日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!
性の突撃取材!刑務所に行ってみた!【5万登録記念upd8コラボ】
(3月19日)
様々なメディアで話題になり、注目を集め続けている花魁由宇霧。性について赤裸々に、真剣に語るVTuberです。バーチャルだと相談しやすいし、話を聞きやすい、という強みを存分に生かしています。
そんな彼女が行ったのは、囚人VTuber懲役太郎とのコラボ。刑務所の中に入っている時自慰はどうするのかという、気になるけれども他では聞く機会がまずない話を、具体的に語ってくれました。
一言一句「へー!」という話ばかり。生理現象なれど、閉鎖空間、苦労が多い様子。
一万人達成記念の新衣装公開、のはずが気づいたらもう登録者数7万人。ここしばらくの間、毎日急上昇ランキング上位に入り続けています。今までこつこつと、真摯に作り続けてきたアーカイブの数々は、性のお悩み大図書館になっています。ブレイクするべくしてブレイクしたVTuberです。
お水な新衣装は、頼れる姉御、といった雰囲気。今後どちらも使っていくそうなので、さらなる相談やトーク、語りの幅の広がりに期待。noteの記事も是非。
日雇礼子さん達が旧あいりん労働福祉センターにお別れするよ
(3月15日)
定職があって「その日暮らし」じゃなくなったけど、ドヤ街で暮らす日雇礼子が、あいりん地区に帰ってきた! そして旧あいりん労働福祉センターにお別れを言いに来た。
半ば無法地帯と化していたブラックフリマ(泥棒市)の場所は完全に撤去され、今や大きなホテルが建っている。新しい労働福祉センターは、とてもキレイな建物。
以前の彼女の動画で話題になったカオスゾーン、旧あいりん労働福祉センターは解体になります。
新しい建物の窓が小さくなった件に関して、日雇礼子は「陽キャバックパッカーにガン見られるのめちゃ辛い」と吐露。細かな部分まで、見ていないとわからない解説を入れてくれます。
ミニ軍艦島というか、ミニ九龍城な旧センター。もう完全になくなるとなると、日雇礼子が撮影した動画の数々は大変貴重な資料になるはずです。
#にじさんじバトルロワイヤル
(3月15日)
緑仙と鷹宮リオンが開催したのは、4つのチームにわかれて、「マインクラフト」内で殺し合いを行うという、PvP大会「にじさんじバトルロワイヤル」。
マインクラフトは別にPUBGみたいなサバイバルゲームではないんですが、ルールをまとめる人がいればこんな運動会ができちゃうよ、というのを見せてくれた大規模バトルイベントになりました。
ただの殴り合いにはならず、それぞれのチームごとに強烈な個性を放っていたのが、にじさんじイズム。Dチームが試合と無関係のところで、唐突にアイドルデビューする様子は必見です。
鬼神のごとき殺戮を見せたCチーム。黒井しばがあげた練習まとめ動画を見ると、和気あいあいとしてはいるものの、かなりガチで戦闘訓練を行っているのがわかります。このチームはゴリゴリのゲーマー揃い。テクニックも戦略もお見事。そんな中、本戦では椎名唯華だけスタコラ逃げ回っていたのも印象的でした。
「ゲーマーズ」「SEEDs」などの枠がなくなった「にじさんじ」で、こういう協力性を持ったイベントがあると、普段とは違う仲良し関係やユニットが、どんどん生まれそう。
先日行われた「第一回にじさんじ合唱コンクール」もその1つ。ライバーたちの男女混声四部合唱を聞ける、かなり珍しいイベントになっています。MIXなのかネットデュエットなのか、何にしてもすごい労力。
今回は茶番もあり、ドタバタが楽しい。ただ折角の他にない企画なので、是非ともVTuberガチ合唱コンクールも、見たいです。
ネカマ歴14年のベテランが語るネカマの闇
(3月17日)
両声類のふぇありすは、男性であることをオープンにしつつ女性の声で活動するVTuber。彼女はネカマ歴14年のベテラン。ネカマというと悪い意味合いで使われることもありますが、そのへんも含めて自己の経験からネカマの存在について語っています。
真剣にネカマをやる人は、相手に夢を見させるため全力で女の子になろうとし、決して最後まで明かさない。女の磨く努力をし続ける。次第に男性と付き合うスキルばかりが育っていく……。
ネカマ自体は昔からある文化ですが、VTuber・VRアバター文化が広まってきてからは、中の人について言及しない、見た目の表現を楽しもう、という風潮も強まってきています。ネカマの一つ上の、性を曖昧に楽しむステージが始まっており、ふぇありすはその地平を駆けるトップランナーの1人です。
譎りィ医縺九縺ョ繧ェ繝ャ繝ウ繧ク
(3月16日)
最近はかわいいと言われることが多い、ホラー系VTuberンヌグムの総集編がアップされました。と言っても見ても、説明のしようがない内容。ただ間違いなく雰囲気は「ンヌグム」の動画そのものなので、知らない人は入門編として、ここから見るのはアリです。ちゃんと怖くて、時々おちゃめで、割とサイケデリック。
ンヌグムは、まさかのゲーム化まで果たしました。
やっぱりおちゃめ側なのでは。
ンヌグムのことを大好きな織田信姫はこんなコラボ動画も。ンヌグムはみんなの愛されキャラクターともなりつつあります。
できれば再びホラー要素ゴリゴリなのも、見たいところ。
【電脳世界PR動画】のんびりするなら電脳世界もいいかも
(3月19日)
電脳少女シロ動画史上でもかなり上位に入りそうな為動画が来てしまった。何の説明もなく、唐突にはじまる二次元イラスト+パクパク動くシロの口の合成映像。ンヌグムみたいになってる。そしてトークの内容は「???」なものばかり。
おそらくこれは、千鳥による岡山の「ハレウッド」PR動画のパロディ。ジブリ風ポスターなんかも話題になっていました。
にしてもなんでこのタイミングで(ハレウッド動画公開は去年の6月)、この内容のネタなのか、全くわからない。トーク内容も理解に苦しむ。
考えてはいけないのが、為動画。毎日動画投稿をする有名なVTuberが、こういうスタイルの動画を作ってしまえる、というフリーダムな感覚は、心に刻んでおきたい。
生馬越生配信テレビ生
(3月21日)
活動の内容がシュールすぎて説明に困る、世界の天才俳優・馬越健太郎。初のメイン生放送です。「知らねぇ奴はモグリ」が合言葉。「生」が多すぎる。
岩本町芸能社の人気ユニット・えのぐのノリノリな進行の元、馬越の生私物生オークションや生馬越じゃんけんが行われました。「生」があまりにも多すぎる。
CMなどもちゃんと作っている、かなり本気の配信。
「馬越レイディオ」でおなじみの「馬越じゃんけん」を今回行っているのですが、これは視聴者からのじゃんけん投稿に対して、馬越健太郎が絶対後出しなので、負けようがない横暴なもの。視聴者があの手この手で勝つよう頭をひねるのが楽しいのですが(勝てないけど)、今回ときのそら等他のVTuberが挑戦、様々な手段を使います。これに対してエンタメと忖度と勝利を全部見せて、視聴者を満足させるのが馬越健太郎。やっぱり天才。結末は感動すること間違いなし。
馬越健太郎の面白さがぎゅうぎゅうに詰まった回であると同時に、それをサポートするえのぐの面々のかわいらしさが、めちゃくちゃに引き立った内容です。
えのぐの面々は、普段の配信活動の他にも、様々な方向に、自由な作品をアップしはじめています。今回の「言って。」は、元動画リスペクトの、あんずと桜子の手描きアニメーション。非常に凝ったものになっています。
◆03◆斎藤さんでアレが出るまで連続通話‼
https://www.youtube.com/watch?v=O0qaSbfY2LU
(3月19日)
ゾンビのVTuber十乙女トトメが挑んだのは、ランダムで人とつながる音声アプリ「斎藤さん」を利用した企画。YouTuber・VTuber御用達のアプリです。
これで、直球でち◯こが来るまでガチンコ連続通話。というのも、斎藤さんを利用してわいせつ物を見せる人がいるらしいため。以前ミライアカリも斎藤さんで遊んでいたことがありましたが、生放送では裏話として、ほにゃららを見せられたという旨の話をしたことがありました。
結果としては、ちゃんと達成しました(もちろんモザイクですよ)。いるんだなー、都市伝説じゃないんだなあ。もちろんやっちゃあかんですよ。
そこに至るまでの、会話相手のいい人率の高さが楽しい。VTuberの知名度がどのくらいなのか、自分が「ゾンビ」なのを受け入れられるかどうかなど、彼女の巧みなトーク力で、匿名会話の面白さを引き出していきます。本体を明かさない「バーチャル」性と、匿名な斎藤さんの相性のよさを再確認できる内容です。
【オリジナル】ミルクティ【作詞作曲:富士葵】
(3月16日)
富士葵がアップしたのは、まさかの「作詞作曲・富士葵」なオリジナル曲。「活動を初めた冬にこっそりつくっていた曲」とのことなので、もう1年以上前でしょうか。
バラードをメインに歌っていた、すっぴんの富士葵(旧モデル)を思い出すような、柔らかなゆったりした曲になっています。ポップスというよりは、ミュージカルのようなメロディ。サビの音の使い方が特徴的なので、是非聞いてみてください。
歌詞の温かみも素敵。これはシンガーソングライター・富士葵としての活躍も間近かも。
【らき☆すた】『もってけ!セーラーふく』歌ってみた – ときのそら × Alt!【がんばって再現してみた】
https://www.youtube.com/watch?v=zGT2mkZVtbI
(3月16日)
ときのそらとバーチャルアイドルユニットAlt!によるコラボは、「らき☆すた」の「もってけセーラーふく」の歌とダンスのカバー。もう12年前なのにネットでは必須科目のような曲。「←結論」ってコメントしたい。
フル尺で歌って踊る4人、まるで本当に学校祭のよう。
Alt!はアイドルとして、歌って踊れるユニット。普段からMVを多数発表しています。4月6日開催の「TUBEOUT!vol.2」にも出演するそうなので、要チェックです。
バーチャルライブ(仮)1st ~大鳥一姫ソロライブ~ presented by バチャカリ
(3月22日)
バーチャルアイドル(仮)の大鳥一姫が、2月9日にClusterで行ったソロライブの映像がアップされました。
ライブハウス形式のセットのワクワク感と安心感たるや。いい意味で「普通のライブ」を再現してくれています。現実と違うのは、誰でもかぶりつきで見られるという部分。大変便利です。
オリジナル曲「キミジシン」も披露。パワフルで真面目で、芯のある彼女らしい曲に仕上がっています。
花譜 #17 「雛鳥」 【オリジナルMV】
(3月22日)
勉強で一時的に休止していた花譜が、帰ってきました。
その一発目がオリジナルソング「雛鳥」。大サビに向けて飛び立つような力強さがとても印象的なメロディ。リリックはかなり耳に残るものなので、是非全部言葉を追ってください。空に飛んでいくことが、別れでも、希望だけでもなく、もっと混じり合った感情なのを描いています。
花譜のMVは、実写の中にバーチャルな彼女が「存在」している感覚が非常に強いこと。今回は、学校の中に間違いなく彼女が存在しています。
実はこの曲のサビ、彼女の一番最初の動画で口ずさんでいたものでした。どこに伏線があるのかわからない。彼女の青春を見守りつつ、時に振り返りたい。
【歌ってみた】#10 ベノム – 音無むおん⚡Vsinger
https://www.youtube.com/watch?v=7_lwZGKwfjY
(3月21日)
バーチャルシンガー音無むおんがアップしたのはかいりきベアの「ベノム」のカバー。冒頭から上手いのですが、超高音なサビに向かってどんどん高まっていく歌唱力は圧巻。
クライマックスの声の力、是非聞いてほしい。原曲への愛を歌で表現しようという強い信念を感じさせられます。
普段は黒いマスクをして歌っているのですが、今回はなし。このチャンネルは音無むおんと音無くおんの双子で運営しており、今回はむおんの方です。
歌の歌い込みも、MVのクオリティもすごい、注目のアーティストです。
【生歌】Lemon / 米津玄師【歌ってみた】結城リノ
(3月21日)
結城リノの新作は、ちょっと再生してもらえばわかる、歌声、衣装、映像の色合いのバランスが完璧なMVです。ただ、計算だけじゃない、何か声に鬼気迫るものがある。
概要欄を見ると、大切な人を失った時のことを思い出しながら、ワンテイクで撮ったとのこと。だからこそ絞り出して、それでもまだ足りないと全霊を注ぎ込んだ感情の荒ぶりが押し寄せてきます。後半は聞いていてゾッとするほどの表現力。
結城リノはMVをこつこつ作っているバーチャルシンガー。毎回きっちり映像にこだわり、手の混んだ作品を披露し続けています。歌ごとに毎回表現手法も違う。更新頻度もかなり高く、表現者としてのこだわりを強く感じます。
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