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VTuber 2019.07.15

歌って踊るルキロキがかわいすぎる!初の「お誕生日会」に溢れた熱狂

6月29日、東京・池袋HUMAXシネマズにて、双子の妖狐VTuber流石乃ルキ・ロキのリアルライブイベント「ルキロキお誕生日会2019〜リアルだよ♡サスガー集合❤〜」が開催されました。

20時からという遅めの時間帯からにもかかわらず、池袋HUMAXシネマズのシアターは満員御礼。二人の誕生日を祝うために各地から集結した「サスガー」(※流石乃ルキ・ロキファンの呼称)の熱気はすさまじく、歌に企画にと大盛り上がりな生誕祭となりました。

2018年10月デビューとVTuberとしてはやや後発ながら、いまやチャンネル登録者数は10万人を突破。いま勢いのあるVTuberであるルキロキの魅力が余すことなく発揮された、本イベントの様子をお伝えいたします。

池袋HUMAXシネマズに、サスガー集合!

先述の通り開場は遅めだったのですが、僕が来場した時点で、すでに紺と黄色のペンライトの二刀流でスタンバイしている方もかなり見受けられ、会場は開演前から熱気に満ち溢れていました。

なお、今回は携帯電話・スマートフォンに限り撮影OK。さらに「ライブが始まったら是非立ち上がってお楽しみください」というアナウンスもあり、映画館とは思えないレギュレーションには地味に驚かされました。

そしてルキとロキの2人によるアナウンスの後、ルキロキ生誕祭は幕を開けました。

生誕祭は最初からフルスロットル!

開幕はルキロキの1stオリジナルソング「ルキロキ☆ラッキー」! 生誕祭の幕開けにこれほどふさわしい一曲もないでしょう。MVを模したステージ演出もさることながら、なにより二人の息のあった歌とダンスが……かわいい。ちょこまかと動くだけでかわいいのが、ルキロキの真骨頂です。もちろん、収録音源とほとんど差異がない歌声は聞き応え十分です。

一曲目が終了すると、あらためてルキロキの二人からあいさつがありました。そのあいさつに沸き立つ観客。「これがサスガーか……!」と背筋が伸びる思いでした。

ここでステージの全容を落ち着いて見ることができました。スクリーン越しに映るステージは、観客がいるシアターから地続きになるように作られていて、実在感を強く創出しているように感じられました。本ライブはVTuberのライブを実現するバーチャル3D空間上のエンターテイメントスペース「SPWN」にて開催されており、池袋HUMAXシネマズにおいて、リアルとバーチャルの境目はすでにあいまいです。

ここからしばらくMCタイム。「今日でたしかひゃくじゅ……」と口走りそうになったロキをルキがあわてて止める一幕もあり、和やかな空間が広がっていました。そして、「ちゃんと全部歌い切るのよ!」とルキからロキに釘を刺し、それぞれのソロステージが始まりました。

自信家で根っからのアイドル気質なルキが選曲したのは「私、アイドル宣言」。夢に向かってポジティブに走り続けるアイドルの心情を描く、この曲とルキの相性はまさに最高の一言。「ハイッ!」「You’re My angel !」などの合いの手も気合が入ってましたね! アイドル・流石乃ルキはたしかにそこにいました。

一方のゆるゆるでちょっと気だるげなロキは「恋愛サーキュレーション」を選曲しました。ロキの魅力のひとつは、普段の雰囲気から一転した、凛とした歌声。けれどもこの曲ではそうした雰囲気も残しつつ、ロキらしいゆるふわなテイストも感じられる、絶妙な歌声になっていました。ハマってましたね!

お祝いのメッセージと突然のクイズ対決

3曲歌い上げたところでふたたびMCタイム。ここで、ルキロキのお誕生日を祝って、様々なVTuberからお祝いのビデオレターがお披露目されました。

まずは、Re:AcTの花鋏キョウと獅子神レオナからのビデオレター。ルキロキとの共演経験があり、ともに後発デビューのアーティスト志向の強いVTuberということで、仲の良さがうかがえました。

2人目はupd8にも参加している音羽ララ。こちらもアーティスト志向としてのコンセプトが共通するほか、歌コラボも実施し、さらにデビュー時期も近いという共通項があります。二人を「先輩」と呼び慕い、ルキロキ側も距離の近さを感じさせる反応がありました。

そして3人目には天神子兎音が登場。妖狐な二人よりもさらに長命な先輩神様からは、「こけないように足元に気ぃ付けてね!」とアドバイスがありました。子兎音様だけコラボがまだの状態で、 子兎音様からは「いつかコラボしたいね!」との意気込みも寄せられました。

以上3組からのお祝いで会場が和やかになっていたところに、次のコーナーが突如としてやってきました。その名も「日本侵略大作戦!都道府県クイズ対決」です。

もとをたどれば、二人はこの世界に恐怖と混沌をもたらすために異界から召喚された妖狐。すっかり忘れられかけていますが、「侵略する日本のこと、わかってるよね?」ということで、都道府県にまつわるクイズをルキとロキの二人で対決形式で回答してもらうというコーナーでした。

そしてこのコーナーは観客もスマホから参加できました。SPWNのWebサイトから、画像のように回答して参加できる、双方向性が意識された仕掛けです。

クイズの内容は、小学生レベルのものから、「日本の最南端がある都道府県は?」といった引っかけ問題など様々。あーでもないこーでもないと騒ぎながら、若干のトラブルもあったものの、会場全体でものすごく盛り上がる企画となりました!

なお、クイズは「お約束」によって、最終問題を回答したロキに大量ポイントが与えられてロキの勝ち。そのご褒美は……「後半で発表!」ということで、一旦休憩となりました。

休憩の合間には会場内スピーカーを使ったお遊びも。右のスピーカーから声がしたり左のスピーカーから声がしたり、会場をぐるぐる回るように声が目まぐるしく動いたり、無邪気さが輝いていました。

後半戦 ~ 重大発表もあるよ!

後半戦はオリジナル曲「イイカンジ!!」からスタート! ルキロキの無邪気さがこれでもかと出てくる文字通りいい感じの一曲。なによりコールがにぎやか! MVをイメージしたステージ演出も盛り上がりポイントでした。

続けての曲は「アウトサイダー」。このステージではSPWNのページからスイッチを連打することで、ステージ演出がどんどん豪華になるというギミックが披露されました。僕も画面をひたすらタップしつつ、ここまでと一転して非常にかっこいい二人の歌声に聞き入っていました。残念ながら最高演出には届きませんでしたが、「これもライブの醍醐味」というコメントをルキは残していました。

最後の一曲に入る前に、お互いに日ごろの感謝を伝えるお手紙を読むコーナーが。普段こそあまり見せないものの、ルキロキがお互いへの信頼の上で活動を続けていることが伝わってくる一幕でした。

そしてここで重大発表が。まず一つ目が、カバーアルバムの3ヶ月連続リリース。歌唱力に定評のあるルキロキの音楽展開が増えるのは素直にうれしい!最初のアルバムは7月に発売予定とのことです。

そして二つ目は、なんとリアルライブの3ヶ月連続開催決定!これには会場も大きく盛り上がりました。「Looking!」「Rocking!!」「Lucky!!!」と題された3つのイベントの内、7月27日に第1回目「Looking!」の開催がすでに決定しています。場所は同じく池袋HUMAXシネマズになるとのことで、「またここでみんなと会えるね!」と二人も非常に心待ちにしている様子でした。

そして最後に、前半のクイズ対決で勝ったロキへ、次のイベントで提供するコラボドリンクのプロデュース権が与えられました。ロキが手がけるドリンクは果たしてどのようなものになるのか……! ちなみに今後のイベントでもプロデュース権がどちらかに渡るかもしれない、とのことです。

大きな発表の連続に会場も沸き立つ中、最後の曲として「Initial Song」が歌われました。音符とパーティクルが舞うステージの中、ルキロキ生誕祭はしっとりと幕を閉じました――

しかし、ないわけがありません、アンコール。サスガーの熱い声に応えて、ルキロキは再び登場。最後は「太陽系デスコ」を披露し、大歓声のうちに生誕祭は終幕となったのでした。

かわいい侵略が始まった

ルキロキの魅力。まず最初に挙がるべきは「とにかくかわいい」でしょう。ピョコピョコとゆれるケモミミに、ひらりとゆれるスカート。正反対だけどどこか噛み合う性格。キュートな魅力が小さな体にぎゅっと詰め込まれた二人は、今回のステージでも高い精度のモデリングとトラッキングによって余すことなく魅力を振りまいていました。

しかしただのかわいいではとどまらないのも魅力の一つと感じました。耳心地の良いハモりに象徴されるように、歌唱力は高次元にまとまっており、ライブにおいてもそれがブレませんでした。その上でダンスもキュートに安定していて、ライブパフォーマンスとしてとても魅力的。かわいいのに歌も踊りもできる。まさにアイドルなのです。

そんなルキロキを応援するサスガーもとにかく熱気がすごく、サイリウムの統率レベルや完璧なコールなど、アイドル現場慣れしていそうな印象を受けました。帰り際に「次は……アリーナとかきますかね……」と話している方もいらっしゃって、ルキロキはこうした熱量にあふれた方々の応援を受けて伸びてきたのだと肌で感じることができました。

重大発表の通りですが、ルキロキはこれからさらに活動を活発にすることは確実です。これほどまでに高いポテンシャルを持つのですから、今後の活動を通してさらに伸びることは間違いないでしょう。歌って踊れる、かわいい双子の妖狐の「侵略」が、いよいよ本気を出してきたと感じる生誕祭でした。


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