。
ターゲットフィールド(球団本拠地)の体験を進化させ強化し続ける中で、これまでにない技術をファンの皆様に紹介できることに興奮しています。「ARound」は、マルチプレイヤー・ビデオゲームと拡張現実を組み合わせたもので、将来的にはインタラクティブな次世代スタッツ・プラットフォームに拡張することが可能です。
メジャーリーグの各球団はAR/VR関連の技術を積極的に取り入れています。2019年には、ロサンゼルス・ドジャースがVRを活用したバッティング練習システムを導入。2021年には、オークランド・アスレチックスが、春季キャンプ中にVRを使用して打者をトレーニングしていたことが、MLBの公式サイトから明らかになっています。
(参考)VRScout
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