HTC、中国最大手のネットカフェと提携、HTC Vive導入を発表

「HTC Vive」は、ValveとHTCが共同で開発を進めているVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)です。4m×3mという広範囲のトラッキングシステム「Lighthouse」を備えていることが特徴的です。製品版の予約は、2016年2月から開始し、出荷は4月を予定しています。

12月18日に北京で行われたイベントでHTCは、中国のインターネットカフェにHTC Viveをプレイできる環境を導入するために、ShunWang Technology社とパートナーシップを結ぶことを明らかにしました。ネットカフェに設けた特別な部屋で10分2~5ドル(約240~600円)で体験できるようになるというもの。

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ShunWang Technology社(中国名:顺网科技、以下ShunWang)は中国杭州市の株式会社で、中国で最も有名なインターネットカフェのソフトウェアプロバイダーのひとつです。
同社のソフトウェアは、10万を超える中国のネットカフェ(全体の約70%)で使われており、同社によればユーザー数は1億人を超えているといます。
この10万超のネットカフェの内の何店舗でViveのためのスペースが導入できるのかは未知数ですが、この市場規模は注目に値するでしょう。

ShunWangの社長Hue Yongは今回の件について、「持続可能なVRゲーム開発には、ネットカフェをプラットフォームとして支えられているハードコアなゲームが必要だ。ShunWangは、既に築き上げてきたネットワークと事業力で、最高のVR体験を1億以上いるネットカフェゲーマー達へ届けることに貢献するだろう。」などとコメントしています。

なおHTCの発表によると、ShunWangは、中国のネットカフェにHTC Viveを導入するための唯一のパートナーとなるようです。HTCがネットカフェ向けにViveのランチャーメニューを開発し、ShunWangが課金・コンテンツマネジメント・Viveプレイスペースの運営を担当することになるでしょう。

体験するスペースや、ケーブルの問題など、家で使用するには課題も多いVRヘッドマウントディスプレイ。ネットカフェでの導入は普及のための一つの方策ですね。

(参考)
HTC Partnership Aims to Bring Vive to “hundreds of millions” of Internet Café Users
http://www.roadtovr.com/htc-partnership-aims-to-bring-vive-to-hundreds-of-millions-of-internet-cafe-users/

※アメリカのVR専門メディアRoad to VRはMogura VRとのパートナーシップを結んでいます。

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この記事を書いた人

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    工学専攻の大学生。好きな科目は国語。趣味は歌などの創作でボーカロイドも使います。SAOのような物語が引き起こす、自他の文脈や人と世界の関係の集積へダイブすることを切望して止みません。将来もVRの傍に立っていたいと思います。

    Twitter:@yunoLv3

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