VorpXを使い、GTA5のPC版をOculus Riftに対応させVRで遊ぶことが可能に

4月14日、PC版が発売された世界的人気作『グランド・セフト・オート5』(GTA5)。公式にはOculus Riftを使ったVR対応はしていませんが、外部ツールを使って、Oculus Riftで遊ぶ方法が明らかになりました。

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GTA5は2013年にPS3、Xbox 360版が発売。昨年PS4、Xbos Oneの新世代ゲーム機に対応したバージョンが発売されました。架空の街を舞台にした広大なオープンワールドでミッションを行っていくクライム・アクションゲームシリーズの現状では最新作で、「24時間で最も売れたビデオゲーム」「10億USドル(約1200億円)を最速で売り上げたビデオゲーム」など複数のギネス記録を打ち立てたゲームです。過激な暴力表現や性描写がしばしば話題になりますが、国内外で根強い人気を誇っています。

PC版は4月14日に発売されました。家庭用ゲーム機以上に解像度やフレームレートが向上しています。Oculus RiftなどのVRへは公式に対応していませんが、VR対応を可能にする外部ツール「VorpX」を使い、Oculus RiftでGTA5が遊べるようになりました。

VorpXは、PCゲームをOculus Riftに対応させるツールで、40ドル(約4800円)で有料販売中。一人称視点のFPSゲームをVRで遊びたいという需要に応えて、Bioshock、Far Cry、Skyrimなど80以上のゲームに対応。今回の、GTA5の発売を受けて、VR対応させるドライバーをいち早く提供しています。

VorpXを導入後の設定方法は、アメリカのVR専門メディアRoad to VRに掲載されていますが、以下の通りです。

・複数あるモードのうち、Virtual Cinema Modeの使用を推奨
 1.ラウンジから、背景がないか物が少ないシーンに移動
 2.「Screen Distance Offset」を使い、スクリーンを自分に近づける
 3.ヘッドトラッキングの速度を、自分の好みに切り替える。1:1の速度だと酔いやすいので変更したほうがいい

・Full VR Mode(完全なVRモード)で体験したい場合
 Field of Views(FOV、視野角)を水平120度程度に上げること。上げないと酔いが激しくなる可能性大

他にもRoad to VRの記事では、他のモードでの起動方法やヘッドトラッキングの遅延を遅らせる設定等について解説されています。

また、GTA5については、VR内での歩行を可能にする周辺機器「Omni」でプレイする動画が公開され既に80万再生に近づいています。公式対応がされない中に、VR対応を自力で試みようとする例が次々と出てきていることは、、Oculus Riftを使いゲームの中の世界に入っていくという体験がどれほど期待されているのかということを表しているのではないでしょうか。

なお、本ゲームを始め、外部ツール等を使って既存のゲームをVRで遊ぶ際には、公式にサポートされたモードではないこと、そのため激しい酔いを引き起こす可能性があることには十分ご注意ください。


(参考)
How to Configure VorpX to Play GTA V on the Oculus Rift – Road to VR
http://www.roadtovr.com/how-to-configure-vorpx-to-play-gta-v-on-the-oculus-rift/

この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    株式会社Mogura代表取締役社長。慶應義塾大卒。元ネトゲ廃人。中央省庁勤務後、ベンチャー企業を経て「Mogura VR」編集長。VRジャーナリスト。国内外を駆け回って情報収集中。VRのことならいくらでも語れます。

    Twitter:@tyranusii

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