新作VRゲーム「WHAT THE BAT?」が発表されました。2022年後半にMeta Quest(Quest 2)、PC(Steam)向けに発売予定です。
「WHAT THE BAT?」は野球を題材にしたVRスポーツゲーム……ではありません。野球のバットとはそもそも何かという哲学的(?)疑問を解消すべく、100種類以上にも及ぶ課題に挑んでは真理へと迫っていくVRバットゲームです。
(前作「WHAT THE GOLF?」)
Nintendo Switch、PC(Steam)などで発売された、ゴルフのようでゴルフでない謎のゴルフゲーム「WHAT THE GOLF?」の流れを汲んだ作品でもあります。
「WHAT THE GOLF?」は非VRのタイトルでしたが、今回の「WHAT THE BAT?」は完全なVR専用タイトルと装いも新たに登場。野球にちなみ、左右の両手にバットを持って構え、様々の哲学的課題に挑んでいきます。
用意された課題は本稿執筆時点において「朝食を作る(卵を割る)」、「ブロック崩しを遊ぶ」、「自動販売機から食べ物を取り出す」、「サッカーのゴールキーパーをする」、そして「犬を撫でる」といったものが明らかになっています。いずれも両手でバットを掴んだ状態でこなしていきます。どの課題も「果たしてそれは野球なのか? バットですることか?」と首を傾げてしまうものばかり。前作「WHAT THE GOLF?」同様、数多くの謎と狂気が入り混じった展開が繰り広げられていくようです。
また、フレンドとハイスコアを競い合うリーダーボード機能、新しいゲームをアンロックしていくやり込み要素も実装されているとのこと。前述の通りゲームの数も膨大で、ボリュームも相応の規模になっているようです。
開発ディレクターのPeter Bruun氏は、「ゴルフのルール理解に失敗し続ける体験をまとめた『WHAT THE GOLF?』に続き、今度は野球の理解に失敗し続ける本作が作られました。2022年の後半にも公園から打ち上げるつもりです。これこそが私のバットです。」という哲学的で奥深いコメントを米メディアUploadVRに寄せています。
前作「WHAT THE GOLF?」に肩を並べるほど謎めいたゲームになることが予感される本作。今後の収録ゲームを始めとする続報に注目です。
(参考)UploadVR