Home » ひと夏の熱戦を見逃すな。天開司主催のコラボ企画「Vtuber甲子園」の見どころを紹介


VTuber 2019.08.20

ひと夏の熱戦を見逃すな。天開司主催のコラボ企画「Vtuber甲子園」の見どころを紹介

8月17日に「REALITY FESTIVAL3」にて、天開司さん主催・企画・実況の「Vtuber甲子園」が配信されました。「Vtuber甲子園」は、人気VTuberの舞元啓介さん、椎名唯華さん、歌衣メイカさん、大空スバルさんの4名が、「実況パワフルプロ野球2018」で育成したチームを率いて対戦するという内容です。

天開司さんと椎名唯華さんは、以前同じルールの「実況パワフルクズ野球 ~栄冠ナイン一本勝負~」を配信しており、こちらも大盛況の企画となりました。今回天開司さんは実況に回り、新たな挑戦者3人を迎えて試合を盛り上げます。

今回の記事では、激闘が繰り広げられた「Vtuber甲子園」の見どころをピックアップしてお届けします。

※本記事は試合内容のネタバレを含むので、初見で見たい方はREALITY STUDIOのYouTubeチャンネルおよび天開司さんのYouTubeチャンネルを御覧ください。

目次

ルール

リーグ戦
第1試合 ホロライブ女学院×にじさんじ高校
第2試合 にじさんじ農業×upd8商業
第3試合 にじさんじ高校×にじさんじ農業
第4試合 upd8商業×ホロライブ女学院
第5試合 upd8商業×にじさんじ高校
第6試合 ホロライブ女学院×にじさんじ農業

決勝戦

大盛況のVtuber甲子園を終えて

ルール

「Vtuber甲子園」では「実況パワフルプロ野球2018」の栄冠ナインモードで3年間育成したキャラクターを使用します。キャラメイクではそれぞれのグループに所属するVTuber(&関連性のある人)を元にしているため、upd8、ホロライブ、にじさんじの選手が勢揃いするVTuberのオールスターゲームが実現しました。

なお、椎名唯華さんと舞元啓介さんは同じにじさんじ所属となるため、使用したい選手を選ぶドラフト会議配信を実施。JK組(月ノ美兎さん・樋口楓さん・静凛さん)は椎名唯華さんが指名、咎人(剣持刀也さん・伏見ガクさん)は舞元啓介さんが指名するなど、両者ともコラボグループによるシナジーを狙う(?)作戦に出ています。

本番では総当たりの予選リーグ戦を行い、勝ち点で決勝に進出する2チームを決定。対戦中は選手を直接操作せず、交代などの指示以外は選手の活躍を見守ります。果たして、激闘を制し優勝するのはどのチームでしょうか?

(以下、ゲーム内選手名は敬称略)

リーグ戦

第1試合 ホロライブ女学院(大空スバル)×にじさんじ高校(椎名唯華)

初戦となるホロライブ女学院とにじさんじ高校の試合は、波乱の展開となりました。1回裏にときのそらが先発天開司の球からVtuber甲子園の開幕先制点を放つと、3回裏にはロボ子さんのソロホームランが放たれ、その後も猛打で4点差を開きます。さらに満塁の大ピンチを迎えますが、にじ高はここでガスマスク姿の月ノ美兎を投入。なんとか危機をしのぎます。

しかし、その後も徐々に地力で点数を追加していくホロ女。本間ひまわりへの交代を行うも、百鬼あやめに2ランを許し、ついには8点差に。だが最終回表、ホロライブ女学院がピッチャーを白上フブキから猫又おかゆへ交代すると状況が一変、戌亥とこの得点を機に、一挙3点を追い上げます。

猫又おかゆの体力もなくなり満塁のピンチに登場したのは、ときのそらのマスコットでおなじみの「あんきも」。明らかに異質なキャラの登場で会場はざわつくも、登板してすぐ2点を取られ、さらに郡道美玲から満塁逆転ホームランを浴びて大炎上。その後も打線は止まらず、8-11でにじさんじ高校が勝利しました。

「運ゲーマーズ」と悪名高い、椎名唯華監督のメイクドラマがいかんなく発揮された初戦。大空スバル監督いわく、「あんきもは引退でーす」とのこと。

第2試合 にじさんじ農業(舞元啓介)×upd8商業(歌衣メイカ)

大波乱だった初戦とは対称的に、第二戦は一進一退の攻防が繰り広げられます。先発には、先ほど大炎上したあんきもと似たシルエットのでびでび・でびる、大会ナンバーワンピッチャーと名高いキズナアイがそれぞれマウントに立ちます。

黒いでびでび・でびるの圧力に動揺する実況席でしたが、初回ケリンの打撃でupd商が先制点を獲得します。しかしその裏、にじ農の4番ベルモンド・バンデラスの犠牲フライで同点に追いつきます。

3回表、またしてもケリンの打撃でupd商は追加点を獲得します。しかし4回表ににじ農のエース剣持刀也がマウントに立つと流れを引き寄せ、4回裏に咎人シナジーの効果があったのか伏見ガクの同点打、そして竜胆尊が満塁からの決勝2点打で一気に引き離します。

最後はユードリックが抑え、4-2でにじさんじ農業が勝利しました。

第3試合 にじさんじ高校(椎名唯華)×にじさんじ農業(舞元啓介)

同門にじさんじ同士の対戦カードとなったにじさんじ高校とにじさんじ農業もまた、劇的な試合になりました。

初回からピンチを迎えるにじ高先発の天開司でしたが、なんとかピンチをしのぎます。一方、その裏でにじ農ユードリックは郡道美玲に捕まり、先制打を与えてしまいます。しかし2回表に打撃で活躍し、失った1点を自分で取り返します。

にじ農は剣持刀也に交代しますが、ここまで活躍していた虚空ボール(スーパースロー)が戌亥とこに捕まり、そこへ静凛が追撃します。さらに4回裏には再び郡道美玲のバッティングで点数を4-1に引き離されてしまいます。

しかし、ここで終わらないのがにじ農の底力。5回表に怒涛の連打を浴びせると、葛葉が反撃の1点を追加。本間ひまわりへの交代でも一度火を吹いた打線は止まらず、一挙6点を追加して逆転に成功します。

最後は葛葉の追加点とでびでび・でびるの抑えにより、4-8でにじさんじ農業が勝利します。

第4試合 upd8商業(歌衣メイカ)×ホロライブ女学院(大空スバル)

upd8商業とホロライブ女学院では、注目のカードが揃いました。それは、VTuber界隈を引っ張り、Vtuber甲子園でもそれぞれスーパープレイヤーに成長したキズナアイとときのそらによるドリームマッチです。

先発キズナアイ、大神ミオがそれぞれ好投を見せるも、3回表に1・3塁のピンチにホロライブの主砲ときのそらが登場。中央を抜けるバッティングで先制点を放ちます。さらに赤井はあとが1点を追加。しかしその後は両高校譲らず、無失点の投手戦が続きます。

試合が動いたのは6回裏、代打の懲役太郎のヒットからMZMコーサカの代走、のらきゃっとのバントと繋ぎます。白上フブキへ交代するも、ケリンのぶちとば3ランホームランで3-2の逆転に成功します。

しかし、織田信姫の登板後にホロライブも怒涛の反撃を見せます。紫咲シオンの同点打からロボ子さんが満塁にし、そして再びときのそらが決勝打を放ちます。一度は交代を迷った白上フブキも最後はきっちりと抑え、3-4でホロライブ女学院が勝利します。

第5試合 にじさんじ高校(椎名唯華)×upd8商業(歌衣メイカ)

大会ナンバーワンピッチャーながら、ここまで勝ち星のないキズナアイ。しかしにじさんじ高校とupd8商業の試合では、その豪腕がうなります。

1回表、先発天開司は春日部つくしから早々と先制点を取られます。一方キズナアイは安定した立ち上がりを見せ、3人でピシャリと抑えます。その後も不安なナックルボールを投げる見せる天開司と対称的に、キズナアイはゲッツーを決めるなど、信頼感のある投球を行います。

5回表、ヘロヘロになった天開司から月ノ美兎に交代するも、再びケリンのバットが火を吹き追加点を与えます。一方キズナアイは体力の衰えを全く見せず、これまで打点を稼いできたにじ高の打線にチャンスを与えません。

最終回表、にじ高は本間ひまわりに交代するも、またしてもケリンのヒットからたけしの得点へと繋ぎ、ダメ押しの1点を追加。その裏のにじ高の攻撃も一切すきを与えず、最後は三振でゲームセット。0-3の完封でupd8商業が勝利、キズナアイは無四球完封勝利を果たしました

第6試合 ホロライブ女学院(大空スバル)×にじさんじ農業(舞元啓介)

リーグ戦最終試合となったホロライブ女学院とにじさんじ農業では、この勝ち点でどこが決勝に上がるか決まる重要な試合。コラボでもおなじみの「舞スバ」対決では、お互い手加減なしの全力勝負となりました。

左ピッチャーに弱いと語るにじ農打線は、大神ミオのピッチングに苦戦を強いられます。一方で一回裏、ユードリックは立ち上がりから赤井はあとのヒットで一挙2点を奪われます。さらに3回裏で満塁の危機を迎えるも、ユードリックがダブルプレイでなんとかしのぎました。

続いてにじ農のエースの剣持刀也が登板して素晴らしい立ち上がりを見せるも、攻撃では大神ミオからなかなか点数を奪えません。追い打ちをかけるかのように、5回裏に赤井はあとが虚空ボールからソロホームランを叩き出します。それでもジョー・力一のスーパーキャッチもあり、これ以上の追加点を許しませんでした。

6回表、大神ミオも体力がなくなり、白上フブキへと交代します。しかしベルモンド・バンデラスへのデッドボールから伏見ガクのヒットで2点追いつきます。今度はホロライブ女学院も満塁の危機を迎えるも、白上フブキがしっかりと抑えます。

最後は白上フブキが3人で締め、3-2でホロライブ女学院が勝利しました。これでリーグ戦全試合が終わり、ホロライブ女学院とにじさんじ農業が決勝へ勝ち進みます。

決勝戦 ホロライブ女学院(大空スバル)×にじさんじ農業(舞元啓介)

ついに訪れた決勝戦は、前戦に引き続き「舞スバ」対決となりました。前回の「パワクズ」後に出演を熱望してきた舞元啓介監督、野球は素人ながら攻守ともに強力なチームを作り上げてきた大空スバル監督による因縁の対決が始まります。オーダーはホロライブ女学院は変更なし、にじさんじ農業は今大会で活躍をしてきた伏見ガクを4番に据えます。

にじさんじ農業の先発はユードリック。「栄冠ナイン」では散々な評価からスタートした彼ですが、Vtuber甲子園本編ではにじ農を支える柱に成長しました。対してホロライブ女学院は、多くの猛打者を打ち取ってきた大神ミオ。初回から三者凡退に抑えます。

ホロ女は4回表、全試合で猛打を放った赤井はあとの打撃を機に満塁のチャンスとなるものの、舞元啓介監督はユードリックを交代せず、この回を抑えます。一方で攻撃では大神ミオを打ち崩せずチャンスを掴めません。さらに5回表、1・3塁のピンチに主砲ときのそらを迎えたタイミングで、でびでび・でびるを投入。ゲッツーで大ピンチを乗り切ります。

にじ農はこのまま勢いに乗りたいところですが、やはり大神ミオの壁は高く、点数が取れません。しかし、にじ農もホロ女も打線が少しずつ勢いを増し、毎回塁を出すピンチが続きます。

7回表、ホロ女の攻撃でターニングポイントが発生。3塁に走者がいるタイミングで、これまで何度も快音を響かせてきたときのそらがバッターボックスに立ちます。ここでタイムを行った舞元啓介監督は「ここで勝負に徹するなら敬遠ですよ」と迷いながらも「舞スバに逃げはねぇ!」と勝負に挑みます。でびでび・でびるは監督の思いに応え、ときのそらを三振に打ち取ります。

さらに8回表には剣持刀也を投入。2・3塁の危機で再び迎えたターニングポイントも抑え、8回裏で快進撃を見せます。剣持刀也のヒットに続いたのは、ドラフト1位指名でとったジョー・力一。舞元啓介監督が信じてきた打線が、この正念場で花開きます。一方大神ミオはこのタイミングで体力の限界に。

いつもは元気娘の大空スバル監督も本気トーンで投手交代を宣言し、これまでピンチを救ってきた白上フブキをマウンドに送り出します。しかし、魔界ノりりむの1打で剣持刀也がホームイン。ついに待望の一点が入ります。

最終回、白上フブキが打撃で繋ぎ、上位打線のチャンスがやってきます。しかし、剣持刀也はときのそら相手に粘りのピッチングを見せ、かつてホームランを打たれた虚空ボールでゲームセット。舞元啓介監督率いるにじさんじ農業が優勝を決めました。

大盛況のVtuber甲子園を終えて

にじさんじ農業の優勝となったVtuber甲子園ですが、全編にわたり見どころの多い名試合が繰り広げられました。大逆転のエンターテイメントを見せた椎名唯華監督、キズナアイ投手の実力を見せつけた歌衣メイカ監督、誰より熱く試合にぶつかってきた大空スバル監督、そして最後まで選手を信じた舞元啓介監督の全員が素晴らしい活躍を見せてきました。

天開司さんは、7月からスタートさせたVtuber甲子園が大成功したことに対し、4名の監督、企画をREALITYで実現したスタッフ、そして視聴者に感謝を述べました。さらに「もし第二回Vtuber甲子園があるのであればまたご覧いただけたらと思います」と告げ、大会の幕を下ろしました。

「Vtuber甲子園」のアーカイブ配信先はこちら。
REALITY Studio YouTubeチャンネル
天開司 YouTubeチャンネル(リーグ戦のみ)

「実況パワフルクズ野球 ~栄冠ナイン一本勝負~」の記事はこちら。

(参考)REALITY Studio YouTubeチャンネル天開司 YouTubeチャンネル


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード