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企業動向 2023.06.23

ワントゥーテン、3D映像のリアルタイム転送システム「ライブホログラム」を開発

株式会社ワントゥーテンは、人やモノなどの3Dデータをリアルタイムに転送し、3D映像として表示するシステム「ライブホログラム」を発表しました。今後、東京大学大学院工学系研究科の中尾研究室との共同研究契約を締結し、5Gを用いたデモンストレーションの実施、情報発信やゼミ・講義・講演等への活用を経て2023年秋の実用化を目指すとしています。

3D映像をリアルタイム転送・表示、複数ユーザー・マルチデバイスで

「ライブホログラム」とは、人や物などを複数視点のカメラで撮影、リアルタイムで転送・復元し、3D映像として表示する技術です。ワントゥーテンのプレスリリースによれば、「今までは高速でデータを圧縮・転送・解凍し3Dモデルとして再構築するのは困難で、表示速度も遅いのが課題となっており、この問題を解決しリアルタイムで3Dデータの転送を可能にしたのが、『ライブホログラム』です」とのこと。

「ライブホログラム」は様々なデバイスに対応しており、スマートフォンやPC、各種ヘッドセット等で利用できます。また、先日WWDCで発表されたAppleの「Vision Pro」にも対応予定です。

ワントゥーテンは2009年7月に創業。空間演出/エンターテイメント事業、ロボット/AI事業、IoT/商品プロトタイプ事業、広告クリエイティブ事業を展開する企業です。デジタルツインサービス「QURIOS」の「石見銀山メタバースプロジェクト」への提供、大阪・関西万博のデザインシステム「EXPO 2025 Design System」の制作、旧芝離宮恩賜庭園や二条城・名古屋城でのライトアップイベント「YAKAI by 1→10」の企画・総合演出など、先進的なプロジェクトを多数手掛けています。

(参考)プレスリリース


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