VRヘッドセットOculus Questで、「Google Earth VR」のような体験ができるアプリ「Wooorld」が近日中にリリースされます。マルチプレイヤー形式の作品で、プレイヤーは、世界の街や名所などをVRで眺めることができます。
「Wooorld」は、「Google Maps」APIを使用して作成されているようです。米メディアRoad to VRによれば、「Google Earth VR」に含まれるすべての2Dと3Dデータにアクセスできるとのこと。公開された映像からは、都市やナイアガラの滝、自由の女神といった場所を複数人で“探索”する様子が確認できます。パススルー(VRヘッドセットのカメラで、現実の周囲の景色を見られる機能)にも対応しているようです。
「Wooorld」は「Google Earth VR」と比べると、“Earth 3D”データのレンダリングを簡略化しています。これはQuestのチップセット(PCのGPUより非力)に対応するための措置と思われます。
2022年1月現在、「Wooorld」の具体的なリリース日は不明ですが、公式サイトではベータ版への参加申し込みを受付中。なお将来的には、PC向けVRヘッドセットやモバイルAR、「HoloLens 2」といったデバイスへの対応も検討されているとのことです。
「Google Earth VR」は、グーグルが2016年にリリースしたアプリ。「Google Earth」のVR版で、主要な都市や観光地の高精細な3DオブジェクトなどをVRから体験できます。2022年1月現在、同アプリが対応しているのはOculus Riftなど、PC向けVRヘッドセットのみ。Quest版の展開は行われていません。
(参考)Road to VR
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