【レビュー】カラバリが豊富なスマホVRHMD「暴风魔镜小D」

手持ちのスマートフォンで手軽にVR体験を楽しめるモバイルVR。しかし、Amazonで検索をかけるとあまりにも多くの種類のモバイルVR用デバイスが見られ、どれを買ったらいいか分からないと思います。

参考までにMogura VR編集部では全てのデバイスを実際に検証し、一つ一つレビューしていきます。

第14回は「暴风魔镜小D」。中国のVRデバイスのため簡体字です。日本語に直すと「暴風魔鏡」となります。Amazonでは「Uvistar VRゴーグル」の名前で販売されています。

多くのスマホ用VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)が白一色、黒一色であるのに対して、今回のVRHMDは「イエロー」「バラ色」「ホワイト」の3色のバリエーションがあります。今回レビューに使用したのは「ホワイト」です。早速レビューしていきましょう。

暴风魔镜小D

今回のレビューでは、スマートフォンは「Xperia Z5 Premium」、イヤホンはソニーの「MDR-NWNC33」を使用しました。また、執筆者の視力は0.01の近視です。

暴风魔镜小Dの特徴

スマートフォンの装着する留め具が、シンプルながらもきちんと固定できる形になっています。

暴风魔镜小D

HMD前面に、ぐいっとスマートフォンを挟み込む形で装着します。

また、メガネが使用できます。

暴风魔镜小D

手持ちのメガネの中では大きい方を使用してもすっと装着できましたが、スポンジ部分と干渉しているので、とても横幅の大きなメガネの場合は怪しいかもしれません。ですが、ほとんどのメガネには対応していると思います。

IPD(瞳孔間距離)の調整は可能ですが、ピントの調整はできません。この点はとても惜しいと思います。IPDを調節するレバーはHMD下部についています。

頭にかけるベルトは頭を横に一周するベルトと、頭の頂点を半周するベルトの二本で構成されており、Gear VRと同じ構造です

暴风魔镜小Dの優れている点

暴风魔镜小D

スマートフォンの装着のしやすいところがとても好印象。しかも、写真のように、↑のマークがHMD中央についています。2眼表示モード(VR表示モード)にしてあるスマートフォンの、ちょうど2眼の中心にある白い線をこのマークに沿ってスマートフォンを装着すると、ちょうど左右均一にセットできるようになっています。

暴风魔镜小Dの悪い点

視野角、光の漏れ、HMDが自重に耐えきれずにずれる、この3つの点で不満を感じました。

まず視野角ですが、ピントの調整ができない機構のためか、HMDのレンズと、スマートフォンの画面の間にある、HMD内部が見えてしまいました。

また、スマートフォンに映し出された画面でも、映してはいけない部分が見えていました。

暴风魔镜小D

画像の赤い斜線で示した部分が見えてしまうと、そこにはアプリケーションの映像が映し出されていないわけなので、没入感の妨げとなります。

そのため、レンズの視野角という意味では広いのですが、VR体験をよりよいものにするためには映してはいけない部分を映し出し、没入感を削いでしまっていたのが残念でした。

次に、HMDと顔が密着する部分。特に鼻とHMDの間からの光が多く漏れていました。これも、没入感の妨げとなってしまいます。

最後に、顔が横向きになるようなアプリケーションを試した時、ヘッドバンドをきつく締めて固定しようとしても、HMDとスマートフォンの重さによって、HMD本体が、ピントがばっちり合う位置からずれてしまい、ぼやけてしまうという事がありました。いきなり画面がぼやけては没入しようにもできません。

暴风魔镜小Dの総評

カラーバリエーションや↑の表記など、細かいところでは気が利くHMDですが、HMDとして重要な部分がおろそかになっている製品でした。

デバイス名:暴风魔镜小D(Uvistar VRゴーグル)
メーカー:北京暴风魔镜科技有限公司
価格:ホワイト 1,760円 バラ・イエロー 1,200円(8/8現在)
視野角:不明
IPD調整:可
眼鏡の使用:可
良い点:カラーバリエーションが豊富。スマートフォンの装着がしやすい
悪い点:没入するために必要なポイントが抜けている

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