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ゲーム・アプリ 2021.12.06

広大な原野で狩りを楽しめるゲームや、料理の歴史を学べる教育系ゲームなどが発表―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(11月28日~12月4日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は11月28日~12月4日の関連ニュースが対象です。

目次

1. VR釣りゲー「Real VR Fishing」初の有料DLCの配信日が決定
2. 4×4kmの広大な土地が舞台のVR狩りゲー「Virtual Hunter」早期アクセス版発売
3. VRアクション「Lucky’s Tale」のPC、PSVR版が近日発売
4. VRMMORPG「Zenith: The Last City」ベータ版が12月末に配信
5. VR街づくりシミュレーター「Little Cities」最新映像公開
6. 様々な時代、国の料理の歴史的側面を学ぶ新作VRゲーム「Lost Recipes」発表

VR釣りゲー「Real VR Fishing」初の有料DLCの配信日が決定

VRフィッシングゲーム「Real VR Fishing」初の有料ダウンロードコンテンツ「US WEST」の配信日が12月16日に決定したことが発表されました。Oculus Quest(Quest 2)版向けに配信されます。

今回発表された「US WEST」は20箇所に及ぶロケーションと、76もの魚種を新規に追加するダウンロードコンテンツ。ロケーションに関しては「ヨセミテ渓谷」、「タホ湖」、「グランドキャニオン」を始めとするアメリカに実在する観光名所が追加され、それらを背景に釣りを楽しめるようになります。

魚もグリーンチョウザメ、タイガーマスキー、そしてホウジロザメなどの現実では釣るのも困難な種類が多数登場。さらに本編のキャンペーンとは独立した本DLC専用のレベルを攻略していくモードも導入され、事実上の内容面の充実化も図られる形となります。細かい部分でもインターフェース周りの改善も実施されるとのことです。

「Real VR Fishing」は美しい自然風景などをバックに、リラックスしながら魚釣りを楽しむVRフィッシングゲーム。2019年にOculus Go用タイトルとして発売。後にOculus Quest(Quest 2)Oculus Rift(Rift S)版も発売されました。

(参考)プレスリリース、UploadVR

4×4kmの広大な土地が舞台のVR狩りゲー「Virtual Hunter」早期アクセス版発売

新作VRゲーム「Virtual Hunter」の早期アクセス版が12月2日、Steamで発売されました。価格は税込1,520円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語には未対応です。

「Virtual Hunter」は、広大な自然の大地で野生動物の狩りを楽しむVRハンティングゲーム。ライフル、弓矢といった用い、アカシカ、ヤブノウサギといった野生動物たちを見つけ出しては仕留めていきます。実在の動物の習性に基づく野生動物たちの動き、4×4kmに及ぶ広大なマップが特色。マップには射撃場やアーチェリー場といったアクティビティも設けられていて、各種武器の練習も行えるようになっています。

早期アクセス版では売りである4×4kmのマップ、アカシカ、ヤブノウサギの野生動物2種が実装済み。他の動物などは今後のアップデートで随時追加されていく予定となっています。また、製品版の発売は2022年内を想定しているようですが、今後の開発に応じて変動する可能性がある模様です。

ソフトウェア概要

タイトル

Virtual Hunter

発売・開発元

Virtual Hunter

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality

プレイ人数

1人

価格(税込)

1,520円(Steam

(参考)Steam

VRアクション「Lucky’s Tale」のPC、PSVR版が近日発売

11月19日にOculus Quest 2専用タイトルとして発売された「Lucky’s Tale」のPlayStation VR(PSVR)、PC版の発売日が発表されました。具体的な発売日については執筆時点で未定となっています。

「Lucky’s Tale」は主人公のキツネ「ラッキー」を動かし、個性豊かな仕掛け満載の箱庭ステージの攻略に挑んでいく3人称視点のVRアクションゲーム。プレイヤー本人もラッキーと一緒に冒険に同行しているという設定で語られるストーリー、アクションゲームの王道に則った操作スタイル、可愛らしいキャラクターたちを売りとしています。

元は2016年にOculus Rift向けに発売されたタイトルで、後年にはVR非対応版の「Super Lucky’s Tale」と、それをさらにパワーアップさせた「New Super Lucky’s Tale」が家庭用ゲーム機、PC向けに展開されました。

今回の「Lucky’s Tale」は一番最初のRift版の移植兼リマスター版で、「New Super Lucky’s Tale」と同等の鮮明なグラフィックを特徴としています。

なお、PC版の対応ヘッドセットについては執筆時点で不明。PSVR版も含め、日本語に対応するかも同様に判明していません。

(参考)UploadVR

VRMMORPG「Zenith: The Last City」ベータ版が12月末に配信

VRMMORPG「Zenith: The Last City」のベータ版が12月末に配信されることが発表されました。Oculus Quest(Quest 2)、PlayStation VR(PSVR)、PCの各ヘッドセットでプレイ可能で、参加方法の詳細については後日発表されるとのことです。

「Zenith: The Last City」は日本のRPG、アニメ作品から多大な影響を受けた作風を特色とするVRMMORPG。何世紀も前に起きた大災害の再来を防ぐため、人、神々との戦いを繰り広げていく壮大なストーリーが描かれます。VRリズムアクション「Beat Saber」に着想を得た戦闘システム、どんなものにも登れてしまう自由度の高いアクションが特徴。MMORPGらしく多人数同時参加も可能で、巨大なボスとの戦闘、料理といった豊富な専用コンテンツが収録されています。

また、今回のベータ版発表の報道では、新しいゲームプレイ映像も公開。
滑空アクションや戦闘の流れといった要素を確かめられます。

(参考)UploadVR

VR街づくりシミュレーター「Little Cities」最新映像公開

2022年春の発売が報じられていたOculus Quest(Quest 2)向けVR街づくりゲーム「Little Cities」の最新映像が公開されました。これまで詳細が伏せられていた街づくりを始めとするゲームプレイの模様が紹介されています。

小さな島に手を使って道路を舗装したり、住宅や店舗といった建物を建設。市民の満足度を高めたり、地域全体に電力を供給するといった都市計画を組み立てる要素もあります。街が発展すると災害を始めとするイベントも発生し、その解決に取り組めるそうです。

なお、具体的な発売日に関する発表については執筆時点でありません。
今後の続報が待たれます。

(参考)UploadVR

様々な時代、国の料理の歴史的側面を学ぶ新作VRゲーム「Lost Recipes」発表

Oculus Quest(Quest 2)向け新作VRゲーム「Lost Recipes」が発表されました。2022年に発売予定とのことです。

「Lost Recipes」は様々な時代や国の料理を作りながら、その歴史的側面を学んでいくVR料理ゲームです。パーティ系のゲームとしての印象が根強い料理ゲームとは一線を画す、教育に焦点を当てた内容が最大の特色。16世紀のマヤ文明でトルティーヤを作ったり、中世中国の時代の串焼きを作ったりなど、調理過程を踏まえながらそれぞれの時代の料理について学べるようになっています。収録されているレシピの総数は執筆時点で不明ながら、時代ごとに結構な数が用意されている模様。操作に関してもコントローラを各調理器具に見立てて動かす、VR特有の直感的なスタイルを採用しているようです。

開発はVRスパイ脱出ゲーム「I Expect You To Die」シリーズを手がけたSchell Games。同スタジオとしては初の教育をテーマに据えた作品とのことで、どのような工夫を凝らした内容になるのか、今後の続報が注目されます。

(参考)UploadVR


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