Home » コロナ大打撃のVR体験施設Sandbox VR、経営状況は徐々に復活傾向か


業界動向 2021.07.08

コロナ大打撃のVR体験施設Sandbox VR、経営状況は徐々に復活傾向か

VR体験施設を運営する香港のスタートアップSandbox VR。新型コロナウイルスの流行によって大きな打撃を受けた同社の経営状況が“復活”しつつあると、米メディアCNETが報じています。

Sandbox VRは、複数人で体験できるマルチプレイのVR体験施設を提供しています。2020年2月時点で、米国内で6箇所の他、香港、ジャカルタ、マカオ、シンガポールで体験施設を運営していました。しかしその後、新型コロナウイルスの影響によって、運営していた店舗のすべてを閉鎖。大多数のスタッフをレイオフしていました。後に倒産状態からは脱却したものの、2020年8月には米国子会社が、米国連邦倒産法第11章に基づく再生手続を申請しました。

そのようなSandbox VRの厳しい状況も、ワクチンの普及とともに変わりつつあるようです。同社は2021年4月、2022年までに計15店舗のVR体験施設をオープンする計画を発表。来場者の集団同士が接触しないようにする予約スケジュールの設定や、消毒設備の導入なども進めています。

Sandbox VRのCEOのSteven Zhao氏は、VR体験施設で提供するコンテンツの制作も検討しています。同氏によれば、魔術師として魔法を使う作品や、複数の腕を有するモンスターとなれるようなコンテンツを考えているとのことです。

(参考)CNET


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード