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AR/MR 2019.05.15

スナップチャットの“性別を変えるARフィルター”が大ヒット

アメリカのSnapchatは、性別を変える新しいARフィルターをリリースしました。既に多くのユーザーがこのARフィルターを試しており、自分自身の顔はもちろん、人気ドラマシリーズや映画の登場人物、俳優の顔に使って楽しんでいるようです。

このフィルターには「男性フィルター」と「女性フィルター」の二種類があり、男性フィルターを使用するとあごひげが生え、女性用フィルターを使うと長い髪が生える、といったもの。それぞれの性別に合わせて顔立ちも変更されます。

使うにはSnapchatアプリを自撮りモードで開き、右に数回スワイプするとこの新しいフィルターを使用できます。

様々なインフルエンサー、セレブも話題に

この機能は瞬く間にSNSで話題となり、多くの芸能人やインフルエンサーがこのARフィルターを使った写真をシェアしています。インスタグラムユーザーのマーク・バルデスは、このフィルターで女性になった自分が「アン・ハサウェイに似ていることに気づいた」と投稿、モデルのクリス・ペリーガールフレンドがこのフィルターを使っている様子を投稿しています。

また、人気の俳優やセレブの画像を用いて、「このフィルターを使った場合、誰に似ているのか」を検証するウェブサイトも登場しました。例としてRuinmyweek.comはドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のキャストの画像にARフィルターをかけ、彼らが異性になった場合どういった容貌になるかチェックする記事を公開しています。

興味深いことに、このフェイスフィルターはある種の“社会実験”とでも呼ぶべきものにも使用されています。女性が出会い系アプリでどのような体験をするのか調べるため、いくらかの男性ユーザーは、このARフィルターを通した自身の写真をマッチングアプリで使っています。他にも恋人や友人へのイタズラに使用する人もいるようです。

昨今“下火”とみなされていたSnapchatにとって、これらの出来事はとても良いニュースでしょう。この週末で多くの人がこのARフィルターを使うためにSnapchatを起動しました。「Snapchatは終わった」とする人々もいましたが、今回の一件によって、まだまだSnapchatを利用している人は多く、これからも可能性がある、ということが証明されたと言えます。

(参考記事)VRScout


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