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VTuber 2020.11.08

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(10月31日~11月6日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

月と惑星のピザ【Moon and planet pizza】

VTuber蟹の新作空想料理は、太陽系を使ったダイナミックなもの。メイン食材は月です。といってもVTuber蟹が月をそのまま使うはずもなく、かなり意外な方法で調理をします。

空想料理の面白さは食材の意外性だけでなく、その物体をどう捉えるかの思考遊びにもあります。集めて盛り合わせるだけでもたのしいけれど、溶かしたり焼いたり割ったり、言葉遊びや身体感覚も料理の調理器具になります。特に今回は月の扱いが、VTuber蟹料理の中でもかなり特殊なので、そのサイズ感をぜひ確認してみてください。

【検証】原宿で斗和キセキのこと知らない人絶対いない。

タイトルの時点でオチている気もします。斗和キセキが原宿に繰り出したらみんな知ってるでしょ的突撃企画。YouTuberが原宿に繰り出してバレたら即終了、というのをよくやっているので、それのマネのようですが……。

正直今なら、秋葉原でやったら即終了だった気はしますが。斗和キセキの動画は、ディスプレイの中の彼女は窓から覗き込むように外の人やものにガンガン反応していく、液晶一枚隔てた世界観が楽しい。今回は斗和キセキ側が原宿に詳しく、はしゃぎ気味なのがキュート。
ピーナッツくんといい、若者といえば原宿みたいな感覚はやはり強いし、実際若い人は多いのですが、ただVtuberファン層とはかぶりが薄い感じはします。渋谷型のファッショナブルなVTuber文化は芽生えてきていますし、いずれ原宿文化的なVTuberが出てくる気はします。

【沖縄伝統工芸】沖縄のお守り、マース袋の秘密に迫る!【ロケ動画】

最近特に沖縄での実写ロケを積極的に増やしている、沖縄PRVTuberの根間うい。今回は伝統工芸「マース袋」を作るまでの工房を訪問。独自の色の糸で布を作っていくのですが、今だと機を織る作業自体見る機会も少ないもの。根間ういも実際に挑戦しています。

根間ういは塩のお守り「マース袋」をコラボグッズとして販売中。色味やデザインだけでも十分かわいらしいのですが、実際作っているところを見てみるとこの商品の繊細な魅力がより一層伝わるはず。おきなわ部モデルももちろんほしいですが、それ以外のものでも工芸品として手元にほしくなる貴重な映像です。

発達障害の子どもの絵

自身の体験を元に、ADHDの誤解されやすい出来事や、できなくて困ってしまうあるあるな悩み、どう乗り越えていけばいいかのヒントを提示してくれるチャンネル、ADHD先生の黒井
今回は自分が過去に描いた絵をかなりの量集めて例として提示。発達障害の子供が描く絵の特徴を分析しています。

あからさまに目立つ何かがあるというほどでもなく、いかにも子供が描いた絵という感じのものがかなり多いです。ただ黒井先生が記憶をたどりながら分析・考察していくと、どこに執着しこだわってしまうのか、絵を描く時実際は何を見ているのか、などがわかります。パッと見でわかりやすいところだと、びっちり敷き詰めたくなる、色は順番じゃないと落ち着かない、など。
発達障害の子が見ている世界を理解することができる一つの切り口として、本人自ら身を削って出してくれた貴重な資料例になっています。

MAKAI-NET SHOPPING♯02 ~秋のハロウィングッズ特集~【#マカイネット通販】

ギルザレンⅢ世がアップしたのは、以前人気を博した「MAKAI-NET SHOPPING」の二回目。今回はハロウィン特集です。黒い布をかぶったおばけっぽいのは、眷属の一人赤羽葉子。魅力の高音ボイスも健在。

序盤のテレビの砂嵐から始まり、深夜番組のテイストをがっちり盛り込んだこのシリーズ、映像もトークも非常に丁寧で凝っています。商品のネタ紹介からの、赤羽葉子のノリノリなトーク、へっぽこ感あふれるオチまで含めてショートコントとして一級品。
ギルザレンⅢ世は配信も動画投稿も全く告知をせずオールゲリラ。なので今回もプレミア公開に乗り遅れた人も多かった様子。ファンはぜひチャンネル通知のベルをオンにしておこう。

Vtuberがライバーになっても気づかれない説

VTuberが好きな人なら誰でも名前を知っているであろう存在・猫宮ひなた。彼女が別の2Dアバターを使ってライバーデビューをしたら、リスナーは気づくのか……?  アンディー・モーティスというゾンビっ子キャラアバターを制作し、IRIAMでデビューしたらバレるか、という検証実験です。

結果としては……。「まさかここに」というのもあるでしょうし、何より気づいても「○○と似ている」とは言えない・言わないのがVTuberファンのマナー。配信中に魂には触れるのはNGってなもんです。今回のコメント欄などを見ると、言っていないだけで気づいていた人もいたようです。
IRIAMにはアーカイブ機能がないので、その時の様子が見られないのが残念! 8日の日曜日20時からYouTubeでもアンディ・モーティスは同時配信するようなので、そちらをチェックしましょう。なおIRIAMには内緒だったようで、今回猫宮ひなたが動画でばらしたことで公式が反応していました
こういう「実は別のVTuberで遊んでいました」というのは、ぽんぽこいきあたりばたり子富士葵二寺蒼五などもありましたので、VTuberたちのいたずら、興味のある方は見てみて下さい。

【3Dライブ】インド【花畑チャイカ/椎名唯華/シスター・クレア/でびでび・でびる】

インド。それはにじさんじに伝わる秘伝。正直誰もわかっていない。花畑チャイカ椎名唯華でびでび・でびるシスター・クレアが参加した以前のゲーム配信での罰ゲームとして作られた「インド」。妙にバズってしまい、ファンの間では「インドといえばこれ」のようなぼんやりした概念が定着しました。曲がインドなのかダンスがインドなのかもよくわからないのですが、そこはフィーリングで。

今回は1時間のインドスペシャル。悲しいときも辛いときも、インドがあれば気持ちは明るく乗り越えられる……! 多くの人に夢と希望と疑問符を与える生配信でした。なおインドをやるときは、恥じたり笑ったりしてはいけない、椎名唯華やシスター・クレアがキレよく踊っているように、きっちりきめていきましょう。
ちなみに弦月藤士郎によるニューインドも披露されました。EDM調の非常にかっこいい曲をここでぶん投げてくる彼の才能の無駄遣い感、非常に気持ちのいいエンターテイナーです。

upd8 お別れの会 会場 会場委員長:Icotsu

葬儀屋Icotsuの元で、終了が発表されたupd8のお別れ会が行われました、発表当日に。はやすぎる。しかもactiv8には許可をとっていない(とられても困るでしょうし)。そもそも死んでないよ!
この勢いのある悪ノリができるのは、upd8がいわゆる「所属する箱」ではないから。あくまでも業務的に契約している関係の個人なので、守秘義務的な部分以外はかなり自由なようです。お別れ会に関してはむしろとてもよいタイミングの笑えるいじり。
upd8でIcotsuが仲の良かった面々が出たり入ったりして、今回の件をゆるーく語り合っています。堅苦しさはゼロ。これがupd8らしいつながり方。キミノミヤふくやマスターバーチャルねこなどupd8参加者が木魚の音の中で集っています。偲ぶ回(葬儀)は時期が来て解散した後に別途行われる模様。ケリンによる爆破葬、ありだと思います。

母体であるactiv8は活動の幅を広げていますし、upd8所属VTuberもそのまま活動は継続しているので、あんまり悲観的にならなくていいのがおめがシスターズの動画から分かると思います。もちろん案件回しとかは困ることはありますが、何もかも終わりなわけではない。今後どういう動きが起こるかもわからないので、じっくりウォッチしておきたいところです。

ハッピーウェディング前ソング (もちぽこver.) – ヤバイTシャツ屋さん

もちひよこぽんぽこ、2人の歌とダンスが超楽しい+クオリティが異常に高い! ヤバTの軽快な歌にあわせて2人でダンスをする映像なのですが、地面の影などの再現度などもさることながら、2人がわちゃわちゃくっついたり絡んだりするのもしっかりキャプチャされているのは、トラッキングに詳しい方だったら「おっ」となると思います。近寄る映像は実はかなり精度が問われて大変。

これだけのクオリティでライブが出来たらかなり楽しそう。加えて今回はMVのみならず、VR180度映像まで準備されています。目の前で踊るもちぽこをチェック! 個人勢として走り続けるエンターテイナー・クリエイターの彼女たち、技術面でも勢いは加速中です。

諸星ツキナ『PRISM』【Official Video】Moroboshi Tsukina

諸星ツキナの1stデビューMVが、技術の詰め合わせですさまじく目も耳も引きます。ぐいんぐいん動く2Dアバターの顔と腕。Aメロからぎょっとするような挑戦的な変拍子。サビに向けて解放感あふれる心地よさを与えてくれる優しい歌声。

彼女がデビューした「ANEMONE PROJECT」鷹森ツヅルアシノによる合同プロジェクト。音楽と映像技術者がごっそり結集して生まれたMVです。ピアノはバーチャルピアニストイトイ、ベースはバーチャルベーシスト椿田りさ。演奏チームもガチです。

https://www.youtube.com/watch?v=i2E5FMO3hxg

初回からインパクトの大きな曲を披露した彼女。一方トークはかなりほわわんとしており、独自の世界観を見せてくれてこちらも別の意味でものすごく楽しい。ネギの話は必聴かもしれない。配信の後半では生歌も披露しており、彼女の歌の実力と朗らかな性格を感じることができます。

#くのいち子 と #ゆめばくう 「Bar Lily」

くのいち子夢羽九、女子トーク感溢れるライムのパワーに男の入り込む余地なしなバチバチが楽しい、ムーディーな曲にあわせたラップバトル。音の響きの滑らかさもさることながら、ワードチョイスの「女子オンリーの飲み会の席での会話」感が楽しいったら無い。画面中央に出るラップ歌詞の演出や、咲之木ロクの聞きやすい実況もMVを盛り上げます。

現在2人のEP「3泊4日2020夏」が無料で配信中なので、こちらもぜひチェックしてみてください。ラップを中心に活動する2人の、表現の幅を聴くことが出来ます。

マヨナカヨナカ(into the midnight)/弦月藤士郎

「おっこの曲かっこいいじゃん誰? えっにじさんじの弦月藤士郎じゃん!?」みたいに驚く人が続出の弦月藤士郎の新オリジナル曲は、EDM的な曲の盛り上がりとキャッチーなサビ、癒やし感のある音使いの重ね方が巧みな作品。
弦月藤士郎だと気づかれづらいのは、この作品に「にじさんじ弦月藤士郎」という要素がほとんど入っておらず、あえて外されているから。背景イラストからして世界観重視で自分が一切入っていない。歌詞は「真夜中の先の見えない場所から、陽のあたるところで目を覚ましたい」という趣旨の、共感度の高い普遍的なもの。YouTubeのバーチャルじゃないミュージシャン制作と言われても勘違いしそう。
ただ音の作り方はかなり弦月藤士郎らしさが見てとれています。エモを感じさせるコード進行、高まっていく音の作り方、哀しみとポジティブが入り交じる歌詞づくり。繰り返し聴くほどに歌詞の持つ繊細さと歌い方の感情にのめり込んでしまう。
先程の「インド」もそうですが、完全オリジナル曲を一人でゴリゴリ作っていける、mixもバリバリこなす、しっかりした技術派かつおちゃめなVTuber。非常に貴重な存在です。

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毎日23時に新曲をアップする、というストイックな活動を行っているエレクトロニ子。今回はタイトルがどえらいことになってぎょっとさせられますが、不安定感と爽快感、ネガティブとポジティブがぐちゃぐちゃになって上り詰めていく快感をきっちりまとめあげた作品になっています。

普段はチルアウト系のゆったりしたエレクトロニカをアップしているのですが、週一くらいで文字化けタイトルのハードコアでアシッドなテクノ曲を聞かせてくれます。ぜひ毎日チェックしてそのギャップを味わってみてください。

【ゾンビランドサガOP】徒花ネクロマンシー/フランシュシュ(cover)【#にじサガ】

にじさんじ6人の、声質がバラバラなメンバーが集まって歌う「ゾンビランドサガ」のOPのカバーは華やかさ抜群。雪城眞尋の正統派キュートさ、大人っぽさが引き立つえるの歌声、一際目立つかわいらしさの相羽ういは、クリアーな歌声が魅力のリゼ・ヘルエスタ、パンチのある歌声の早瀬走、全体を底上げする力強さを持つレヴィ・エリファ。なぜか6人揃うとピタッとハマるのが聞いていて非常に気持ちがいい作品です。

雪城眞尋がソロであげたカバー新曲も必聴。普段はかっこいい系・かわいい系の選曲が多い彼女ですが、泥臭さあふれる直球ソングを歌うのは珍しく、何より彼女の感情高ぶる時に吹き出すパワーにぴったり。先程の曲と比較すると、歌唱表現の幅を如実に見ることが出来ます。

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