HTC Viveをワイヤレスにするアップグレードキットが登場

中国のTPCAST社は、PC向けヘッドマウントディスプレイHTC Viveをワイヤレスで使用するためのアップグレードキットを発表しました。PCに送信機を取り付け、HTC Viveのヘッドセットに受信機と電源ボックスを装着して使用します。

HTC Vive最大の課題「ケーブル」

HTC Viveは最大3m×4mを自由に動き回ることのできるルームスケールが特徴で、高い没入感を実現していますが、PCと接続するケーブルが最大の課題となっています。

今回のアップグレードキットは、HTCオフィシャルのものではなく、サードパーティ製のアップグレードキットとなります。TPCAST社はHTCが行っているアクセラレーション・プログラムVive Xに参加しています。

VRヘッドマウントディスプレイで人間が違和感を感じないラインは20ms(ミリ秒)。独自の無線技術により、87.3Mbpsという高速転送を行い、遅延を15msにおさえるとしています。連続駆動時間は2~5時間。

公表されている外観は以下の通り。最終製品の外見は変更になる可能性があるとのこと。

HTC Vive
ヘッドセットに受信機を取り付けた図

HTC Vive
送信機のイメージ

11月11日時点では、中国のHTC Vive公式サイトにて予約受付を開始しています。価格は1,499元(約23,500円)。発送時期は2017年第1四半期とされています。

ケーブルの懸念なくハイエンドなVRヘッドマウントディスプレイをワイヤレスで実現するための取組が進みつつあります。Oculusは、PCとの接続を行わないスタンドアローン型デバイスSanta Cruzを開発中です。

※公式サイトにて連続駆動時間が2~5時間との記載に変更されたため、該当箇所を一部修正してあります。

(参考)
http://www.vive.com/cn/accessory/tpcast/

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この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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