フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、ワシントン州レッドモンドにあるOculusのR&DチームOculus Researchを訪れ、同施設で研究されているデバイス等を体験しました。
Oculus Researchは、著名なプログラマーであるマイケル・エイブラッシュ氏のもと、VRのデバイスの研究にとどまらず、没入感の深いVRとARを実現するための様々な研究開発を行っています。
ザッカーバーグ氏は同氏のFacebookの投稿の中で、視察時の写真を掲載しています。その中には、グローブ型コントローラーを装着している写真がありました。
位置を高速・低遅延でトラッキングするシステムOptitackを使用し、無線でOculus Riftと接続。手を自由自在に動かすことができるようです。
ザッカーバーグ氏の投稿によると「ここでは、VR/ARで手を使うための新しい方法を研究しています。このグローブでは、VRで絵を描いたり、キーボードをタイプしたりスパイダーマンのように蜘蛛の糸を出すことも出来ます」という体験内容のようです。
Oculusは。2015年7月に手のトラッキング技術を開発していたPebble interface社を買収しています。現在のOculus Riftでは、ハンドコントローラーとしてOculus Touchが使用されていますが、より自然で実在感のある“手”を実現するための開発を続けていることが分かります。
ザッカーバーグ氏は、「我々の目標はVRやARで私たちがやりたいと思うことを可能にすることです。眼鏡のようにどこにも持ち運ぶことができ、バーチャルな世界とも現実と同じようにやりとりのできることです」と語っています。
ザッカーバーグ氏の投稿には手袋型コントローラー以外にもOculus Research内部のさまざまな写真がアップロードされています。
(参考)
http://vrscout.com/news/mark-zuckerberg-teases-prototype-oculus-vr-gloves/
※Mogura VR は、VR Scoutとパートナーシップを結んでいます。