『エースコンバット7』先行体験レポ 戦闘機に乗り、VRの空を翔ける

エースとして戦闘機を操り、広大な空を駆け巡る『エースコンバット』シリーズ。本シリーズはこれまでに、プレイヤーに様々な「体験」を提供してきました。

SF風の架空世界観が特徴だった『エースコンバット3 エレクトロスフィア』、一人のエースパイロット「メビウス1」と、その敵国のエースである「黄色の13」という二人を中心に語られる戦争を追う『エースコンバット04 シャッタードスカイ』。

戦友たちとの出会いと絆、そして陰謀と別れの物語を描く『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』。フラメンコ調の情熱的な楽曲をバックに、様々なエース同士の生きざま、決闘が繰り広げられる『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』……など、シリーズごとに「新しい体験」をプレイヤーは楽しむことができたのです。

https://www.youtube.com/watch?v=9ypRhjU-OHg

そして現在、シリーズ最新作『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』が開発中となっています。本作のトレイラームービーでは、これまでのシリーズに出てきた懐かしい名前が聞こえつつも、新しい物語が描かれることが予想されます。

また、本作『エースコンバット7』の大きな特徴のひとつは「VR対応」です。あのエースコンバットを「VRで楽しむ」というと、どういったことを想像するでしょうか?多くの操縦機器が備え付けられた戦闘機のコクピットに座り、まるで自分が本物のエースパイロットになったかのように、飛行機を動かし、敵機を撃墜し、戦場を駆け抜け、空を支配するーー多くのファンが期待しているのは、そういった「体験」なのではないでしょうか。


Ace Combat™ 7: Skies Unknown & © BANDAI NAMCO Entertainment Inc.© DigitalGlobe, Inc. All Rights Reserved.

今回Mogura VRでは、そんな本作の先行体験会に参加し、VRモードでのゲームプレイを行うことができました。筆者としても思い入れのあるシリーズのため、PSVRをかぶり、コントローラを握るところから期待と不安の入り混じった思いがありました。以下、そのゲームプレイのレポートします。

VRで、あの空に飛び立つ

今回体験できたのは、時間にして数十分ほどのゲームプレイです。まずは空母の甲板から、自分の乗った戦闘機を離陸させるシーンからスタート。コクピットの窓越しに見える甲板上にはクルーがおり、他の機体の離陸も行われています。他の機体の射出が終わると、ついに自分もカタパルトから発射され、空へと飛び立ちます。

離陸後に現れた光景は、眼下に広がる海、広大な青い空。自分の頭を横や後ろに動かすと視界がリンクし、座っている戦闘機のコクピットからそれらを見渡すことができました。そこはかつて見ていた、あのエースコンバットの世界そのもの。しかし以前のシリーズのような「画面越し」という感じではなく、目に前に直接、空が広がっている感触があります。

VRのエースコンバットで絶対にやりたかった「コクピットから空を見回す」ことももちろんできました

しばらく、コクピットの中の機器や操縦桿なども見つつ、楽しんでいました。それとともに「この戦闘機に乗っての戦いは、いったいどんな臨場感になるんだろう?」という思いが巡りました。丁度、そのタイミングでしょうか、敵の襲来を知らせる通信が入ります。

ついに、この空が戦いの舞台になろうとしています。通信が終わり、ややあってから、目の前のレーダーが複数の敵戦闘機を捕捉。敵との距離を示すレーダー上の数字が、2000……1500……1000……そして目視でも充分に機影が確認できるようになった瞬間、目前のHUDが、危険信号を示す真っ赤な色に一斉に染まり、突然のミサイルアラートが!

急速に旋回して敵のミサイルを回避しつつ、敵機が通り過ぎて行った方向に自分の頭を大きく動かし、自分の目で敵機を追い続けます。機体が旋回するときに思わず自分の体が動いてしまうことは、これまでのシリーズで体験した人もいるかもしれませんが、本作は自分の視界が実際にゲーム画面にリンクするので、よりいっそう動いてしまいます。


頭だけでなく思わず身体も動いてしまいます

そして、うまく背後をとれるように操縦しながら、敵戦闘機を機銃の射程に収め、狙いを定めたところで……射撃!初めての交戦で少し手間取りながらも敵機を撃墜。ですが、まだ敵航空機との交戦は続きます。操縦に慣れてきたころにはこちらもミサイルで応戦し、複数機を撃墜。

そうして交戦を複数回繰り返すとゲームは終了。今回体験したVRモードではストーリーはほとんど語られず、純粋にVRでの空戦を楽しむものといった形でした。しかし、VRでの空戦には予想以上に自然に順応でき、コントローラだけではなく自分の頭を動かして敵機を目で追うなどのリアルな操縦感からか、終わった後は大きな満足感がありました。

ゲームプレイの感触について、VRゲームとしては没入感は、当初想定していたもの以上と感じました。従来のシリーズファンであれば、ぜひ体験してほしいものです。また操作感としては、これまでのシリーズを遊んでいるプレイヤーとしては非常に馴染みのあるものでした。ゲームが開始してしばらくすると、コントローラを使用しての旋回、射撃、ミサイル発射など、VRでの操縦にも慣れてきます。

気になる酔いですが、個人差があると思われますが、筆者としては快適にプレイできました。視界の動きが激しいフライトシューティングということで気になる部分でしたが、予想以上に自然に楽しむことができ、あのエースコンバットの世界に入り込めた体験になりました。

先行体験時のプレイ動画

本作の物語は、複数の映画賞を受賞した大ヒット映画『この世界の片隅に』の片渕須直監督が手掛けます。片渕氏といえば、エースコンバット4、5での演出・脚本担当でもあり、物語面に関してもどういったものになるのか気になります。本作は2018年発売。完成版ではどんな体験ができるのか、待ち遠しいものとなりそうです。

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この記事を書いた人

  • 早稲田大学文化構想学部卒業後、日立グループにてグループ全体のビジネスプロセス改善プロジェクトに従事。現在はゲームメディア「もぐらゲームス」編集長 兼 Mogura VR副編集長。
    大学在学中にインディゲームをテーマとした論文を執筆。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。VRとゲームの交わる先が気になります

    Twitter:@poroLogue