“オープンソースソフトウェア・コンサルタント”のIgaliaが、Mozilla(モジラ)のVR専用ブラウザ「Firefox Reality」を引き継いだことが明らかになりました。同ブラウザの名称が「Wolvic」と改名されます。
「Firefox Reality」は、2DウェブページとVRコンテンツの両方を利用できるブラウザでした。2019年にMeta Quest(旧Oculus Quest)版がリリース。ただMozillaは2020年に、250人のスタッフのレイオフを発表。その中には「Firefox Reality」に携わるスタッフも含まれていました。
「Wolvic」は、WebXRに対応。没入型のWebコンテンツや360度ビデオを利用できます。プライバシーモード、音声検索、ムービーモードといった機能も存在。Igaliaは、将来的に新たな機能を追加していくと説明しています。
Igaliaは同ブラウザを「Firefox Reality Browserの新しい進化系」と解説しています。なお、米メディアUploadVRによれば、IgaliaにはMozillaの元エンジニア、Imanol Fernandez氏が参加。現在「Wolvic」に携わっているとのことです。
「Wolvic」は来週(2月第2週)にベータ版がリリースされる予定。QuestとHuawei VR Glass向けのバージョンが配信される予定です。VIVE Focusや, Pico Neoなどへの対応も計画されています。
(参考)UploadVR
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