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VRChat 2024.01.07

【週刊 気になるVRChat 1/7号】謹賀新年! 年末年始のぶいちゃもにぎやかでした

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはずです。

「週刊 気になるVRChat」では、筆者が個人的に注目したVRChatのトピックをピックアップ。今回は2024年最初の更新ということで、年末年始に話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

1.日本からもコミュニティが登場! ニューイヤーワールド「VRC NYE 2024」公開!
2.伝説的なワールド「Japan Shrine」が復活!
3.今回もアバターがたくさん展示。「アバターミュージアム9」公開!
4.猿島で、猿とともに戦え。「SARUSHIMA WORLD」公開!
5.一般ユーザーでも有料イベントが可能に。「Gugenka Babel」始動!
6.入賞作品は「撮影用背景シート」に!? コトブキヤのフォトコンテストが開催!
7.オフィスの地下にライブハウス!?「MyDearest JAM 2024 -OPEN THE GATE-」開催決定!
8.VRChatの公式パートナー士業が提携開始。士業ワンストップサービスが展開へ
9.「Voyage」も歩きました。BEAMSとVRChatクリエイターの共作衣装が発売!
10.ふわふわしっぽの猫ちゃん! 新こまどアバター「シフォン」発売!

日本からもコミュニティが登場! ニューイヤーワールド「VRC NYE 2024」公開!

今年も、VRChatにニューイヤーワールド「VRC NYE 2024」が公開されました! 毎年恒例の記念ワールドで、これまでと同様にニューヨークを思わせるスクウェアに、コミュニティから募集したポスターやロゴが掲示され、一部はブース出展までされています。

新年のお祝いイベントはすでに終了していますが、日本からも多くのコミュニティなどがポスター出展しており、全世界規模の「VRChatというコミュニティ」を確認できるマイルストーン的なワールドでもあります。ぜひ覗いてみましょう!

ワールドは2種類が公開されています。アクセスは以下の通り(いずれもモバイル対応)。

■High Capacity(上限80人まで)
https://vrchat.com/home/world/wrld_4ca40ec2-fdde-49a5-a3b8-cab28a139b50

■Low Capacity(上限32人まで)
https://vrchat.com/home/world/wrld_d4074e50-4155-492e-98a9-5c95d42a83ba

伝説的なワールド「Japan Shrine」が復活!

伝説的なワールド「Japan Shrine」が年の瀬に帰ってきました。「Japan Shrine[winter]」が、現在パブリックにて公開中です。

閑静な日本の神社を再現したワールド「Japan Shrine」は、初期のVRChatで特に人気だったワールドのひとつ。国内外の多くのユーザーに愛されていましたが、2019年に諸事情から公開が停止。その後には模倣ワールドまで制作されるほど、多くの人に非公開化が惜しまれたワールドでした。

12月30日、作者のRootGentle氏から「オリジナルの作者による正当な続編」として公開された「Japan Shrine[winter]」は、元の「Japan Shrine」とは打って変わって、肌寒さを感じる雪景色の神社です。しかし、大きな構成は変わらず。当時を知る人にはなつかしさがこみ上げてくるはずです。

再公開初日はもちろん、年末年始には多くの人が訪れました。在りし日を知る人も、知らない人も、これからたくさん訪れる「VRChatを代表する神社」になることでしょう!

「Japan Shrine」へのアクセスはこちら(PC Only)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_b2d24c29-1ded-4990-a90d-dd6dcc440300

今回もアバターがたくさん展示。「アバターミュージアム9」公開!

アバター探しの鉄板「アバターミュージアム」の第9弾「アバターミュージアム9」が、1月1日に公開されました!

展示アバターは351体。アバターの見本と試着ペデスタルだけが展示される、シンプルな構成はいつもどおり。ちょっとした変化として、こちらの進行方向に「アバターの立ち絵」が表示されるようになり、アバターの方を向きながら真横へ移動しなくても、アバターの全身像がある程度わかるようになりました。

男女や子供大人はもちろん、ケモノやメカ、ふしぎ生物まで、今回も幅広いアバターが展示されています。2024年に新たなアバターをお迎えしたい方はぜひ行ってみましょう!

「アバターミュージアム9」へのアクセスはこちら(PC Only)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_24334308-42cb-4b50-8670-7a4bd052be66

猿島で、猿とともに戦え。「SARUSHIMA WORLD」公開!

「メタバースヨコスカ」ワールド第2弾「SARUSHIMA WORLD」が公開されました! 今回の舞台は、手つかずの自然が残る猿島。歴史的な遺構も残る自然島です。

仮面ライダーの舞台になり、コスプレ撮影会も開催されるほどに、非常にグッドなロケーションが広がっています。アバターの撮影にもぴったりなワールドです。

しかし、このワールドのメインコンテンツはシューターゲーム。霊験あらたかな弾丸を発射する猿を銃代わりに携え、最大5vs5のバトルが楽しめるのです!

シンプルなスコアアタックはもちろん、島に現れたバナナを指定されたゴールへ運ぶ、フラッグ戦のようなルールでも対戦できます。観光もよし、ゲームもよし。いろいろな楽しみ方ができるワールドに仕上がっています。現実の猿島をご存知の方もまじえて行ってみると発見が増えると思いますよ!

「SARUSHIMA WORLD」へのアクセスはこちら(モバイル対応)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_2142ea4d-3faf-49af-8cb1-392fcbf013cc

一般ユーザーでも有料イベントが可能に。「Gugenka Babel」始動!

Gugenkaが新たな試みをスタートさせました。一般ユーザーでも有料イベントを開催できるワールドとシステム、その名も「Project_Babell」が発表されました!

ワールド内にあるのは、カフェバーや動画プレイヤーつき会議室を備えた、4階建てのサイバーパンクなビル。多目的用途を想定した本ワールドでは、個人による無料イベントの開催や配信撮影などを、申請なしで自由に行ってよいとのことです。

そして、Gugenkaへ問い合わせれば、Gugenkaの有するチケットシステムを活用した有料イベントの開催もできるのが最大の特徴です。直近では「プリキュアバーチャルワールド」などで活用されたシステムと思われますが、誰でも比較的お手軽に有料イベントを開催できる入口がついに開かれたのです。

早速、第1弾コラボとして、VRChat屈指の人気キャストイベント「サキュバス酒場 LILITH」の特別営業が実施されます。1月6日、13日、20日、27日の合計4日、それぞれ2部制で実施予定で、3Dモデル「サキュバス酒場LILITHの秘薬」などの特典つきです。果たしてこの日はどれほどの倍率になるのでしょうか……!?

なお、「Project_Babell」のワールドそのものは、すでにパブリック公開済みです。上記の通り、通常の無料イベントは自由にやってよいとのことなので、いまのうちに視察しておくのもよいかもしれませんね。

「Project_Babell」へのアクセスはこちら(PC Only)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_3f03d9b2-701b-4675-9494-9b4d612cb14a

「Project_Babell」公式サイトはこちら。
https://gugenka.inc/babell

入賞作品は「撮影用背景シート」に!? コトブキヤのフォトコンテストが開催!

コトブキヤさんがVRChatフォトコンテストを開催しました! 「VRChat × トルハコ ワールドフォトコンテスト」と題されたこのフォトコンでは、入賞作品が「トルハコ背景シート」として製品化されます。

はて、「トルハコ」とはなんぞやという話ですが、これはプラモデルやフィギュア向けの撮影ボックスセットです。撮影BOX、ライト、背景シート、収納バッグがセットとなった商品で、今回はこの背景シート向けの画像を撮影しようというコンセプトです。

課題ワールドは「ハジマリと福音の先へ-After the Origins and the Bell-」「Beyond a bit – 想像のちょっと先へ」「色付く世界UG_IRO」「終天-ショウケイクイキ- Isolated Area -Blaze-」の計4つ。撮りやすそうなところから、難易度の高そうなところまで様々。解像度や構図も含め、要件がかなり多いフォトコンなので、参加の際はぜひ公式サイトをチェックしましょう!

応募期間は1月16日まで。応募締切直前の14日には、フォトグラファーのBISさんを招いた合同撮影会も開催予定です。

フォトコンテスト公式サイトはこちら。
https://www.kotobukiya.co.jp/event/detail/622/

オフィスの地下にライブハウス!?「MyDearest JAM 2024 -OPEN THE GATE-」開催決定!

えぇ!? 今度はオフィスの地下にライブハウスを!?

やっちゃいけないことも全力OKなバーチャルオフィスを送り出した、VRゲームのMyDearestが、1月20日に音楽ライブ「MyDearest JAM 2024 -OPEN THE GATE-」を開催します。「オフィスの中で音楽フェス」という、まさにオフィスでやっちゃあいけないことを思いっきりやるイベントです。

出演アーティストはAlternoise𝙉𝙉𝙕、Azumos、AMOKA猫宮ニッチ・クインテット、そしてmemexの全6組。実力派のバーチャルアーティストに加え、AzumosはMyDearest作品の楽曲や効果音制作・実装を手掛ける社内有志メンバーユニットとのこと。本イベントでしか拝めなさそうな布陣となっています。

バーチャルオフィスで様々な展開を仕掛けているMyDearestですが、今回はひときわエッジの効いた展開。2024年の動向にも期待が高まりますね!

VRChatの公式パートナー士業が提携開始。士業ワンストップサービスが展開へ

昨年は多くのVRChatパートナー企業・団体が誕生しました。そのジャンルも幅広く、中には弁護士、行政書士、公認会計士といった士業まで存在します。

そんなVRChat公式パートナーとなったメタワークス会計事務所、加々美行政書士事務所、前田拓郎法律事務所が、士業提携を結び、士業ワンストップサービスを展開することを発表しました。「メタバース業界の発展を目指す」という理念のもと、ビジネス領域について雑談する集会イベントなどを開催し、そこから必要に応じて個別相談へつなげていく、といった展開を予定しているとのことです。

ひとくちに士業といえど、担当できる領域はそれぞれ異なります。それらが手を取り合い、「この問題ならあそこに相談すればいいよ!」とパスできるようになると、たしかにありがたいですよね……! VRChatを通じたビジネスの加速に、さらなる期待が高まります。

(参考)プレスリリース

「Voyage」も歩きました。BEAMSとVRChatクリエイターの共作衣装が発売!

12月末に華々しく開催された「Virtual Fashion Collection “Voyage” 2023 Winter」にて、セレクトショップのBEAMSが、おどろきの新作アイテムを2つ発表しました。

12月23日発売の「レースと手刺繍のセーラー服」と、12月26日発売の「オートクチュールのバーレスクドレス」。いずれも、BEAMS DIRECTORS BANKの水上路美氏がデザインディレクションで参加し、前者は「Natelier -ナトリエ-」、後者は「Melty Lily」との共作で制作された、クリエイターコラボ衣装なのです。

コラボの座組だけでもおどろきなうえ、キュートでフェミニンなマリンルックと、華やかでラグジュアリーなドレスと、これまでのBEAMSのイメージを大きく変えるデザインです。いずれもバーチャル限定の衣服となり、豊かな創造力が炸裂するバーチャルファッションの強みが活かされています。

筆者は個人的に「レースと手刺繍のセーラー服」を購入したのですが、まぁ~~~とてもかわいいです! クオリティの高さはもちろん、BEAMSとクリエイターがともに生み出した一着、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか!

「レースと手刺繍のセーラー服」の販売ページはこちら。
https://beams.booth.pm/items/5348658

「オートクチュールのバーレスクドレス」の販売ページはこちら。
https://beams.booth.pm/items/5355724

ふわふわしっぽの猫ちゃん! 新こまどアバター「シフォン」発売!

新年のスタートとともに、クリエイター・こまどさんによる新しいアバター「シフォン」が登場しました! 昨年発売された「ライム」と互換性のある素体を持つ、もふもふしっぽの猫ちゃんの女の子です。

ライムちゃんをかなり重用しているので、素体が近いとあらばお迎えせねば……と思い、個人的に購入。VRChatにて動かしてみました。

八重歯がめっちゃキュート! そして表情からはかなり無邪気でいたずらっ子っぽさが感じられます。おだやかなお姉さんだったライムちゃんと比べると、どちらかと言えばカリンちゃんのおもかげも感じられるところ。

しっぽはこんな感じ。かなりサイズも大きいので、体の向きを変えるだけでボリューミーな動きをしてくれます。

しっぽとケモミミは脱着可能。このほか、衣装のON/OFFなどもExpression Menuに備わっています。色変え用のマテリアルも同梱されているので、かんたんな色改変ならばかなり簡単です。

おさなげのあるかわいらしさは、こまどアバターのまさにど真ん中。シンプルな構造ゆえに、改変もかなりやりやすくなっています。この表情にピンっときた人はぜひお迎えしてみましょう!

販売ページはこちら。
https://komado.booth.pm/items/5354471

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