日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber（バーチャルユーチューバー）や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック！
にじさんじ HOT LIMIT 選手権【レオス・ヴィンセント】#HOTLIMIT選手権
レオス・ヴィンセント主催の「にじさんじHOT LIMIT選手権」が開催されました。自分なりの「HOT LIMIT」を歌うという、シンプルかつネタ力が問われる選手権です。出演はレヴィ・エリファ、周央サンゴ、月ノ美兎、剣持刀也、卯月コウ、でびでび・でびるです。
それぞれが考える「HOT LIMIT」を個性爆発で観せてくれる”「HOT LIMIT」観”のプレゼン大会でもあります。特に月ノ美兎の「HOT LIMIT」は彼女のセクシーさとクリエイティブと天才性が融合した作品なので必見です。
周央サンゴの「HOT LIMIT」はある意味この大会の趣旨が見事に反映されていたものでした。「HOT LIMIT」の曲を使用した「コーラを振るだけ」というネットミームの動画がニコニコにかなり昔に存在し、それをかなり細部にいたるまで再現。しかし古くてマニアックなネットミームなのでコメント欄でも「？」という人が続出。彼女は歌を捨ててコーラを振り、解説することで、「インターネットミームを愛する者の「HOT LIMIT」」を表現しきったのです。
なお彼女が今回のネタをやる前からニコニコ動画にはすでに、周央サンゴの「コーラを振るだけ」のトレスアニメがアップされている、というのも実にインターネット的です。
【昭和】UFO、ネッシー、ユリゲラー…。70年代、空前のオカルトブーム！
桃仁しのが行ったのは、７０年代以降昭和期のオカルトブームの熱狂っぷりを紹介する配信。大予言が当たるかどうかの前、UFO、超能力、UMA、都市伝説…当時みんなをワクワクさせたり怖がらせたり、テレビでも放送されたものを当時の空気と共に解説しています。
１９４７年アメリカのケネス・アーノルド事件とUFOブームから話題がはじまり、ノストラダムスの大予言、「日本沈没」、大流行したスプーン曲げ、ネッシーブーム、ツチノコ探しと追っていきます。
オカルトの内容もユニークですが、それがなぜ昭和日本に起こったのか洞察しているのがこの配信の面白さ。日本人の経済急成長や、広がる心の余裕と不安、テレビが映して観せてきたブーム、人が伝説やオカルトに傾倒する心理など、起こった事実と分析の比較が興味深い配信です。
【#あさポイッ】北海道の地名が愛おしいのでポポが適当に作ってもバレない説検証ポポ！【家入ポポ / 橙里セイ / ななしいんく】
毎週木曜朝の７時は、家入ポポと橙里セイの「#あさポイッ」。「最も美味しいTKG選手権」「血液型あるあるって本当？」「Twitterで最も使われているハッシュタグって知ってる？」など、確かに気になるけれど自分では調べない話題を検証してくれる、朝からちょっと得した気分になれる配信です。今回は、北海道の地名を適当に作ってもバレない説を検証します。
道民じゃなければまずわからないレベルの超難問レベル。コメント欄も大苦戦。是非橙里セイと一緒に答えてみてください。まちがえたら家入ポポの勝ち！
ガチガチの学問というわけではなく、ゆるく頭を使う配信なので、朝の目覚めにもってこい。おすすめのシリーズ配信です。
【🌟 プラネタリウム100周年記念】プラネタリウムってどうやって生まれたの？ 日本はプラネタリウム数世界○位！？【星見まどか】
２０２３年１０月２１日はプラネタリウム１００周年！ そこで星見まどかがプラネタリウム解説配信を行っています。これをおさえておけば大丈夫というくらい、一通りわかりやすく概要が解説されている、永久保存版レベルの配信です。
プラネタリウム１００周年記念事業について説明してから、プラネタリウムの歴史についてわかりやすく解説。その際に視聴者にアンケートをとって画面上で観せてくれるので、授業に参加しているような楽しさがあります。
推しプラネタリウムなども紹介しており、隅々までプラネタリウム愛に満ちた配信になっています。プラネタリウムに出かける前に見ると、気持ちが盛り上がること間違いなしです。
【コーヒー】ウガンダ産コーヒー３種飲み比べレビュー☕ウガンダの味わいを知ろう！【コーヒー系Vtuber】
コーヒー好きならわかるはず…？ 兎森ゆなが行ったのは、ウガンダ産コーヒーをブラインドテイストで当てようという３種飲み比べレビュークイズ。黒井ユウリ、かいたろ、やまだしゅらの三人にウガンダ産のコーヒーを送って飲み比べてもらい、味の感想を聞きながらどのマメか当てていきます。
コーヒーの種類と味の解説をしっかりと入れつつ、ウガンダについての知識も紹介してくれるバラエティエンタメです。地理的な知識と味の知識が増えれば、コーヒーを楽しむ際の味の解像度もぐっとあがります。コーヒーの味を思い切り楽しむ参加者を見ながら、味わい方自体を知るのもまた一興です。
【クイズ】古代日本にこれってあった？なかった？/ #きら記【古代日本史VTuber きら子】
古代日本史といえばこのVTuber、きら子によるクイズ配信が行われました。現代日本にあるものを次々紹介しながら、古代日本（古墳時代～平安時代まで）にあったかどうかをクイズ形式で説明しています。準備量の多さに感心させられる配信です。
お茶、さくらんぼ、化粧水、サウナ…。マルバツ式で視聴者参加型。考える時間をとってくれているので、アーカイブでも一緒に考えてみましょう。あるなしがわかると当時の文化や生活の様子がよりはっきりと見えてきて、勉強というよりもタイムスリップしているような楽しさを感じられると思います。
【#ばさみずしー 】みずしーと3Dコラボ歌枠🎹✂【#水科葵 /#花鋏キョウ 】
箱を超えた青系歌姫の共演！ Re:AcT花鋏キョウとGEMS COMPANY水科葵によるコラボ歌枠が行われました。声に落ち着きと品とのんびり感がありつつ、それでいて激しいパワーも振りかざせるボーカリストとして活躍しているふたりのデュエットは一級品。ところどころキュートに、笑顔で楽しんでいる二人の様子も見られます。
注目したいのは今回のコラボの撮影手法。彩度の低い画面構成で、ふたりがかなりシックな感触の映像で撮影されています。うっすらとかかる画面エフェクトと、カメラの被写体深度の使い方で、このコラボ自体がまるでふたりのPVのよう。コラボで並ぶだけではない、二人を見せるための演出にかなりこだわりを感じます。今後「#はさみずしー」があったら、さらにこのこだわりで魅了してほしいところです。
【オリジナル楽曲】Bye Bye バッドエンド / Re:AcT【MV】
Re:AcT学園文化祭のテーマソング「Bye Bye バッドエンド」が公開されました。参加しているのは宇佐美ユノ、花鋏キョウ、獅子神レオナ、水瓶ミア、天川はの、稀羽すうの６名。全員制服着用３Dで歌い踊る、とても珍しいグループMVになっています。
坂系を彷彿とさせるJアイドルグループ的な、かわいいだけじゃない、はつらつとした青春感とかっこよさを軸にした楽曲が、このメンツ、ひいてはRe:AcTにはぴったり。全員の歌声の味がしっかり活かされています。途中に入るスナップショットの写真は、普段見られない彼女たちの生活を垣間見ているようで、もっとたくさん見せてほしくなります。
Midnight Grand Orchestra『Midnight Mission』Music Video
星街すいせいとTAKU INOUEによるユニットMidnight Grand Orchestraの新曲MVは、夜の町のアニメーションに目が釘付け。特に星街すいせいが踊りながら魑魅魍魎の中を歩いていくシーンはサビの歌声の軽やかさ、リズムの気持ちよさとシンクロしており、動きもぬるぬるで繊細。あまりにも音楽と映像のクオリティが高いので、そのままテレビCMでこのカットを流して欲しくなるレベルです。
全体的に跳ねるノリが心地いいこの作品、特に２番以降のトリッキーな音とリズムの使い方はこの二人ならでは。TAKU INOUEの挑戦的な曲を、星街すいせいが華麗に乗りこなし、さらに高みに登っていくかのような気持ちのいい作品に仕上げられています。
andymori/すごい速さ【cover】
浦見魔子が以前行った「ウラミュージックステーション」より、「すごい速さ」のカバーMVが単品でアップされました。元々「すごい速さ」原曲MVはコマ撮りでメンバーを撮って動かすユニークなものですが、これを浦見魔子が驚くほど細かく、労力を裂きまくって再現。しかも場所はさびれた夕張で、自然なカット切り替えによって寂れた各地の様子も見られて、道民には心にギュッとくるものすらあります。抜群のセンスとエンタメ能力とポップな歌声で撮られた映像です。
ウラミュージックステーションは「すごい速さ」以外にも登場する曲全部に自作MVがついているという労力かかりまくりの配信。シュールなものからガチなものまで揃っており、トータルとして人を楽しませるエンタメの質がものすごく高いので、是非こちらもチェックしてみてください。
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