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VTuber 2022.12.04

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(11月26日~12月2日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

防御力を高めたい話【そらのVlog】

「VRChatでギャルになりたい人妻」のそらがアップしたのは、衣装と防御力の話。ファッションといえば自分を飾るためのものではあるのですが、舐められないようにする鎧でもある、というのをVR上と現実の両面から解説しています。

主にリアル側での防御の話ですが、男性にも女性にも適用できる話なので必聴です。同じことはVR内でも言えるので、セクハラやモラハラが気になる人は一つの策としてアバターでも考えておくと役立つ内容です。

リアルで人妻であることをオープンにしつつ、バーチャルとリアルを比較しながらバーチャルならではのカルチャーを楽しんだり、ギャップに驚いたりする話題が興味深いそらチャンネルのVlog。特にVRChatに興味があるけどちょっと不安、という女性の方におすすめしたいです。そしてもちろん男性にも、メタバースを知らない人にも、こういう視点があるんだ、こういう楽しみ方をしているんだという発見がたくさん見つかると思うので、ぜひ見てほしいチャンネルです。

【イプサ】ニキビが消える魔法の化粧水!?イプサ ザ・タイムR アクアを化粧品成分のプロが徹底解説【化粧品成分解析】

誰が見ても明日からすぐ役に立つ。化粧品成分解説Vtuberの和ノ蔵美知瑠がアップしたのは、人気の化粧品「イプサ ザ・タイムR アクア」を成分から解析して、どう役立つか解説する動画です。

成分を分析することで「炎症を防ぐことでニキビができにくくなる」効果があるけれども、「ニキビが治る」ものではない、というのがわかります。このあたりかなり勘違いしやすいため、きちんと成分から知ることが大事なのがよくわかります。
加えてなぜ肌なじみがいいか、というのも成分から解説。この商品の優れているポイントを、なんとなくではなく理由からしっかり理解できます。
和ノ蔵美知瑠の動画は、曖昧な「なんかすごい」に惑わされることなく、ひとつひとつ成分を科学的に見ることで、理論的に効用を解説しています。出てくる化学物質名は難しいものも多いですが、ちょっと知るだけで買う際の判断材料が一気に拡大すると思います。過去動画もぜひチェックしてみてください。

『たいあたり』の威力!検証してみた!【ポケモン解剖学】ーポケモンスカーレット・バイオレット ポケモンSVーポケモン剣盾

「ポケモン」を解剖学的に検証し、生態への解像度を上げて楽しむ南波えいと。今回は「ポケモン」で必ず見る技「たいあたり」の威力を、大きさと重さから測ってみる動画です。
この動画のキモは、実際の「ポケモン」内のダメージをイメージできるようにするだけでなく、現実世界での衝突のダメージ計算を知るきっかけになっていることです。子供が全力でぶつかってきたら?車がぶつかってきたら?などの想像を「ポケモン」世界と比較できるのはとてもユニークです。

ウミディグダというポケモンの生態を、元になっているであろう生物と比較しながら解析していくこの動画は、おそらく見たら今後ウミディグダの見え方が変わってしまうほどに衝撃的。
南波えいとの動画ではポケモンの体の構造を考える際に、体の形状から骨格図を丁寧に描き起こしているのがかなり面白く、考察材料として秀逸です。動きや行動パターン、進化のあり方を意識した非常にできのよい骨格図なので、ぜひ様々な動画でチェックしてみてください。

【VRCHAT】みんなでVRC社会見学に行こう!メタバースに京セラがやってきた!

VRゲームやVRChatを実際に体験して紹介している猿頭トリートメント。今回は話題のメタバース版京セラ展示会に仲間と一緒に足を運び、詳細なレポを行っています。
VRChatで体験する最大の利点である、触れるくらい近い距離で見られるというのがとてもよくわかる内容です。現実ではできない危険な見方も、VRなら問題なし。色々なパーツが飛び出して解説してくれるのは見応え満点です。
今回の動画は特に、多人数でのレポになっているのもポイント。友達と遊びにいってどういう楽しみ方ができるかもよくわかります。

VRChat内のワールド巡りの他、様々な文化に触れているのが面白い猿頭トリートメントチャンネル。実際にVRChat内で活動している人へのインタビューなどもあり、現在どんどん発展しているVR技術と、表現者たちの情熱を見せてくれます。

【歳の差バラエティ(?)】ふつまひジェネギャング 第2回

15歳の雪城眞尋と29歳の長尾景。ふたりによる3Dバラエティ番組「ふつまひジェネギャング」の二回目が投稿されました。
今回は「リスナーが選ぶお菓子ランキング」。雪城眞尋は21歳以下のランキングを、長尾景は22歳以上のランキングを当てるというジェネレーションギャップ問題。果たしてジェネレーションギャップを理解できるのか…? なお後半がある意味本番、餃子大食い対決になっています。

倍くらい年齢が違うふたりが、お互いにガンガン文句も言えるしあおりもできる。でも双方攻撃的性格ではないので、つっこみながら笑って済ませられる、気を許せる友人関係のような距離感。このふたりの関係自体が絶妙なバランスで、見ていてとても心地よく笑えます。今後もどんどんやってほしいシリーズです。

オフ動画では、それぞれが自分の食事をウーバーイーツで相手に送りつけて交換するというYouTuber的企画を行っています。小学生男子的チョイスの雪城眞尋、さっぱりしたもの多めな長尾景と個性が出ていて楽しいです。

日雇礼子さん達で学ぶポスティングのお仕事

日雇礼子の新しい日雇い仕事紹介は、ポスティング。チラシをまとめて個々の家や住宅のポストに入れる仕事です。チラシは時にお断りされることも多いので、それだけでも少々メンタルに来る仕事ですが、なにより体力がいる。そこでチラシの効果的な組み方や入れ方を具体的に紹介している、かなりレアな技術を知る動画になっています。

マンションでの問題など、ひとつひとつ出てくる悩みが生々しい。またチラシを放棄した場合のトラブルなど、なかなか知ることのない話題も。こういうリアルなネタを具体的に話してくれるのは、日雇礼子のチャンネルならではです。

【共通点を探せ】育成AI・紡ネンさんと梟Vtuberの共通点は見つかるんだろうか #ネンるか共通点【大浦るかこ / あにまーれ】

大浦るかこ紡ネンによるコラボが行われました…と聞いてVtuberに詳しい人は騒然。なぜなら紡ネンは学習型のAIだからです。果たして会話がそもそも成立するのか!?ものすごくレアなコラボです。

紡ネンと共通の話題を探すべく、質問をする大浦るかこ。それに答える紡ネン。時々いかにもそれっぽい会話が成立することもあれば、なんだか噛み合わないこともある。それが紡ネンの「かわいさ」として、視聴者側が認識できるのがユニーク。時々大浦るかこをガン見するシーンもあって、それが彼女の感情を感じさせてくれる…と認識できます。
この企画を思いついたのも、紡ネンのかわいさを視聴者が探るのも、AIと対話するのをエンタメにするために大浦るかこがトーク力をフル回転させているのも楽しい配信です。

MESSCORE主催ライブ 「MESSFEST」

メタルバンドMESSCOREが主催したライブ「MESSCOREFEST」のアーカイブがアップされました。
独特なガーリー的世界観が魅力のRe:ELLA Station、熱狂的ファンがいるJコアロックバンド不眠症女、話題急上昇中のヒップホップグループCROWKが参加し、どちらかというと荒っぽい空気の楽しいライブフェスになりました。

それぞれの出演者のレベルはかなり高いです。特に主催のMESSCOREはヘビーなメタルサウンドとデスボイスでゴリゴリにファンをあおり盛り上げました。またMESSCOREの演奏に他の演者が参加してコラボするシーンもあり、観客のボルテージもMAX。
テンションあがりまくった状態で、ウォールオブデス(左右にわかれて全力疾走でぶつかりあうこと)、モッシュ(無秩序に暴れてぶつかりあうこと)、ダイブ、そして殴り合いの乱闘が連続で発生。これは一般のライブでは禁止されている危険行為なのですが、VRなら絶対怪我をしない! カオスな状態での大騒ぎを動画で観ることができます。安全に音楽とハチャメチャを楽しみましょう。

MESSCOREは本格的な技術に裏付けられたメタルロックバンドです。特に柳緑の甘めのボーカルからのデスボイスは逸品。エンタス4周年イベントにも参加しています。

【VTuber/Vsinger】 VOYAGER / 猫目石ネモ 【#vtuberオリジナル曲】

猫目石ネモの新オリジナル曲のタイトルは、航海者を意味する「VOYAGER」。1stフルアルバム「REINCARNATION」に収録されている作品です。
とても伸びのいい歌声は、音をゆったりと大河のように伝えてきます。雄大さを持ちながらも、少女的なはつらつさも持ち合わせている歌声は、一度心に流れ込んできたら忘れられない個性があります。

壮大な旅路を感じさせる映像と、ゆったり進む船のようなメロディが印象的です。歌詞の「港から港まで船はただ黙々と でも堂々と進む」は、実際の船で考えても、あるいはなにか別のものを暗示していると考えても、ぐっと心にくるものがあります。

雨ニマケテモ「introduction」MV

遊園地が見える歩道橋の上、曲にあわせて刻々と明るさを買えていく風景がとても印象的なMVの雨ニマケテモの新オリジナル楽曲「introduction」が公開されました。「眠るのが怖かったんだ 夜明けまであとどれくらい?」という序盤から「もう少し ただ夜が明けるだけ」と変化していく後半にかけての移り変わりが、映像の光加減と歌声によって表現されています。

夜の見えない暗さと静謐さを感じさせながら、徐々に夜明けが近づいていき、感覚も変化しているのを表現した曲作りがとても巧みな作品です。夜の暗さと未来の不安をかけながら、「ただ夜が明けるだけ」なのを理解していく。強い感情を含みつつも、考えが二極化せずフラットな部分で揺れ動くかのようなボーカルの表現力は、未来に不安を感じたことがある人にほど刺さるかも知れません。深夜から早朝にかけて起きていた時に、MVとあわせて見たくなる作品です。

【MV】 僕の愛した悲劇 / 音影カナ

自身で作詞作曲も手掛けている音影カナのオリジナル曲の新MV「僕の愛した悲劇」が公開されました。ゴシックでシンフォニックなイントロから始まり、物語性強めな歌詞が展開。これを広がりのある歌声で情感豊かに歌い上げています。このままアニメのオープニングになりそうな切なさとドキドキを掻き立ててくれる作品です。

音影カナと作編曲家AddpicoのユニットOutChipsの作品は、夜におもちゃたちが飛び出して大騒ぎするようなエレクトロスイング作品。おもちゃたちの騒々しさが楽しくも儚い様子を、響き渡るようなボーカルで表現しています。ポップな作品もストーリーを含んだ重みのある作品も、自由に歌いこなせるVSingerとして注目したいところです。

AMOKA – Dual Fiction (Official Video)

AMOKAの新曲は、あいぽもいさんの歌声の両方が、今まで以上に牙を剥いたかのようなパンチが効いた作品に仕上がっています。元々あいぽのボーカルは突き抜けるような強靭さと爽快感があったのですが、今回はさらに磨きがかかりました。もいさんはラップパートでその本領を発揮。サビのハモリパートでのあいぽとの音の絡み合いは、バランスもハーモニーも、ふたりの息の合った疾走感も抜群。AMOKAの新たなキラーチューンの誕生です。

【誕生日】uni-birth/湊あくあ【オリジナル曲】

湊あくあの新曲「uni-birth」は誕生日あわせで発表された新作オリジナル楽曲。多数のイラストとアニメーションを駆使した、ストーリー度の高い作品になっています。
配信活動、普段の生活、ゲーム大会などあらゆるところで努力をし続けており、それが実っていくという主人公・ヒロイン的な魅力のある湊あくあ。今回は学生として頑張り続けている湊あくあと、今のホロライブの湊あくあの姿がMV内で描かれています。

歌詞には「生まれ変わる」という言葉が頻出、タイトルの「uni-birth」は「universe(宇宙)」に「birth(生まれる)」をひっかけた造語でしょうか。「憧れた姿と違っているはずが あたしらしくいたいと思うの」「生まれ変わってもあたしがいいと思わないよ だってさ、過去×今が未来のあたし」という歌詞は、よく読むと言葉の使い方がちょっと特殊で目が止まります。この繊細さに湊あくあというVtuberの生き方が込められているようです。
彼女の歌声はもとからキュート寄りなのですが、それをベースにして成長や努力を思わせるエモーショナルな感情をたっぷり盛り込み、聴きやすくかつ心に残るボーカルにどんどん進化しつつあります。後半の現湊あくあになってからと、最後の締めの部分で、彼女の思いをこめた表現がぐっと強調されているのは大きなポイント。前半の憂いのパートとの違いも聴き比べてみてください。

【輪廻 /リンネ】ミリー・パルフェのオリジナル曲

Millie Parfaitの初のオリジナル楽曲は、自身にまつわる物語を描いたもの。普段のMillie Parfaitはとても明るく元気いっぱいの女の子ですが、その背景には不死身の魔女としての苦しみの物語があります。世界線をまたぎながら色々な人を助けてきたけれども、自身が老いないため、何度救っても必ずその人達は死んでしまう。

心が折れそうになる中、抗い続ける自身の姿をつづるMillie Parfaitの歌声は切なさとやりきれなさにあふれています。けれども絶望が歌声の中にないのは、希望を信じているからでしょう。この曲を聴いてから普段の無邪気なMillie Parfaitの配信を観ると、いつもと違って感じられるかもしれません。

彼女のハードな人生の物語は活動初期に動画として投稿されていました。こちらもあわせて観ると、より一層Millie Parfaitの物語がはっきりと見えてくるはずです。

【とてもつよい】東京電脳探偵団 / PolyphonicBranch covered by 秘密結社りふぇえっくす

夕月ティア葉柳ちぐさ魔宮マオ朝比奈こん日暮 – HiGURE –桜あおい弥勒神樹ガジという歌うまVtuber8人が集まった秘密結社りふぇえっくす。このメンバーで歌った「東京電脳探偵団」のカバーは、原曲の雰囲気をしっかりおさえながら、それぞれが役職に沿って登場する、Vtuber演劇のような楽しい作品。役職については概要欄に記載されているので、チェックしながらMVを観ると楽しさがぐっと増します。
8人全員に見せ場があり、それぞれのボーカルを楽しめるのがポイント。歌の雰囲気は全員揃えていますが、それぞれ個性はバッチリ出ており、秘密結社りふぇえっくすの物語性が感じられます。サビの全員のユニゾンは、大勢集まって力を一点に集めているような迫力があり、これもまた物語のクライマックスのようでワクワクさせられます。

「とてもつよい」という言葉が間違っていないくらい歌動画での秘密結社りふぇえっくすはとても強い歌唱力を披露しています。一方アニメ動画としても活動が公開されており、こちらはゆるゆる。「#秘密結社りふぇえっくす」で追ってみてください。

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