日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!
散歩
(10月5日)
鳩羽つぐが10ヶ月ぶりにYouTubeに戻ってきた。今回は深夜の散歩。今まで以上に不穏度が半端ない怪しい映像になっていますが、久しぶりに見る鳩羽つぐがかわいすぎて、顔がほころんでいる人続出。
コメント欄にもあるように、久方ぶりにネットにあがることを「生存確認」なんていいますが、鳩羽つぐの場合その「生存確認」が文字通りの意味である可能性すらあるので、ハラハラします。
現在、クラウドファンディングで制作されたオリジナル映像の「鳩羽つぐ 夏休み」のダウンロード販売がオンラインショップで販売開始されています。また前回からスポンサーに「アズールレーン」のYosterがついていたり、スケールフィギュアが来年8月にグッドスマイルカンパニーから発売されたりと、これからまだまだ動きがありそうです。
Twitterに上げた動画まとめ
(10月4日)
大田マトがアップしたのは、本人がVR空間で作った、様々なギミック紹介の短編動画集。Twitterにアップしたもののまとめで、それぞれで見せているシステムが非常に面白い。
ブロックをVR空間内で組み立て、装置を作る様子なども。これらのシステムの数々は、今後のVR表現で活用できるものになりそう。VTuberが映像の中で、リアルタイムでてきぱき物を組み立てるようになる日も近いかも。
大田マトは普段から、VR内で演奏する楽器など、VR空間上でキャラクターが使用できるものを多数作っていますので、過去動画もチェックしてみてください。
【検証】ベースの弦は茹でたら本当に復活するのか?
(10月4日)
花奏かのんが検証したのは、ベース弦の都市伝説「ベース弦は茹でると音が良くなる」というは本当なのかの調査。実際にベース弦を茹でて、茹でる前と比較しています。多分素人でも聞けばわかるはず。まず試したことある人はいないであろう情報です、この機会に是非。新品弦との比較もあります。
花奏かのんは最近クリエイター集団のブイアパに参加。指のトラッキングで「VR空間でベースを弾く」のを可能にもしています。今後のVR音楽活動が楽しみな1人です。
【第0回】ワニでもできる!モデリングforVRChat
(10月6日)
zenはかつてから、Blenderを使った3Dモデリングの方法を、0から教えてくれていたVTuber。今回は一旦最初に戻るような形で、「はじめてのモデリング」としての超初心者向けのBlenderの操作方法と、VRChatにいくための簡単なアバター作成について教えてくれます。目標は一日で制作!
キー操作などからしっかり教えてくれるため、3DCGを作る初歩の初歩まで理解できます。zenの講座は、どこを見てもすぐに役立つものばかりで、今のVTuberでもzen動画でモデリングを始めた人が多々。最初はまるまる過程をなぞるのもありです。
【漫画】男「撮影するから俺の家来てよ」私「え…」
(10月7日)
ミシマリノは、バーチャルシンガーソングライター。路上ライブをしつつも売れずにいたところを、イラストレーターの男性がスカウト、VTuberとして活動を開始した、という異例の経歴の持ち主。今年なかばからスタートし、弾き語り動画などをアップしています。
彼女のVTuberデビューの特殊な流れをマンガ化しているのが一連のシリーズ。先にこのマンガを読んでから配信を聞くと、面白さがぐっと増します。
あくまのゴートとの会話では、メタ的な話がバンバン出る。彼女は「VTuberになりたい」ではなくて、音楽表現の手段としてのVTuberをやっているのが、対談を見るとわかります。
現時点ですでにオリジナル曲もアップされています。今後の歌動画も、マンガ動画も楽しみ。
【ドッキリ】VTuberチップスに存在しないカードが仕込まれてたら気付く?【富士葵】
(10月8日)
富士葵のスタッフと言えば、大掛かりなドッキリで有名。今回は話題の「VTuberチップス」の中に、作ったカードを入れたら富士葵は気づくか?という実験。そりゃ気づくでしょうよ。
無駄に凝った作りの「じじいレア」が面白い。というかなぜそうなった。毎度のことではありますが、富士葵スタッフのドッキリは優しくて笑えるものばかり。ひっかかった富士葵がすぐ笑うタイプの子なので、見ていてとても癒やされます。びっくり動画は全部オススメ。
ソロライブのダイジェスト動画もあがっています。ハキハキと元気で、かつかっこいい彼女の1STライブを見ることが出来ます。
もしも自分の余命がわかったらどうなるのか【アニメ】
(10月5日)
シフィがアップしたのは、自分の余命がわかる社会になったらどうなるか、というIFを描いたSF的なショートストーリー動画。このイラスト紹介形式はフェルミ研究所などのYouTubeチャンネルで多く作られています。
このチャンネル(元ベイレーン)はシフィとレナナという2人のキャラクター性を生かし、物語部分を伸ばしているのが特徴。
おちゃらけた内容も多いのですが、今回は余命というヘビーなテーマなだけに、かなりがっちりと物語部分が作り込まれており、しっかりした一本の作品になっています。
マリオの世界は薬物中毒者が見てる幻覚?意外と知られていないマリオの都市伝説!
(10月8日)
キズナアイのチャンネルでたまに出てくる、ブラックアイ。今回も都市伝説を語りに現れました。一応分裂したキズナアイとは別扱いの裏人格的な存在で、だいぶ前から登場しています。
本編の都市伝説も面白いのですが、注目したいのは後半のNG集。ブラックアイが読み間違えると、表のキズナアイが笑ったり突っ込んだりする、という展開に。この構成はバーチャルならでは。
分裂したキズナアイはというと、サラウンドで視聴者に迫ってくるというハーレム展開に。この勢いで三等分の花嫁も是非見せてほしいところ。
【HANDCLAP】2週間で10kg痩せるダンスをVTuberもやってみた【効果音全部俺】
(10月5日)
電脳少女シロの為動画再び。今話題の、2周間で10kg痩せるダンス「HANDCLAP」を、自分の口から出した音の組み合わせ、いわゆる「全部俺」で再現。真ん中で踊り狂う水着のシロと、四方から歌と効果音を歌うシロ。明るく楽しい雰囲気で狂気溢れる内容になっています。今後電脳少女シロをオススメする時に見せたい、彼女を一発でよく知ることができる内容です。
【ライブ音源】ファンサ / HoneyWorks(cover) 【ときのそらwithそらとも】歌ってみた
https://www.youtube.com/watch?v=2y-KlSZTEH8
(10月7日)
10月6日にワンマンライブを行ったときのそらが、ライブ音源を使ったMVを披露。一発撮りとは思えないクオリティの、ハイトーンボイスを生かした歌声を聴かせてくれます。MVの丁寧な完成度も必見。
ライブ音源なので、ライブを見に来ていたそらとも(ファンの名称)のコールがきっちり入っており、イラストも描かれています。全力で歌うときのそらにあわせ、全力で歌うそらともたちの声にグッと来る。今までのときのそらの歩みの中に、そらともの存在が欠かせなかった、と言わんばかりの情熱的な映像になっています。
【歌ってみた】しんでしまうとはなさけない!【リゼアン/にじさんじ】
(10月9日)
リゼ・ヘルエスタとアンジュ・カトリーナのカバー曲は、元は鏡音リン・レンの掛け合いがユニークだったファンタジーRPG風味の曲。皇女リゼと錬金術師アンジュにぴったり。
コミカルな内容でMVもキュート。歌はものすごく高速で難しいのですが、見事に歌い上げています。超高音パートをがっちりおさえるリゼ、振り回され感のあるアルトパートをアンジュが歌い、2人の息はぴったり。世界観にあった「歌ってみた」は、VTuberならではの楽しみの一つです。ところで戌亥はどうなった……?
【まりなす】EXCITE – 三浦大知(Cover) / 鈴鳴すばる[Vtuber]【MV】歌ってみた/踊ってみた【仮面ライダーエグゼイド主題歌】
(10月11日)
まりなす(仮)の鈴鳴すばるのソロ曲は、仮面ライダーエグゼイドの主題歌。音の強さと力の抜き加減のバランスがいい歌声で、ノリよく歌い上げています。
映像は、分かる人には分かる原作オマージュ。全体的にかっこいいのですが、奏天まひろ、音葉なほ、燈舞りんの三人が登場して攻撃するシーンはかなりコミカル。そのあたりの緩急も含めて、飄々とした鈴鳴すばるらしさがよく出ているMVです。
【替え歌】『腐れてんだー』(Official髭男dism『Pretender』)
(10月11日)
BL大好きな歌のお姉さん鈴鹿詩子がアップしたのは、「Pretender」の替え歌。歌詞を鈴鹿詩子流に変化させて、成人女子の哀愁を歌い上げます。
原曲を知らなくても、替え歌のクオリティが異様に高いので楽しめるはず。BL好き独身女性の痛みと楽しさが高らかに歌われています。
さすが歌のお姉さん、歌もパフォーマンスもうまい。悲哀に溢れたブルース感もたたえつつ、それこそが幸せ、と歌い上げるスタイルも好感が持てます。
【歌ってみた】バーチャル空間で書道をしながら「シュガーソングとビターステップ」【謎技術】Covered by ぴろぱる
(10月9日)
バーチャル書家少年のぴろぱるがアップしたのは、シュガビタのカバー。歌がうまいのもさることながら、VR空間に歌詞をすべて書き出す技術に注目。
本当に書道家のぴろぱる氏、彼の文字のうまさが堪能できる動画です。そもそもデジタルで筆字を描くのが難しいのですが、それでもきっちり躍動感ある個性を出しているので引き込まれます。彼の文字は町田ちまとジョー・力一のカバー曲でもたっぷり堪能できます。
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